グリモンおじさんのお話会

「さぁさぁ、皆さん、お立ち会い!


 グリモンおじさんの、愉快なお話会が、始まるよ~!」



セレブリティ家・庭園。


午後のテラスに、今日は、大勢の人々が集まっている。



「よく来てくれた、ポケモン君」


「我が輩の名前は、グリモンです。


 本日は、お招き有難うございます、セレブリティ卿」


「ワシも、君の噺は、以前から是非、一度、聞いてみたかったのだ。


 デジモン君」


(マッタク、ハナシ、キイテネエナ、コノオヤジ……)




「わーい、コモモ、おはなし会って、はじめてだぁ」


「良かったですね、お嬢様」


「レナぁー、手が空いてたら、こっちの警備を手伝ってー」


「はーい!……うぅ、私も普通にお客さんで聞きたいなぁ」


「コモモが、あとでおしえてあげるよ」


「ありがとう、お嬢様」



ピンポンパンポーン♪



『セレブリティ家・メイドのレナ。


 セレブリティ家・メイドのレナ。


 至急、庭園東側に集合……』


「うわッ、会場アナウンス迄された!


 はいはーいっ、只今!」


「レナ、がんばれー」




「さあ、着いたぞ」


「ありがと、クーヤ、レヴィ」


「クルゥ~」


「そんなに、面白いのか?」


「って、評判だけどね。実は私も、聞くのは初めてなの」


「むぅ……それなら、俺の小説の方が」



つ【龍人】



「勿論、読ませて頂いてますわ、クーヤ先生♪」


「クルゥ~?」


「レヴィも、本、読めたらいいのにね」


「俺と、合化するか?レヴィ」




「では、始まり、始まり」



パチパチパチパチ……



「昔々、或る所に……


 お爺さんと……



 幼女が……



    ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛

    ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛

  ∧∧γ⌒ヽ ア゛ア゛

  ( ゜∀iミ(二i ア゛ア゛

  /  っ、_||ノア゛ア゛

~( ̄_)_)r-||-、

     `――′



 していました……」



ドッ!(大笑い)



「そこへ……



 嫉妬に狂ったお婆さんが……



 女子校に入学しました……」



ブハッ!(爆笑)



「キャッキャッ、おもしろーい!」


「………………」


すくっ


「ク、クーヤ!?どうしたの!?」




「あー、おもしろかったぁ!」


「コモモちゃん……」


「あ!クーヤお兄ちゃーん!」


「実はね……お兄ちゃんも、お話を作ってるんだよ」


「わぁ、聞きたいっ!」


「これなんだけどね」



つ【龍人】



「わぁー!」


「どうだい?」


「カイ、かっこいい!」


「ふふっ……甲斐には、右手に、龍の紋章があってね……」




(ク、クーヤ……気持ちは分かるけど、何も、人様の講演会で、やらなくても……)


(あぁ、若いって、いいなぁ……オジサン、付いて行けないよ……)




「さて……我が輩は、そろそろ、次の街へ行くか」


「楽しかったよ、モンハン君」


「おじちゃま、ありがと~」



「あ、そうそう」



「ん?俺か?」



(´∀`)つ ポム



「お前……くれぐれも、マチガイは、起こさん様にな」




「……………………!」



「なぁに? コモモのこと?」←※7才




「お……俺は、ロリコンじゃ、無ぁ~~~~いッ!!」

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