第44話 【月間スラム国コラボ、4本目 フィナリア×ノア・エリナ―】コラボで生配信をしました。 ①


【月間スラム国コラボ、4本目 フィナリア×ノア・エリナ―】コラボで生配信をしました。①



:うおおおお!


:人選神過ぎて草


:ノア・エリナ―って確かメイドだったよな?


:↑メイドであってるよ


:メイド同士の生配信なんて神過ぎるやろ



私は隣に可愛い女の子というか、女性を見てしまい委縮してしまっている。

来ている服はかわいいメイド服。



『それではフィナリアさん配信始めましょうか』

『はい。よろしくお願いいたします』



そうして私は配信の電源を付けた。


『スラム国ーファイ!オ――!どうも皆さんフィナリアです。今回は第4回コラボということで生配信をしたいと思います!今回の生配信ではですね、えっと……』


緊張して呂律ろれつが回らない……

私の耳元にかすかな声で「……げすと(ボソ)」とささやいている。


『ゲストが来ていますのでさっしょく紹介します!!』

『汚い部屋はないですか~?どうも、ノア・エリナ―だよ~』




:エリママーー!!


:家政婦のエリ


:フィナリアちょっと噛んだよな?


:さっしょくって言ってたもんなwww



『始まる前からフィナリアさんがものすごく緊張しているので、私まで緊張してしまいますが、気にせずいこうと思います~』

『そ、そうですねそれでは今回のコーナーに写っていきましょうか』


今回は私とノアさんが、2人で考えとある企画を作ったのだ。

それは……


『【どちらが使用人にふさわしいか!使用人対決コーナ~!!】』



:パチパチ!!


:なるほど!対決か!!


:フィナリアに勝てる未来が見えないけど


:どんな対決なんだろう!!



いろんなコメントに私は、若干心が軽くなったような気がした。


『それではまずは公平を出すために、スラム国とカラミア学園外のライバーを審査員として用意しました』



:なんとなくわかるぞ


:俺たちももうさすがにわかる


:おちゃ漬けさんだろ?さすがにわかるぞ


:それな



『おちゃ漬けさんどうぞ』

『はいはーい!湯呑の擬人化おちゃ漬けです~』


:やっぱりじゃねえかwww


:なんとなく予想はしていたぞwww


:スラム国のマネージャーがマネージャーしすぎてるやろ


ただしこれだけでは終わらない。

実は1呼んでいる。


『そしてもう1人』



:は??


:嘘やろ?まだおるんか?


:ディア王女とか言いそう


:↑あり得る



『もう1人はこの方です!』

『ぷしゅうう……ゴクゴク……』



:ん?www


:おいおいいおいおい


:やっべぇやつ来たんじゃねえか?


:まずいですよ!!



『みんら~元気にしてるら~!私青山花林あおやまかりんらよ~』



:うおおおおお!!!


:花林きたああああ!!


:ソロVライバーじゃねえか!!


:誰??


:わからん……


:↑前に夜亜きらりと猫鎌ヒカリでの新人ライバー紹介で紹介したVライバー


:あ~!演技って書いてた……生で聞くとやっべえ



『はい、ということで今回は審査員を2人準備しました。そして今回のルールを説明します。今回は私とノアさんに別々で審査員がつきます。そして2人には別々の部屋であることをしてもらってその合計が一番高い人が勝利です。ちなみに2人のする内容は同じとなります』



:なるほど、別々の部屋でそれぞれ同じことをテストして、どっちがメイドにふさわしいか決めるってことやな!


:↑詳細説明ニキ助かる


:誰が誰に付くのかめっちゃ気になる


:どんなテストかも気になるな



一応誰が担当になるかも事前に決めてはいる。


『私フィナリアの担当審査員は青山花林さんです。よろしくお願いします』

『そしてわたくしノアの担当審査員はおちゃ漬けさんです。よろしくお願いいたします』



:ナイス人選!


:公平にしないといけないもんな


:お互いよくわかってない者同士だもんな


『とりあえず場所を移動しましょう』


と私はおもむろに立ち上がる。

おそらく配信画面では広い部屋を真正面からとっている形になっているだろう。


ここからは画面を分割してそれぞれの部屋の状況をみんなに見せることになる。

ちなみにコメントを見るのは禁止となっているので。私は自力で答えないといけないことになる。

王女にお仕えるメイド……使用人としてこのコーナーは負けるわけにはいかない。

そうして私は部屋に入る。

部屋は比較的小さく、長机と椅子が設置しているだけだった。

ちなみに正面の壁には今、視聴者が見ているであろう画面が映し出されている。

その時、画面が黒くなったと思えば中から、とあるライバーが出てきた。


『ここからの出題者は私、猫鎌ヒカリにお任せにゃー!』


そう猫鎌ヒカリさんに司会をしてくれるよう頼んだのだ。

夜亜きらりでもよかったのだが、おそらくとんでもないことになるので、猫鎌ヒカリにした。

彼女は私とも、カラミア学園とのライバーとも

適切な距離感があると考えている。


『それじゃあ早速行くにゃけど!2人は問題ないかにゃ?』

『はい、私は大丈夫です』

『問題ありません。ディア王女の使用にであるこの私が必ず勝って見せます!』

『2人の気持ちがよく分かったにゃ!それじゃあ第1問!第1問?問題というかこれは実戦形式にゃよね?』

『そうですね。フィナリアさんどうしましょう?』

『ヒカリさんに読み方は任せます』

『うにゃあ~責任重大にゃ~。じゃあ1個目行くにゃよ~!』

『『はい!』』


私たちの生放送はまだまだ始まったばかりです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る