応援コメント

【キヅキコラム】伏線は借金と思え」への応援コメント

  • をををを、これは見事ですねっ。創作論コラムの中でもこんだけ「うまいこと書いてる」感のある例は、なかなかお目にかかかれません!
    前のコラムも秀逸だったんですが(どんどん更新が進んでいったので、コメントしそびれました)、これはさらに磨きのかかった語り口。正直、タイトル拝見した段階だと「んー、この喩えはどうかな?」と思ったんですが、

    >だから、読者はわくわくしてるし後で満足もしてくれる……と考えます。
    >借金で言えば、「倍にして返すから喜んでるはず」てなもんです。

    このへんで「むう、確かに」と思わせ、

    >ろくに金を返さない友人が、何度も金を貸りに来たら、どう思うか。
    >気持ちよく貸す気になれますか?
    >「おまえ、いい加減にしろよ」って思いません?

    ここの畳み掛けで「おおお、まさにその通りっ」とすっかり辻説法師に投げ銭やりたくなる信者の気分に w

    でもなんででしょうね。なんか、しくしく痛みも感じるんですけど、耳の辺りが……。



    痛み止め代わりというわけじゃないですが、星二つだったのを一つ増やしときました。まあ、こんだけ名物企画になってる内容と分量に改めて敬意も表しまして、です。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    お褒めいただいてなにより。胸に刺さったならうまく書けたということですかねw

    いや、湾多さんを狙い撃ったつもりはないですし、もし私がそう思ってたら、逐一伝えてるはずです。特に連載作品では。

    初心者はともかくベテランにも伝えたい、無論私自身も自戒したいのは、読者の不満を感じ取れという部分かなと。

    これ以上借金できる余裕があるのか。予定を繰り上げてでも多少なり返しておく場面ではないのか。私も神風描きながら、「そろそろ読者じれてそう」とか「もったいぶりすぎてはいかんな」とか考えて、構成変えたりしてます。とくに長編では、ここらのバランス感覚が読者維持には重要で、なのにそこに触れてる人はあまりいないよなーと思いまして。

    まあ一番の問題は初心者が長編、それも複雑なやつにチャレンジすることなんですが……そりゃ破綻もしますわ。

    ともあれ、連載作品を書いてる者同士、自分が借金持ちであることを常に忘れないようにしたいものです。

    おっと、★一つありがとうございます。地味に嬉しいです。
    PVはえらい伸びてるんですが、星はさっぱりなのでこの企画。まあ所詮素人の戯言なので、評価が欲しいわけでもないんですが。それより自作を読んでもらう方が嬉しいw

  • なるほどなるほど。これは確かに。
    伏線に限らず、信用できない語り手、なんかも……文がうろんだと信用できないのは語り手なんだか作者なんだかになりかねないという……あはは、私のことでしたわ(半泣き

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!

    それです。
    初心者の原稿読んでると、作者のミスなのか引っ掛けなのかほんっとにわからないんです。時系列や設定からミスってるミステリに叙述トリックとか使われると、読んでて叫びたくなりますw

    スロさんはある意味その上で、文章力は高く信頼性はあるはずなのにトンデモな領域に話が行く、ある種ネタ化したタイプというか、信用を逆手に取ってるというか……そういう芸風だと私は解釈してますw

  • これはうまい表現です!

    読者をドギマギさせるなら、それに価値のあるオチをつけるのは良い作品の条件でしょう。
    その伏線が中途半端になると読む方にもストレスになりかねませんよね。
    私も気を付けないと。

    >・読者にバレない伏線を張れ
    これは確かに効果的です、今まで気にしてなかったポイントにズドンとオチが付くのは読み手に良い不意打ちを食らわせられるでしょう。

    逆にバレやすい伏線も面白いかもしれません。書き手がオチ付きの釣り針を垂らしておいて、読者がそれを探偵のように読み取って今か今かとオチを待つ。
    タイミングさえ外さなければコメディとして面白くなる……かな?

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!

    中途半端というか「もったいぶられる」感じですね。
    もったいぶるに相応しいネタならいいけど、そうでもない話を後回しにされると嫌な気持ちが先に立つもので。その感覚が借金に近いなーと。

    読者にバレない伏線は、ミステリでは基本ですね。これが綺麗に決められる作者で下手な人はいないと思いますし、それだけで勝負が決まるくらい効果的です。文章力と読者視点が必須です。

    バレやすい伏線による誤誘導とかもそうですね。「こう来ると思わせておいて別に行く」とか。慣れた読者程引っ掛かるやつです。

    私はわりと伏線読める方なんですが、先が読めちゃって冷める場合と、読めてもなおわくわくする場合があるんですよね。オチが面白いと、わかっていてもネタ明かしが楽しみになります。それをさらに上回ってくれたら、作者の評価は爆上がりしますw 

    コメディでもよくある手法だと思いますよ。笑いと意外性は切り離せませんから。

    しかしこう考えると、伏線の技術は隠し方と中身の二つで分けて考えられますね。ううむ、奥が深い……