エンゲージリングⅤ

 彼女の葬式に行った。すると彼女の兄が僕にこう言った。

 

 「葬式が終わった後、俺の家に来い。」


 葬式に終わった後、彼女の家に行った。


 彼女の兄は不良で風の噂では、『金色夜叉の王』と呼ばれている。『阿鼻地獄』の一番隊副隊長を属している。


 絶対に殴ってくるに違いないと思ったが・・・・・・。


 「えっ、殴らないの。」


 彼女の兄は「お前、馬鹿か。」と言われた。


 「名前言ってなかったな。俺の名は松野千秋だ。」


 女っぽい名前だと思っているが、それを言うと殴られるので言わなかった。


 「僕の名は雨宮優也です。」


 「でっ、話だけど。今回の件は優也は悪くない。」


 「えっ?!」


 僕は悪くないのと疑問に思ったが、千秋は続けてこう言った。


 「すべて仕組んだことだ。」


 「誰に?」


 「それがわからないんだ。ただ千春はヴィランと言っていた。そいつが犯人に違いない。手当たり次第、探る予定だ。絶対に許さない。」


  

 「この前はごめんな。優也のせいじゃないのにそう言ってしまってすまなかった。」


 「いいよ、別にいいよ。」


 「これからは相棒だ。」

 

 千秋と一緒に千春がなぜ、飛び降りてしまったかを調べることになった。


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