エンゲージリングⅢ

 もしかして、彼女はあの子かもしれないと思った。


 「体調悪いの。」


 僕は勇気出して、彼女に放課後来るように言った。


 午後の授業中も気になりだして、彼女はあの子じゃなかったら、どうしようと考え出して集中できなかった。


 ついに放課後になった。夕景で蝉の声が聞こえだしてきた。教室のドアが開く音がした。


 「どうしたの。」

 

 と彼女は僕に問いかける。


 「突然だけど、好きだ。」


 と彼女に告白した。気づいたら彼女は泣いていた。

 

 「ごめんなさい。」

 

 と彼女は去っていた。


 その時、僕は初めて失恋を知った。

 それは甘く切ない恋だということを・・・・。


 僕は大泣きしながら、蹲ってしまった。


----------その出来事が起きて、約二か月経った。----------

 

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