【22】深夜放毒(ゆげ) その後のやりとり


【22】深夜放毒(ゆげ)

https://kakuyomu.jp/works/16817330662283997497



□ゆげさん:

じっくり感想、ありがとうございます!

ままままままさか絶賛いただけるとはこれっぽっちも思っていなくて…朝から震えています。

テーマがテーマですし、正直かなりビビっていたのですが、書ききることができて、企画にも参加できて本当に良かったと思います。

きっと参加すると信じていただけていたことも、嬉しかったです。


思いがけない感想の数々に気持ちがふわふわしていますので、お返事は心をしずめてから改めて近況ノートに伺いたいと思います。

文字を書くのにものすごく時間がかかってしまうので、先にお礼だけこちらから失礼させていただきました。

本当にありがとうございました。



■梶野:

参加お疲れさまでした。

私は正直に感想を書いただけですw

久しぶりのはずなのに前作以上で、正直驚きましたよ。


返事はとくに急ぎませんので、じっくり書いてください。



□ゆげさん:

梶野さん


改めまして、じっくり読みこんでいただきありがとうございました。

長くなってしまいますが、気づきなどお返事させていただきます。


その前に。本音感想が聞きたくて参加しているので、びしびし突っ込んでいただけるのはむしろ嬉しいし、ありがたいです。自分の問題点って自分ではなかなか気づけないので。それとタグですが、前の参加者の方の感想を読むと、タグまで言及されていることも多かったので、読む前に毎回チェックされているのかなとは思っていました。こちらこそ気を遣わせてしまい申し訳ないです。


また感想の最後で、性同一性障害という言葉を仰られていましたが、本作の主人公はそうかもしれないし、そうではないかもしれません。この問題は、自分にとっても一生の課題なのですが、最近ぐずぐず悩んでいたのもこのことが原因でした。カクヨム退会は単なるID変更のためではあったのですが、時期が重なり、ご心配おかけしました。


テーマは初めから決めていたわけではなく、まずは飯テロを書いてみようと思いたち、そこから梶野さん式にテーマをふりかけ、何パターンか考えてみたところ、するすると物語がすすんだのが男の娘でした。


……なんかいろいろしゃべってしまいました、すみません。お返事していきたいと思います。


>>インスタントラーメンと、トマトと卵

>インスタントラーメンが、袋麺かカップ麺か気になるところ。

まあ袋麺とは思いますが、早めに明記した方がイメージしやすいかと。


はい、袋麺です。付け加えておきます。


>>幼い私は兄のラーメンにどれだけ勇気づけられていたことか。

>これくらい強い印象なら、「たまに作ってくれる」ではなく「いつも」の方が合ってそう。


そうかもしれません、会話を見直してみます。


>>両親、特に父は私のことを娘だと認めてくれたことなんて一度もなかった。

>ここから始まる過去語りは、現実と分ける意味で、何かしら差別化した方がいいかも。

前後を二行空けるとか。

入りは気になりませんでしたが、ため息のところでちょっと引っかかったので、ため息前に二行開けるくらいでちょうどいい気がします。なくても大丈夫ですが、読みやすさを優先するなら。


ため息のところ、実は自分でも読み返すたびに引っかかっていました。前後を二行あけると読みやすい、思い付きませんでした。


>>両親はその分だけ年老いていて、あれほど怖かった父の背中が前よりも小さくなって見えた。

>「両親はその分だけ年老いていて」は、後の描写で十分だと思います。

あえて入れるなら母親の変化でしょうか、白髪増えたとか。


具体的な描写だけのほうがよさそうですね。父親だけでなく、母親の描写も付け加えようと思います。


>>実家ではおしゃれなんて絶対に許されなかったから。長い髪をふわっと巻いて、きらきらのトレンドメイクをしていた私は、まるで別人に見えたに違いない。

>ここら辺、とても上手い書き方ですね。

話に無理なく、巧みに事実を隠せています。


>>私がメイドカフェで働いていると知ったときの驚いた母の顏、震える父の拳。

>ここもお見事。


不自然にならないか、悩んだ部分でした。褒めていただいて嬉しいです。


>>「わあ、しわっしわのかっさかさだよ、見て」

>ネギとか生姜って、使い切らないと忘れ去られがちですよねw


ですです、よくやらかします。


>>でも、野菜室に冷えたトマトを見つけたときにピンときた。あ、これだって。

>この次の行、「職場近くの~」から先は改行して、『西紅柿雞蛋麵』の段落を独立させた方が、読みやすく印象も強まります。


ここで改行するんですね。やってみます。


>>味付けは付属の調味料を使うから絶対に間違いない。

>それはどうかとw

トマトに合わせるとなると、それなりに種類を選ぶ気もします。インスタントも味はたくさんありますし。

私なら「多分、大丈夫」くらいにしときます。


おお……味の種類は全然気にしていませんでした。今回とんこつ味で書いてますが、これももしかしたら「うえぇぇ」って思う方もいるかもしれない?ですね……(でも実際やってみたので大丈夫美味しいです)

表現は書き直しておこうと思います。


>>兄は小さいころから優等生だった。真面目で正直で、そして優しい。いつも後ろにくっついて回る私を、兄は邪険にすることなく甘やかしてくれた。

>ここから無断欠勤の話に飛ぶのは違和感があります。

会社の話に繋げるなら、兄の普段の仕事ぶり、真面目さ、職種を語るべき。

このエピソードは、兄を頼って家出した時くらいに回した方が自然です。


優等生で真面目で正直、から繋げるつもりだったのですが、優しい、を付け加えたせいで余分な一文が増えてしまいました。調整します。


>>寝ぼけたままぼんやりと電話に出た私は、まるで心臓を直接掴まれたかのような衝撃に飛び起きた。どこか緊迫した重々しいその声は確かに私の名前を呼んだ。咄嗟に「番号が違います」そう言おうとしたのに、全く声が出ない。ものすごいスピードで心が凍り付いていく。うっかりしていた。実家の電話番号に気付かないなんて。

>ここの描写は微妙。

名前を呼ばれて「番号が違います」は無理があるというか、「(名前が)違います」くらいがよくある対応では。あと、装飾がやや多いです。私なら、

「寝ぼけたままぼんやりと電話に出た私は、緊迫した声に飛び起きた。未登録の番号だが、確かに私の名前だ。驚きすぎて声が出ない。うっかりしていた。実家の電話番号に気付かないなんて。」


確かに名前を呼ばれたのなら「違います」としか言えないですね。関わりたくない人物からの電話で焦る様子を表現したいあまりいろいろ書きすぎました。

例文ありがとうございます。すごい、すっきり。参考にさせていただきます。


>>普段の勤務態度から、心配した社長がじきじきに兄のアパートを訪ねた。

>朝に出社しなくて、その日のうちに社長が訪ねてくるのは、流石にリアリティがないです。

二日や三日連続で出社しなければ、異常事態だと思うのもわかりますが。

社長が訪ねるのもかなり不思議に思いますが、まあ小さい会社だったり、個人的な親交があるとかならアリですかねえ。あるいは家が会社のすぐ近所とか。


どんな状況かだけさらっと説明しておこうと思って書いた情報ですが、実はこれ、まんま経験があって…。社長直々は特殊な状況だったですね。スマートになるように、この辺り、まるっと修正してみようかと思います。挙げていただいた例も参考にさせていただきます。


>>兄のスマホはまだ電源が入っている状態だった。

>ここはどうやって確かめたのか気になるところ。

おそらく電話をかけた結果だと思われますが、「電話は通じても出ない」のか、「電波の届かない地域か電源が入っていない状態」なのか、あるいは「お客様都合で使えない」のか。

父が連絡した上での情報でしょうが、ざっくりでいいので説明したほうがわかりやすいはず。


「電話は通じても出ない」状態です。(下に続きます)


>>冷静に考えて、行方が分からなくなってまだ一日も経過していないはずだった。

>ここの根拠がよくわかりません。

この日は月曜なので、週末が休日なら、一日以上空いている可能性があります。土日休みならなおさら。前日が仕事なら、「兄は日曜出勤したのち」などと添えるべきです。


「捜索願を出す」一文だけ残して、このくだりは省いたほうがスムーズな気がしてきました。


>>私の電話番号も、兄とは近くに住んでいることも、両親は把握していた。私が知らなかっただけで、私の周囲にはまだつながりが残っていたのだ。

>ここら辺、リアリティがあっていいですね。


主人公も突然失踪した身だったので、どう表現するかかなり迷ったところでした。


>>最近の履歴にいたっては、互いの誕生日に「おめでとう」と「ありがとう」が交互に並んでいるだけだ。

>ここら辺もすごくリアルw


うああ、ありがとうございます(小声)


>>やっとの思いで到着した兄のアパート、私はただドアの前で途方に暮れていた。

>とりあえず、中に入れるかどうかは確かめるものかと。


確かめたつもりでいました。描写入れておきます。


>「……え、お兄ちゃん見つかったって……?」

ここら辺のあっさり解決する展開も、リアリティが感じられてよいと思いますね。


>>ストレスとプレッシャーによる心身の不調。

>「兄は失踪中どこにいて、何故電話に出ず、今連絡が通じたのか」の説明がざっくりとでも必要です。


分かりました。説明付け加えます。「あまりの体調不良で病院へ。着信に気付いて折り返し実家へ連絡」くらいの説明でも大丈夫でしょうか…。それで、あっさり解決した、と。


>>私たちはタクシーに乗った。

>アパートから遠くないのにタクシーを使うのは、歩けないほど憔悴してるということですかね。ここら辺も、病院に来るまでの経緯がわかれば想像しやすくなるはず。


なるほどです。このあたりも考えてみます。


>>今はその鉢も枯れて、積み重ねたゴミ袋の陰に埋もれている。

>これは会社がブラックな予感……


ゴミの山がブラック感を出しているんですかね…後の場面で兄は「いい会社」と言う場面があるので、少し見直してみようかと思います。


>>私は静かに立ち止まった。

>「私は静かに中に入った」の方がスムーズ。


書き直します。


>>「部屋、綺麗になってる。たか、あ……えっと……ごめん」

>ま、普通はここで気づくかと思います。

バレたら困る筋書きでもないですし、頃合いではないかと。


あ、気付きますか。

真相がわかったときに「あ!」と思い出してくれたらいいなとは思ったのですが、分かってしまってもまあそれはそれで……。


>>本当はこんな姿誰にも見られたくなかったよね。

>ここら辺の兄妹らしからぬ気遣いも、彼女の生い立ちの説明があるので、共感できます。ああいう人生を送っていれば、知られたくない気持ちに意識も向くだろうなと。とてもいい場面だと思います。


ありがとうございます。いきなり語り出したりして不自然じゃないかと気になっていた箇所でした。いい場面と言っていただけて、書いてよかったと思いました。


>>それから帰りの電車で、人目もはばからずにずびずび泣いたんだっけ。

>ここは「ずびずび泣いた。」で切る方が自然。


>>目が覚めたときの不っ細工な顔を見て今度はげらげら笑ったんだった。

>ここも「笑った」の方がいいです。

ここまでの回想中、過去語り的な言い回しはなかったので。


文末、訂正しておきます。



>>麺とかやくをぽこぽこと沸騰する赤いスープに入れ

>おっ、麺もまとめて茹でちゃうタイプですか。

まあ深夜飯にそこまで手間暇かけませんかねw


えっ……地味に衝撃を受けているのですが……まとめて、茹でないんですね……?

麺は別茹でにして後でスープを合わせる感じでしょうか?

恥ずかしい話ですが、実は後入れ調味料はちゃんと後入れしないといけないというのを今回作りながら書いていて初めて学んだんですよね(え)。トマトとの味の相性も全然気にしてなかったのですが、料理に関してはかなり無頓着というか適当であるという自覚はあります。分量とか時間とかまず計らないですし……。作り方大丈夫ですかね、多分問題ないとは思いますが、なんかちょっと不安になってきました……。


>>胸がつきんと痛くなる。

>「つきん」ってなんだ?と最初は思いましたが、「ずきん」を軽くしたものですかね。

そう思うと、アリな擬音に感じられます。


調べましたが「つきん」って言わないんですね。「ずきん」よりもっともっと軽いイメージで使っていました。意識して見返したら、作中の擬音語がかなり多い気がします。


>『西紅柿雞蛋麵』(xi hong shi ji dan mian)、発音が難しすぎて、何回食べても読み方は全然覚えられないのだけど。

一字ごとに振ってる辺り、ルビにこだわりが感じ取れます。

「読み方が覚えられない」という言葉で、地味に嫌味を消しているのもお上手。


嫌味でしたか、そんなつもりはなかったけれど消せているのならよかったです。


>>兄の『いつか』は社交辞令なんかじゃないこと、私はよく知っている。だからきっと『いつか』本当に遊びに来てくれるんだと思う。そしたらそのときは、本物の『西紅柿雞蛋麵』を一緒に食べに行くんだ。

>特別な表現があるわけでもないのに、この部分にいたく感動しました。


ありがとうございます。


>>「ううん、辞めないよ。実際仕事は大変だけどね、すごくいい会社なんだ。社長にも恩があるし、今の会社が本当に好きだから」

>ブラックの洗脳入ってないか気になりますが、まあ社長が気にかけてくれたり、すぐ休みくれる部分で大丈夫ぽい、かな。


前にも書きましたが、一話目での描写を少しかえてブラックっぽさを減らせればと思います。きっと本当にいい会社です。


>>ゆっくり体調を整えながら、兄は資格のための勉強を続けている。ずずっ、ずずっと二人分のラーメンをすする音が響く。

>ここを一行にまとめると、ラーメン食べながら勉強してるようにも見えます。

勉強の話は既に出てるので、ここは省いていいかと。


説明が余分になっているところがけっこうありますね。数か所指摘いただいていますが、気を付けたいと思います。


>>『妹が作ってくれた』

>この展開はポイント高いです。

私ならここに感動シーンを集中させるかも。

でも、自分に名付けた名を兄が初めて呼ぶと言うシーンもいいので、現状がベストな気もします。まあ贅沢な悩みですね。大変エモい場面だと思いました。


今のままだとむしろ名前のシーンのほうが感動的になっている感じもしますね。でも「妹」の場面にいろいろもってくるのは難しそうな……?

現状がベストと感じていただけるのなら、このままで。


>>なんで。なんで。もう無理だ。どでかい何かが一気に押し寄せてきて、あっという間に決壊した。

>まさに押し寄せるような感情表現で、圧巻です。


しつこさを心配していましたが、よかったです。


>>堰を切ったように涙が噴きあげる。

>でも「噴きあげる」はどうかと思いますw

「溢れ出る」あたりで十分だと。


書き直します。


>>そうだよね。間違いなんてないのかもしれない。でも私は。男の子として生まれてきてしまったこと、例え間違っていなかったとしてもすごく悔しい、悔しくてたまらないんだ。

>ここら辺のくだり。単純に「間違ってない」で終わらない、終わらせられない思いが詰まっていて、息を呑みました。絶賛します。


この作品の中で、個人的に一番書きたかったのがここの一言でした。伝わるものがあって本当によかったです。ありがとうございます。


>>家の中にも残っているたくさんの、かつて孝志だったころの痕跡が、私を責め立てる。

>細かい指摘ですが、「家の中に残されたたくさんの、」の方がいいはず。


読み比べてみましたが、そうですね、書き換えたいと思います。


>>全部、見ないふりをして、私は必死に心を保っていた

>ふううむ。そういうものなんですね。


いたたまれない気持ちになるかな、と。書きませんでしたが、親に対する申し訳なさとか、いろいろ。


>>兄を元気づけたいなんて、おこがましかったんだ。励まされたのは私のほう。私は自分が癒されたいがために、兄とラーメンを食べているのだろうか。それとも、私たちはただ傷の舐め合いをしているだけなのだろうか。わからない。

>ここら辺も絶妙なバランス感覚だと思います。


言いたいことはあるのにうまく書けていない感覚でしたので、そう言っていただけてほっとしています。


>>最後に丼をかかえてトマト色に染まったスープをすする。はあっと息を吐いて顔を上げると、先に食べ終えていた兄と目が合った。お腹が満たされる。生きていることを実感する。兄の笑顔が照れ臭い。私はわずかに残っていたスープを一気に飲み干した。お腹の底が、ずっしりと温かかった。

>最後、私なら「温かくなった」にしますかね。

それ以外は文句なしの締めくくりです。

心を揺さぶられる、よい作品でした。


締めの言葉って、難しいなあと思います。

書き換えてみます。最後までありがとうございました。



・タイトルについて

中華風ラーメンだったので、タイトルとサブタイトルも中華風にしてみました。

飯テロから着想してテーマは後付けだったので、ちぐはぐな印象になっているのは否定できないです。字面だけ見てもちょっと意味深でいいかもと思ってそのままタイトルにしているのですが、「放毒」は確かにきつい印象ありますね。

「西紅柿雞蛋麵」をタイトルにですか。これが日本語だったらシンプルにタイトル「ラーメン」とか「オムライス」とかそんな感覚ですよね。あ、でも「飯テロ」もそうか。

……といいながら、「西紅柿雞蛋麵」もすごく良い気もしてきました。ただ、読み方に困りませんか。今のタイトルだと「しんやほうどく」とか読めそうですが、これはなんて読めばいいんだろう……

「深夜放毒」もまあまあ気に入っていたのですが、悩みます。うう


・文章について

評価ありがとうございます。綺麗な文章は書けないし、テクニックも何もないですが、味があると言っていただけて本当に嬉しいです。自分で読み返して思うのですが、文章を書き慣れていない人がなんか頑張って書いてるなあって感じでしょうか。真剣に向き合っていることが伝わっていれば嬉しいです。


・内容について

気になる部分がたくさんあったので、正直、あちこちがっつり突っ込まれる覚悟でいました。どきどきしながら感想読みました。思いがけず絶賛いただき、ほんとうに驚いています。

大きく訂正するのは、兄が無断欠勤するくだりですね。時間がかかると思いますが、見直していこうと思います。


あと、ちょくちょく「計算されている」と言われていますが、自分はまだまだそういうのはできませんしよくわかってもいません。偶然そうなったか、もしくは偶然そう感じていただけただけかと思いますが、いずれそういうものが書けるようになるまで、書くことを続けていきたいです。


タグ問題、難しいですね。読んだときの衝撃度を優先するなら外してしまったほうがと思いますが……自分も「男の娘」でタグ検索すること結構多いんです。いろいろ見つけて読んでみたいし、他にも同じような方がいるのなら、目に留まってほしい。なので、このまま付けておきたいと思っています。


・アドバイス回答について

ご意見ありがとうございました。

一応真相が分かる設定としては「妹」からの場面なのですが、途中ですでにバレてそうな雰囲気でしたね。でも、太鼓判いただき心強いです。

先にタグを見た方にはニヤニヤしながら読んでほしいし、うっかり見ずに読み始められた方には事実を知ったうえで「もう一度読み返したい」と思ってもらえればいいなと思います。



長々と失礼しました。

読みこんでくださり、本当にありがとうございました。

また、執筆のきっかけをくださったこと、落ち込んでいるときに温かい励ましをいただいたこと、感謝しています。

これからもいろいろ書いていきたいです。

企画も残りわずか、最後まで応援しています。



■梶野:

>改めまして、じっくり読みこんでいただきありがとうございました。

>長くなってしまいますが、気づきなどお返事させていただきます。


いえいえ、こちらこそ。

どうぞどうぞ。長くても大丈夫ですよ。


>その前に。本音感想が聞きたくて参加しているので、びしびし突っ込んでいただけるのはむしろ嬉しいし、ありがたいです。自分の問題点って自分ではなかなか気づけないので。それとタグですが、前の参加者の方の感想を読むと、タグまで言及されていることも多かったので、読む前に毎回チェックされているのかなとは思っていました。こちらこそ気を遣わせてしまい申し訳ないです。


まあ、ゆげさんならそう言うとは思っていましたw

タグは絶対読むというほどではなくて、読んだり読まなかったりなんですよね。ここは統一するか、「タグを読まないで欲しいか」の質問を用意すべきだったかも。次回は改善しましょう。

まあでも、読まれる前提で考えるべきでしょうね。タグは。


>また感想の最後で、性同一性障害という言葉を仰られていましたが、本作の主人公はそうかもしれないし、そうではないかもしれません。この問題は、自分にとっても一生の課題なのですが、最近ぐずぐず悩んでいたのもこのことが原因でした。カクヨム退会は単なるID変更のためではあったのですが、時期が重なり、ご心配おかけしました。


なるほど。私も安易に想像してしまいましたが、確定ではないですよね。気遣いが足りなかったなら申し訳ありません。


あまり外野がとやかく言える問題でもないので触れませんでしたが、一小説書きとしては「一生もののネタ」があるということは、皮肉でもなんでもなく羨ましい限りです。何かと悩みも多いでしょうが、是非、作品に昇華してください。


>テーマは初めから決めていたわけではなく、まずは飯テロを書いてみようと思いたち、そこから梶野さん式にテーマをふりかけ、何パターンか考えてみたところ、するすると物語がすすんだのが男の娘でした。


実践しておられる!w

とはいえ、当初と内容が変わった後は、相応のタイトルが必要でしょうね。


>……なんかいろいろしゃべってしまいました、すみません。お返事していきたいと思います。


はい。楽しみにしています。

とくに意見のない部分は飛ばして返事していきますので。


>はい、袋麺です。付け加えておきます。


我ながら細かいと思いますが、後半で「かやく」という単語があって、「袋麺にかやくって入ってるかな?」と思ったもので。


>ため息のところ、実は自分でも読み返すたびに引っかかっていました。前後を二行あけると読みやすい、思い付きませんでした。


要は「ここで回想終わり」とわかればよいのです。

行開け以外でも場面転換のマークを置くとか、方法は色々ありそうです。


>具体的な描写だけのほうがよさそうですね。父親だけでなく、母親の描写も付け加えようと思います。


十分に描写されてますからね。


>不自然にならないか、悩んだ部分でした。褒めていただいて嬉しいです。


別の理由を設けることで、父親の反応を読者にミスディレクションさせるとは、鮮やかな手並みです。


>ここで改行するんですね。やってみます。


意味のある改行なら、積極的にやっておくべきです。


>おお……味の種類は全然気にしていませんでした。今回とんこつ味で書いてますが、これももしかしたら「うえぇぇ」って思う方もいるかもしれない?ですね……(でも実際やってみたので大丈夫美味しいです)

表現は書き直しておこうと思います。


実践してるのは強みですね。

主人公が作ったことあるかは謎ですが、多分初めてかなと思ったので、「絶対」はどうだろうなあ、と思った次第。

あるいはここで味を出しておいて、「とんこつ味にトマトは絶対合う」とかなら、個人の好みという意味ではアリですね。


>優等生で真面目で正直、から繋げるつもりだったのですが、優しい、を付け加えたせいで余分な一文が増えてしまいました。調整します。


むしろ「後ろにくっついて回る私を~」が不味いのだと思います。これも「優しい」のエピソードですから、余計に説明が「優しい」寄りになり、仕事の話に繋がらない感じが増したのではと。


>確かに名前を呼ばれたのなら「違います」としか言えないですね。関わりたくない人物からの電話で焦る様子を表現したいあまりいろいろ書きすぎました。

>例文ありがとうございます。すごい、すっきり。参考にさせていただきます。


ですです。

例文は適当に、ゆげさんの文章に変えてもらえば。


>どんな状況かだけさらっと説明しておこうと思って書いた情報ですが、実はこれ、まんま経験があって…。社長直々は特殊な状況だったですね。スマートになるように、この辺り、まるっと修正してみようかと思います。挙げていただいた例も参考にさせていただきます。


会社の説明にも繋がるので、社長が迎えに来ても悪くはないのですが、設定と説明はきっちりしとかないとですね。あまり説明が長くなるようなら、削ってもいい部分ではあります。使えるなら残す感じで。


>「電話は通じても出ない」状態です。(下に続きます)


ふむふむ。

ここはそう書いた方が一番わかりやすいかと。


>「捜索願を出す」一文だけ残して、このくだりは省いたほうがスムーズな気がしてきました。


とくに必要な情報でもないので、「連絡がつかなくなって何日か」さえわかれば十分ですね。


>主人公も突然失踪した身だったので、どう表現するかかなり迷ったところでした。


真面目な兄が、妹の居場所を律儀に両親に伝えてるのが、容易に想像出来ました。なんだかんだ家族ってそういうものだなと。


>うああ、ありがとうございます(小声)


お互い生きるのに必死だと、なりがちw


>分かりました。説明付け加えます。「あまりの体調不良で病院へ。着信に気付いて折り返し実家へ連絡」くらいの説明でも大丈夫でしょうか…。それで、あっさり解決した、と。


「何故電話に出られなかったのか」「何故電話に出られるようになったのか」の理由も必要です。

真面目な兄ですから、よほどのことがないと無理して電話に出るはず。そして着信に気付ける状態になったのは、例えば「病院で薬を飲み落ち着いたので」とか、そういった理由も書いた方が納得がいきます。


「電話は通じても出ない」だと、着信音を意図して無視していたことになるので、逆に理由付けが難しそうです。「電話の音に耐えられなくて電源を切ってしまった」方が、説明は簡単そう。


>ゴミの山がブラック感を出しているんですかね…後の場面で兄は「いい会社」と言う場面があるので、少し見直してみようかと思います。


まあ、ゴミ袋以前に、仕事でここまで追い詰められてるのを見れば、「ブラックかな?」と読者は思うかと。

仕事がキツくても上司がまともだったり、残業代はちゃんと出たりする会社もあるので、そこは一概に言えませんが。

妹に「ブラックなんじゃないの?」と訊ねさせるとかしてもいいかもです。読者の代弁ですし、説明にも入りやすいはず。


>あ、気付きますか。

>真相がわかったときに「あ!」と思い出してくれたらいいなとは思ったのですが、分かってしまってもまあそれはそれで……。


ここは、ほぼ答えみたいなものですねw

ええ。どのみち頃合いですし。


>ありがとうございます。いきなり語り出したりして不自然じゃないかと気になっていた箇所でした。いい場面と言っていただけて、書いてよかったと思いました。


不自然さは全然感じませんでしたよ。

ちょっと涙ぐんだくらいです。


>えっ……地味に衝撃を受けているのですが……まとめて、茹でないんですね……?

>麺は別茹でにして後でスープを合わせる感じでしょうか?


うちは丁寧に作る時はそうしてたんで、念のため袋麵の説明書を二つほど見てみました。「麺を茹でて具をぶち込め」って書いてありますね……これは私がマイナーだったのかも。地味に衝撃!w


>恥ずかしい話ですが、実は後入れ調味料はちゃんと後入れしないといけないというのを今回作りながら書いていて初めて学んだんですよね(え)。トマトとの味の相性も全然気にしてなかったのですが、料理に関してはかなり無頓着というか適当であるという自覚はあります。分量とか時間とかまず計らないですし……。作り方大丈夫ですかね、多分問題ないとは思いますが、なんかちょっと不安になってきました……。


いやまあ、深夜飯なんて適当でいいと思いますよ。

本格グルメとかでなし、それくらいいい加減な方がシンパシーが湧くってもんです。私も夜中に作るなら別々に茹でたりしませんし。

主観的に美味しければ、十分ですw


>調べましたが「つきん」って言わないんですね。「ずきん」よりもっともっと軽いイメージで使っていました。意識して見返したら、作中の擬音語がかなり多い気がします。


言わないですね。ゆげさんオリジナルかと思ってました。

まあ意図が伝わるなら、むしろアリなくらいですが。


>嫌味でしたか、そんなつもりはなかったけれど消せているのならよかったです。


小難しい横文字とか、意識高い系の嫌味が感じられる時があるんです。本当に必要な表現ならともかく、不必要だと余計に。

ここは台湾料理という説明の上での使用ですから、無意味とは思いませんけどね。


>前にも書きましたが、一話目での描写を少しかえてブラックっぽさを減らせればと思います。きっと本当にいい会社です。


仕事はハードだけどいい会社なんですね。

それならいいと思います。


>説明が余分になっているところがけっこうありますね。数か所指摘いただいていますが、気を付けたいと思います。


足し算の次は引き算を意識すると、短編を書く際に便利ですよ。


>今のままだとむしろ名前のシーンのほうが感動的になっている感じもしますね。でも「妹」の場面にいろいろもってくるのは難しそうな……?

>現状がベストと感じていただけるのなら、このままで。


「妹が作ってくれた」の方に感動を集中させるなら、「兄が名前を呼ぶ」「名前の由来」はカットしますね。私ならですが。

とはいえ、どっちかが間違ってるという類のものでもないと思います。現状でも十分だと。


>しつこさを心配していましたが、よかったです。


とくに難しい言葉を使っていないのに、こういう表現ができるのがゆげさんの味と言うか強みだと思いますね。


>この作品の中で、個人的に一番書きたかったのがここの一言でした。伝わるものがあって本当によかったです。ありがとうございます。


ですよね!


>いたたまれない気持ちになるかな、と。書きませんでしたが、親に対する申し訳なさとか、いろいろ。


ここら辺は体験者でないとわからない感覚なのかも、とは思いました。違和感というほどではないですが。


>言いたいことはあるのにうまく書けていない感覚でしたので、そう言っていただけてほっとしています。


「自分でもよくわからない」くらいがリアリティだと思います。

絶対的な正解なんて、何一つないのが人生ですから。


>締めの言葉って、難しいなあと思います。

>書き換えてみます。最後までありがとうございました。


まあごくごく細かな調整で、好みの領域ですけどねw

ゆげさんがしっくりくる方を選んでください。


>・タイトルについて

>中華風ラーメンだったので、タイトルとサブタイトルも中華風にしてみました。

>飯テロから着想してテーマは後付けだったので、ちぐはぐな印象になっているのは否定できないです。字面だけ見てもちょっと意味深でいいかもと思ってそのままタイトルにしているのですが、「放毒」は確かにきつい印象ありますね。


タイトルに関しては、確実に変えた方がいいと思えますね。

内容に「毒」がないので、なおさら。


>「西紅柿雞蛋麵」をタイトルにですか。これが日本語だったらシンプルにタイトル「ラーメン」とか「オムライス」とかそんな感覚ですよね。あ、でも「飯テロ」もそうか。

>……といいながら、「西紅柿雞蛋麵」もすごく良い気もしてきました。ただ、読み方に困りませんか。今のタイトルだと「しんやほうどく」とか読めそうですが、これはなんて読めばいいんだろう……

「深夜放毒」もまあまあ気に入っていたのですが、悩みます。うう


読みづらいのは確かにありますねえ。

「西紅柿雞蛋麵~トマトと卵のラーメン~」みたいにタイトルで説明入れるとか。確かに読めないんですが、こうすればフォロー効きますし、インパクトはあると思うんですよ。


もしくは、この物語に相応しい中国語の単語を探してくるとか。

「夜食」は……中国語だと「夜宵」ですか。よさげじゃないです?


「深夜放毒」も確かに捨てるには惜しいので、エピソードタイトルとして残せばいいかなと思います。もしくは別の作品用にキープするか。もっとコメディ寄りな話なら全然アリですからね。


>・文章について

>評価ありがとうございます。綺麗な文章は書けないし、テクニックも何もないですが、味があると言っていただけて本当に嬉しいです。自分で読み返して思うのですが、文章を書き慣れていない人がなんか頑張って書いてるなあって感じでしょうか。真剣に向き合っていることが伝わっていれば嬉しいです。


文章を書き慣れても、なかなか出せないからこそ味なんですよw

もし今作を流麗な文章で書いても、この温かみは絶対に出ません。私にも出せないと思います。

もちろん文章が上手くなるに越したことはないですが、同じくらい文章の個性も大事です。このよさを残しながら、上手くなって欲しいですね。


>・内容について

>気になる部分がたくさんあったので、正直、あちこちがっつり突っ込まれる覚悟でいました。どきどきしながら感想読みました。思いがけず絶賛いただき、ほんとうに驚いています。


いやあ、かなり完成度たかいと思いましたよ。


>大きく訂正するのは、兄が無断欠勤するくだりですね。時間がかかると思いますが、見直していこうと思います。


ゆっくりじっくり仕上げてください。


>あと、ちょくちょく「計算されている」と言われていますが、自分はまだまだそういうのはできませんしよくわかってもいません。偶然そうなったか、もしくは偶然そう感じていただけただけかと思いますが、いずれそういうものが書けるようになるまで、書くことを続けていきたいです。


私から見ると計算された書きまわしとしか思えませんでしたが、天然の可能性もありますよねw

まあそれは、次の作品を読んだときに判断させてもらいましょうか。


>タグ問題、難しいですね。読んだときの衝撃度を優先するなら外してしまったほうがと思いますが……自分も「男の娘」でタグ検索すること結構多いんです。いろいろ見つけて読んでみたいし、他にも同じような方がいるのなら、目に留まってほしい。なので、このまま付けておきたいと思っています。


はい。ここの判断はお任せです。

私だったとしても、悩ましい問題ですから。


>一応真相が分かる設定としては「妹」からの場面なのですが、途中ですでにバレてそうな雰囲気でしたね。でも、太鼓判いただき心強いです。


そこの謎が物語の肝じゃありませんからね。

これくらいのさじ加減がちょうどいいかと。


>先にタグを見た方にはニヤニヤしながら読んでほしいし、うっかり見ずに読み始められた方には事実を知ったうえで「もう一度読み返したい」と思ってもらえればいいなと思います。


私はタグ読んで知っていましたが、話の面白さを阻害はしませんでしたからね。「知らなかったらもっと楽しめたかな」とは思いましたが。


>長々と失礼しました。

>読みこんでくださり、本当にありがとうございました。

>また、執筆のきっかけをくださったこと、落ち込んでいるときに温かい励ましをいただいたこと、感謝しています。

>これからもいろいろ書いていきたいです。

>企画も残りわずか、最後まで応援しています。


こちらこそ。そう受け取っていただけたなら嬉しい限りです。

私が何かできるわけでもなく、せいぜい読んで感想を書く程度ですが、マイペースでいいので執筆を続けてください。人生は小説のようなもので「間違いなんてない」ですから。


私も、自分の小説を書いていこうと思います。

まだもうちょっと、感想を書き続ける必要はありますが……w



□ゆげさん:

度々失礼します。

さらに新しい気付きとご提案をいただきありがとうございます。


二点だけ。

「妹」の感動シーンで、梶野さんなら「名前を呼ぶ」場面はカットするというご意見を見て、これが引き算か! とハッとなりました。どうしても足すことばかりで、削るという発想がなかったなあ、と。引き算、すぐにはできなくても、意識はしていたいです。


それと、タイトルについて。

中国語なのに、新しい単語まで探していただいて恐縮です。

夜食「夜宵」こちらもいい雰囲気ですね。「西紅柿雞蛋麵~トマトと卵のラーメン~」も補足があれば読めなくても分かりやすい。

たぶん、このどちらかを使わせていただくことになるかと思いますが……考えすぎると余計に分からなくなってくるので、本文の修正が終わってから、ピンとくるもので決めたいと思います。


ありがとうございました!

(「間違いなんてない」をいただいてしみじみしています……)



■梶野:

>ゆげさん


>これが引き算か!

そういうことです。盆栽でいうなら剪定ですね。

短編では特に、絞った方がテーマやシーンが際立つのです。

まあ、どこを残してどこを切るかは作者の判断なんで、何でも切ればいいわけでもないんですが……これも奥深い技術なのですよ。


>タイトルについて

軽く検索したらよさげなのが出て来たので、つい。

他にも調べれば出てくるかもしれません。

私が出したのを元にアレンジしてもいいですし、使用はご自由にどうぞ。~~の中身を変えるだけでもバリエーションありそうですし。


こちらこそ、参加お疲れさまでした。

改稿がんばってください。



□ゆげさん:

こんにちは。

『深夜放毒』改め『夜宵 〜トマトと卵のラーメン〜』を改稿し更新しました。タイトルも柔らかい雰囲気になりました。


内容について、梶野さんにお墨付きをいただいたところではあるのですが、大幅に修正した部分があります。男の娘の部分についてです。

その後ありがたいことに数件の感想をいただきました。その中にはタグを見ておらず最後まで分からなかったとのご意見もありました。読者の方により楽しんでいただけるように、どうやったらうまくいくのかめちゃくちゃ迷いましたが、これなら間違いなく気づいてもらえるだろうという形にしてみました。筋は変わらないけど、印象はだいぶ変わったのではと思います。


あと特に迷ったのが締めの文末についてです。ハッピーエンドはハッピーエンドなんですが、なんというか、「温かくなった」だとさらにハッピー感が増す感じがして…本当にほんのちょっとの違いですが、主人公の苦悩はこれからも続いていくはずなので、ここはあえて「温かかった」のままにしています。


ご指摘をいただいていた兄の無断欠勤の部分や他にもあちこち手を加えて、以前のものよりスムーズになったような気がしています。

ゆっくりで構いませんので、お手隙の際にお立ち寄りいただけたらと思います。



■梶野:

>ゆげさん


お、改稿終わったようですね。お疲れ様でした。

提案した私が言うのもなんですが、いい感じのタイトルだと思いますよw


>男の娘の部分についてです。

確かに感想見ると、隠せすぎてるのが裏目的な意見が多かったですね。私はタグから知っていたのと、途中で見抜けたので問題は感じませんでしたが、気付くのが遅れた場合はもやもやが残るのかもしれません。物語的には隠し通す必要性はないですからねー。(私は評価しますが)


ここら辺は作者が「誰に読んでほしいか」を前提に決める範囲だと思います。絶対反対とかではないですね。


>「温かくなった」だとさらにハッピー感が増す感じがして…本当にほんのちょっとの違いですが、主人公の苦悩はこれからも続いていくはずなので、ここはあえて「温かかった」のままにしています。


解釈の違いですが、なるほど。

確かに私の意見はハッピー感が増す方向(現在進行型)なので、その解釈なら「温かかった」の方が合うと思います。


細かな表現の違いですが、テーマと向き合い、その言葉を選んだ理由を考え抜いた上で決めるのは、文章を書く上でとても大事だと私は考えています。作者のこだわりが細部まで行き届いている感じで、大変好ましいですね。


いまちょうど、順番に再読に回ってるところなので、しばしお待ち下さい。どんな風に磨きがかかっているのか、楽しみにしています。



□ゆげさん:(2023年12月13日  応援コメントを受けて)

こんばんは。

新しいタブレットがやっと届きまして、最近また作品の見直しを始めました。それで突然ですが相談させていただきたいところがあるのです。改稿後に更にご指摘いただいた、主人公の名前が明かされる場面です。自分の一番納得のいく形で書き直したのですが、自信がなさ過ぎて、この修正に意味があるのかどうかも分からなくなっている状況です(T^T)

 

いただいた改善案2と3の主人公の感情と行動について、考えたことを書いてみます。勝手に長々と書きます、すみません。

もともとは「こんな状況なのに兄を困らせてしまった」とか「自分が腫れ物になったように感じて傷ついた」とか、主人公のそんな感情を表現していたつもりでした。改善案を読んで、創作としては梶野さんのご意見が最良なのだろうとは思ったのですが、実際弟呼びに関しては多分そんなショックではなくて(家族だからでしょうか…) 、感情的で咄嗟の行動と言われるのもわかるんだけど心のどこかでナンカチガウナ…となってしまったというのが正直なところでした。とは言っても、自分でもはっきり説明できないくらいもやっとした感覚なので、解釈はそれぞれ感じたままにしていただいていいと思っています。

主人公の気持ちは、真実を隠していたときの書き方を引きずっている、というか実は全く変わっていません。兄に名前を呼ばせたのは主人公の正体を明かすためだけで、方向性としては最初に書いたような「こんな状況の兄を困らせた」「腫れ物扱いされたように感じて傷ついた」というふうに書きたかったのです。なので、この場合「本当はこんな姿〜」の部分は順序を変えない方がいいのかなと思いそのままにしています。

 

書きたいことはほぼ固まっているのですが、それでも迷うのは、やはり伝わりづらいのだと感じるからです。ものすごく違和感がある、とかでなければいいのですが、この方向でのご意見をお聞きしたいです。

 

今のところの変更点は以下の三点です。

 

1、掃除してもらったことに対しての「ごめん」を付け足しました。

2、兄が名前を呼んだ後の段落で、主人公の気持ちをはっきり書いてみました。「何気なく私の名前を呼んで、兄ははっと口ごもり俯いた。まるで腫れ物に触れるみたいに「ごめん」を繰り返す兄。孤独感に押し潰されそうになった。大丈夫だよ、私。そんなに謝らなくても、いいのに。」

3、名前を明かす場面ではないですが主人公の感情として終盤「家の中にも残されたたくさんの、かつて孝志だったころの痕跡が、私を静かに責め立てる。」の一文で、「孝志だったころの痕跡が、」の後に『両親の思いが、』と付け足しました。(ここら辺も最初に、違和感まではいかないけどうーん…みたいな感想をいただいていたと思います。)


カクヨムコンに応募したため、文字数の関係で作品にはまだ反映していませんので、こちらに下書き共有のリンクを貼らせていただきます。

https://kakuyomu.jp/shared_drafts/S76t9bVkHY3rRPPCVv8VP7ov6tNW3Xyj

(初めてこの機能を使うので、問題があったら言ってください)

 

深夜に長々と失礼しました。

ご家族のことも心配ですし、ご自身の執筆もお忙しいことと思います。お時間のあるときでかまいません。該当箇所だけでもご覧いただけたら幸いです(文頭に目印★をつけています)。

よろしくお願い致します。



■梶野:

おお、じっくり考えてきましたね。

かなり細部の相談なので改めて読み返さないとですが、丁寧に説明されてるので、数日あれば大丈夫かと。しばしお待ちください。


返事はここで構いませんかね?

そちらの近況ノートに行ってもいいですし、新しく専用ノート作ってもいいですよ。希望があればどうぞ。


あ、家族の方は大丈夫な感じです。何とか歩けるようになってきて、コルセットも作るそうです。ひとまず要介護の線はなくなりました。

御心配ありがとうございます。



□ゆげさん:

早速お返事ありがとうございます。

ご家族の件はひとまず安心ですね、よかったです。


間があいてしまってすみません。

お返事はこちらで大丈夫です。どきどきしながらまた来ます。

それではよろしくお願いします。



■梶野:

>いただいた改善案2と3の主人公の感情と行動について、考えたことを書いてみます。勝手に長々と書きます、すみません。


いえいえ。こういう話は大好物ですよw


>もともとは「こんな状況なのに兄を困らせてしまった」とか「自分が腫れ物になったように感じて傷ついた」とか、主人公のそんな感情を表現していたつもりでした。


ここは大丈夫。伝わっています。


>改善案を読んで、創作としては梶野さんのご意見が最良なのだろうとは思ったのですが、実際弟呼びに関しては多分そんなショックではなくて(家族だからでしょうか…) 、感情的で咄嗟の行動と言われるのもわかるんだけど心のどこかでナンカチガウナ…となってしまったというのが正直なところでした。とは言っても、自分でもはっきり説明できないくらいもやっとした感覚なので、解釈はそれぞれ感じたままにしていただいていいと思っています。


ふむふむ。ここは私の書き方が拙かったのかもなので、もう少し細かく説明してみましょうか。


改稿前(ネタバラシなし)の時はどうだったか、手元に原稿がなく、じっくり感想でも触れてないので詳細は不明ですが、取り上げていないので違和感はなかったのだろうと思われます。まあ名前バレがなければ普通のシーンですしね。


対して、改稿後にあの場面を再読してまず思ったのは、「妹はこれだけ兄のことを心配して配慮できるのに、自分は大丈夫だと伝えることも出来ず唐突に帰ってしまうのは、なんだかんだ相当ショックだったんだろうな」です。帰りには泣いてますし。


「感情的で咄嗟の行動」というのは、「兄を気づかわずいきなり帰ってしまったこと」です。


この行動自体は、特に問題ありません。動揺して相手を気遣う余裕をなくしてしまうとか、よくある話です。

ただ、現時点の書き方だと、そういう自分の心境を、主人公は兄の前で確認してしまっています。


>大丈夫だよ、私。そんなに謝らなくても、いいのに。


読者とすれば、「そこまでわかってるなら言ってあげなよ」と思います。兄に余計な気遣いさせないためにも、それがベストのはず。でもそれができないのは動揺のせいで、早い話がここで自己分析すると主人公が全然動揺していないように見えるんです。すると「なぜ言わずに帰る?」と引っ掛かるわけで。心理と行動の矛盾は、動揺があればわかりますが、そうでないなら無神経ですからね。それはこの妹には考えづらいかなと。


私の案の「その場は取り繕って退散、あとで後悔」は、妹が動揺している前提で、そこの疑問を解消するためのものでした。


作者的に「そんなショックではなかった」なら、それはそれでありですが、「何故冷静に対応できず帰ってしまったのか」は、改めて説明する必要があるでしょう。普通の反応ではないですからね、あれ。


>主人公の気持ちは、真実を隠していたときの書き方を引きずっている、というか実は全く変わっていません。兄に名前を呼ばせたのは主人公の正体を明かすためだけで、方向性としては最初に書いたような「こんな状況の兄を困らせた」「腫れ物扱いされたように感じて傷ついた」というふうに書きたかったのです。なので、この場合「本当はこんな姿〜」の部分は順序を変えない方がいいのかなと思いそのままにしています。


上述しましてが、書くのが早すぎると動揺と矛盾して読めてしまうんです。

動揺してうまく対応できず、失礼な感じで別れたあと、ようやく自分がショックを受けた理由やこうすればよかったことに思い至り、落ち込む……というのはよくあることですから、心理描写は帰り道に回した方がリアルかな? と思った次第。


>1、掃除してもらったことに対しての「ごめん」を付け足しました。


問題ないと思います。


>2、兄が名前を呼んだ後の段落で、主人公の気持ちをはっきり書いてみました。「何気なく私の名前を呼んで、兄ははっと口ごもり俯いた。まるで腫れ物に触れるみたいに「ごめん」を繰り返す兄。孤独感に押し潰されそうになった。大丈夫だよ、私。そんなに謝らなくても、いいのに。」


ここは上記の理由で私は反対派ですが、絶対駄目という程でもありません。


>3、名前を明かす場面ではないですが主人公の感情として終盤「家の中にも残されたたくさんの、かつて孝志だったころの痕跡が、私を静かに責め立てる。」の一文で、「孝志だったころの痕跡が、」の後に『両親の思いが、』と付け足しました。(ここら辺も最初に、違和感まではいかないけどうーん…みたいな感想をいただいていたと思います。)


探したんですが、違和感と書いた箇所が見つからなかったので、私の感想じゃないかも。もしあったら教えてください。


「両親の思いが」の追加自体はいいと思いますが、追加したせいで文章が長く、こぶのように感じられます。むしろこっちのが違和感があるので、文章を均しましょう。私なら、


「家のあちこちに残された「孝志」の痕跡が、両親の思いが、私を静かに責め立てる。」

「」は強調点。


まあ色々書きましたが、小説に絶対的な正解なんてありません。絶対的な間違いはありますが、今回は該当しないので、ご自身の感覚に従うのが正解かと。


読者の意見を参考にするのはいいことですが、対立する意見が出たらどちらかは切り捨てることになるわけです。自信がなくとも、最後は作者が決めるしかない。自分の作品なのですから。


私もそうなので、意見が通らなくても気にしませんよ。思うところは書いたので、あとはゆげさんの思うがままに決めてください。


そのうえで、まだ相談したいならおつきあいしますよ。



□ゆげさん:

お早いお返事ありがとうございます!

読ませていただいて、何が問題なのか、を理解できていなかったということに気づきました。

詳しいご説明のおかげで、やっと分かりかけてきた感じがしています。

熟読して、それからまたお返事させていただきたいです。

ひとまずお礼だけにて失礼します。

ありがとうございました。



□ゆげさん

わ、もう四日もたってしまいました…

遅くなりましたが、もう一度修正しました。


実は再読後のコメントで指摘をいただいたとき、改稿前は問題なかったはずなのに?ってよく分からなかったんです。その後も早とちりで分かったつもりになっていました。今回主人公の行動、特に主人公が動揺しているように見えない原因について詳しく解説いただいて、それでやっと何を言われているのかストンと頭に入ってきました。

名前を明記したときの場面としての重要さについても、とても軽く考えていたように思います。修正する意味が分からなくなっていたのですが、そもそも何が良くなかったのかわからないのに、直しようがないですよね。これに気づけただけでも相談させていただいてよかったです。丁寧に説明していただきありがとうございました。


しっかり納得した上で、書き直してみました。今のところ消化できている(であろう)部分だけなので、最小限の修正です。先日同様、リンク先の変更部分に目印★をつけています。

どうしても自分で書いたものを客観的に見れていません。それでも前回よりは自然な修正になった気がするのですが、いかがでしょうか(>_<)

 

 

また、「両親の思いが」の文の校正ありがとうございました。以下「その後のやりとり」から。

 

>>いたたまれない気持ちになるかな、と。書きませんでしたが、親に対する申し訳なさとか、いろいろ。

>ここら辺は体験者でないとわからない感覚なのかも、とは思いました。違和感というほどではないですが。


名前を呼ぶシーンとも繋がるし説明にもなるかと思ったのですが、はっきりと違和感ではないようですし、何より名前の場面とは全然関係なかったような…下書きはいったん元に戻していますが、これから文字数の調整をすることになるので、後からまた書き方を参考にさせていただくかもしれません。



■梶野:

>わ、もう四日もたってしまいました…

>遅くなりましたが、もう一度修正しました。


お気になさらず。

焦って直して失敗するよりいいですから。


>実は再読後のコメントで指摘をいただいたとき、改稿前は問題なかったはずなのに?ってよく分からなかったんです。その後も早とちりで分かったつもりになっていました。今回主人公の行動、特に主人公が動揺しているように見えない原因について詳しく解説いただいて、それでやっと何を言われているのかストンと頭に入ってきました。


これは私の説明が舌足らずだったのもあるのでしょうね。申し訳ない。

やはりこういう相談は、膝を詰めてとことんやるべきだと再認識しました。


>名前を明記したときの場面としての重要さについても、とても軽く考えていたように思います。修正する意味が分からなくなっていたのですが、そもそも何が良くなかったのかわからないのに、直しようがないですよね。これに気づけただけでも相談させていただいてよかったです。丁寧に説明していただきありがとうございました。


後から手を入れると、それまで整っていたバランスや流れが乱れがちです。直した後は手間を厭わず、何度も頭から読み返してチェックするのが、何気に重要だったりします。


今回だと謎解きの要素を変えたことで、物語のウェイト(重心)自体が動いてしまってるので、とくに主人公の気持ちの揺れの機微の再チェックが必要だった、というところですかね。


>しっかり納得した上で、書き直してみました。今のところ消化できている(であろう)部分だけなので、最小限の修正です。先日同様、リンク先の変更部分に目印★をつけています。

>どうしても自分で書いたものを客観的に見れていません。それでも前回よりは自然な修正になった気がするのですが、いかがでしょうか(>_<)


確認しました。

心情説明の移動は想像通りで問題ないと思います。

細かな指摘をするなら、私ならですが、


>本当はこんな姿誰にも見られたくなかったよね。


以下の移動部分は、改行しますね。

理由は同じで、改行なしで続けると「私は外に飛び出した。」と同じタイミングで気付いたと読めるからです。それは早すぎます。

「家を飛び出し、しばらくしてから気付いた」と暗に読者に伝えるために、一拍置く意味での改行を、私なら加えます。


>また、「両親の思いが」の文の校正ありがとうございました。以下「その後のやりとり」から。


ああ、「その後のやりとり」を忘れていました!w

確認しましたが、なるほど。

やはり私の方から指摘した箇所じゃないですね。

よかった。私、ド忘れすることも少なくないですからね。


>名前を呼ぶシーンとも繋がるし説明にもなるかと思ったのですが、はっきりと違和感ではないようですし、何より名前の場面とは全然関係なかったような…下書きはいったん元に戻していますが、これから文字数の調整をすることになるので、後からまた書き方を参考にさせていただくかもしれません。


ここは前回も言ったように、必要かどうかと言われれば、「どちらでもよい」ですかね。リズムが狂わないならあってもいいと思います。

名前の場面とはまったく関係がありませんけど。


個人的には、


>孝志だったころの痕跡が、私を静かに責め立てる。


この一文にインパクトがあるので、余計な追加をせず、ここで勝負した方が刺さると考えます。つまり現状維持に賛成ですね。



□ゆげさん:

お返事ありがとうございます!


>これは私の説明が舌足らずだったのもあるのでしょうね。申し訳ない。

>やはりこういう相談は、膝を詰めてとことんやるべきだと再認識しました。

 

いえ、こちらのほうこそ理解力が追いついていなくて。すっきりしないときは分かったつもりにならず、どんどん質問させていただきたいと思います。


>後から手を入れると、それまで整っていたバランスや流れが乱れがちです。直した後は手間を厭わず、何度も頭から読み返してチェックするのが、何気に重要だったりします。

>今回だと謎解きの要素を変えたことで、物語のウェイト(重心)自体が動いてしまってるので、とくに主人公の気持ちの揺れの機微の再チェックが必要だった、というところですかね。


言われたらとても納得です。変更したところとその接続部の確認だけで終わっていました。なかなか問題点に気がつけなかったのも、名前の場面だけを見ていたからなのかもしれないですね。


>確認しました。

心情説明の移動は想像通りで問題ないと思います。

細かな指摘をするなら、私ならですが、

>>本当はこんな姿誰にも見られたくなかったよね。

>以下の移動部分は、改行しますね。

理由は同じで、改行なしで続けると「私は外に飛び出した。」と同じタイミングで気付いたと読めるからです。それは早すぎます。

「家を飛び出し、しばらくしてから気付いた」と暗に読者に伝えるために、一拍置く意味での改行を、私なら加えます。

 

確認ありがとうございます。

どこに持ってくるか随分迷って、一行ずつずらして差し込みながらしっくりくるところを探したんですが、問題ないと言っていただけてほっとしました。

なるほど、そういう伝え方(読み方)ができるのですね。空白行一つでこんなに変わるなんて。早速改行を入れてみたいと思います。


>>孝志だったころの痕跡が、私を静かに責め立てる。

>この一文にインパクトがあるので、余計な追加をせず、ここで勝負した方が刺さると考えます。つまり現状維持に賛成ですね。


実は自分でもちょっと気に入ってました。ご意見ありがとうございます。


 

あと、これは決して逃げではないのですが…

今年の感想企画に参加するときに去年分の感想も読み直したんです。当時はいただいた改善案もピンと来なくてスルーしてしまったところも多かったんですが、改めて読んだら「あああそういうこと!」の連発でした。

今回も多分まだまだ消化できてないところが残っていると思うのですが、今の段階ではもういっぱいいっぱいな感触です。また半年後、一年後に見直したときに、あのとき梶野さんが言っていたのはこういうことだったのか、なんて新たに気づくことがあるのかもしれない…と未来の自分に託してみることにします。


微調整が済んだら作品ページも更新しようと思います。

いろいろと相談させていただき助かりました。

たくさん学ばせていただきましたし、自信の持てる作品を一つ完成させることができました。

本当にありがとうございました。



■梶野:

>当時はいただいた改善案もピンと来なくてスルーしてしまったところも多かったんですが、改めて読んだら「あああそういうこと!」の連発でした。


私もありますよ、そういうこと。

何なら何年も過ぎた後に得心したりで、ゆげさんより成長遅いかも。

下手すると私の評価の方が、「あの時はこう言ってたが、今ならこっちが正しいと思える」なんてこともあるかもしれませんw


長々とお疲れさまでした。

また相談があれば、いつでもどうぞ。

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