ボーイ・アンド・ガール

◆◆◆◆

「う、あ……」

 どこからか聞こえてきた呻き声に連られて、ゆっくりと意識が浮上する。数拍置いて瞼の裏に突き刺す光に完全に覚醒した。……は?今どういう状況だ?っていうか今寝てるここはどこだっけ?

 慌てて辿った記憶が途切れている気が付き、身体が硬直する。その強ばりだけで身体の節々が軋んだ。浅く呼吸をするだけで内蔵がじくじくと痛む。習い性で噛み殺した呻き声に、意識が覚醒する際に聞こえたものは自分の口から漏れた音だと気が付いた。

 あぁ、クソ、内蔵がイカれてやがんな。

 詰めていた息を吐き出した。気絶する前の状態を思い出そうと断片的な記憶を漁る。痛む頭が一掃重くなった気がして顔を顰めた。

 “鬼眼”が暴走しているのか、瞼の向こう側、僅かな空気の動きさえも知覚してしまう。欲しくもない大量の情報が強制的に脳に流れ込んでくる。強く瞑った瞼に腕を押し当てた。

 普段は努めて情報量の調整しているが、今は制御に裂く余裕がない。世間様では大人気なあたしの存在異義レゾンデートルだが、本人からしてみれば随分と使い勝手が悪い。

 耳を澄まし、辺りを探る。

 誰の気配もしない。やはり邪魔だと判断されて、手放されてしまったのだろうか。一緒に居ても迷惑を呼び込むだけだしなぁ。

 ギラギラの笑みに変わったアオを思い出す。

 強い様を見るのは楽しかった。作ってくれたご飯は美味しかった。あたしの言葉を真面目に受け止めてくれるのは嬉しかった。

 もっと隣に居て欲しかった。

 生まれてからずっと孤独では無かったけれど、他人の温もりを近くに感じたのは初めてだった。久しぶりに寂しくなかった。

 ――もう、このまま二度寝してやろうか。

 昨日まで他人が居た部屋が無人に戻っているのを直視したくなく、まだ目を開けたくは無い。けれど、何時までも寝っ転がっている訳にもいかなくて。

 もう手当てしてくれる人も、料理してくれる人も居ないから。

 深く吸い込んだ息を詰める。意を決して重い瞼をこじ開けた。


「起きたのか?」


 落ち着いた、というよりも平坦な声に体を跳ね起こす。内側から爆ぜたように体が軋んだ。くらりと回った目眩に額を抑える。それでも入り口に佇む青年を凝視した。

 暴走した鬼眼のせいで、見えた姿が無機質な数字に置き換わる。叩きつけられた情報量は瞼の裏とは比べ物にならず、口元に手を当て俯いた。

「おい、大丈夫かよ。なんだ。まだダメそうか。俺の声聞こえてるか」

 耳に入る音を声と認識するよりも速く、空気の揺れが数値化される。声の高さ、音量、間の取り方、抑揚。その他ありとあらゆる微細な情報が脳を襲う。

 脳みそは生まれてこの方付き合ってきた”鬼眼”に慣れ過ぎている。動き続ける測定器が受け取った数字を勝手に計算式に当て嵌めてしまう。

 右眼を掌で覆ったけれど、情報が数字として入って来る。かと思えば自動で数式化され、脳裏で音声として再生される。コンピューターを思わせる不必要な工程が煩わしい。無駄だとわかっていながら両手で耳を抑えた。

 丸まって可能な限り縮こまってもこちらに歩いてくる様子が視た様にわかる。

 あたしに触れようと伸ばしかけた手が途中で止まった。助かる。これ以上数字を増やしたくはない。

 浅い呼吸を繰り返し、頭の中に浮かべたスコープの倍率の摘みを捻る。受け取る情報を絞っていく。――よし。

 マットレスに手を付き、起き上がろうと身体に力を込めた。

「グッ、ウゥ」

 力が入らない。全身を走った、劈くような痛みに肘が折れる。崩れる様にベッドの上に伏せ戻った。

「身体のあらゆるところがめっちゃ痛い……」

「まぁ~、だろうな……」

「アオ……」

「おー」

 半泣きで呻く。アオがベッドの脇にしゃがみ込んだ。

 少しだけ迷わせた指が触れてくる。あたしの反応を見て大丈夫だと判断したのか、うつ伏せの身体を優しくひっくり返された。汗で額に張り付いた前髪を優しく払われる。

 労るように目元が掌で覆われる。人肌のぬくもりが気持ちよく、全身から力を抜いた。

「大丈夫か?」

「ん……」

 小さく息を吐けば最後にゆるりと頭を撫でられ、ゆっくりと手がどいた。

 直接肌に触れる外気温に物足りなさを感じながら、強く瞼を閉じた。眼球に嵌め込んだレンズを取り替えるイメージ。カシャリ。

 いつもに比べれば未だ遥かに情報量が多いが、狭い部屋の中、相手が1人だけなら問題ない。ゆっくりと瞼を開いた。

「身体、起こすか?」

「んん~」

 幾重にも数字が重なるものの、辛うじて人の顔となったアオに向かって、首を左右に小さく振る。疲労感が残る眼球に瞬きを繰り返す。小さな笑い声が聞こえた後、軋む音がしてベッドが沈んだ。 

 チラリと視線を上げるとベッドの端に浅く腰掛け、こちらを見下ろすアオと目が合った。視線に含まれた色に見覚えはない。どんな感情かわからない視線にさらされ、居心地が悪くて思わず身じろいだ。

「……何?」

「いや、この場合の“何”は俺のセリフだろう」

 体中のあらゆる痛みはもちろんの事、眼球を内側からスプーンで抉られるようでアオの言葉の意味を考える余裕が無い。返事の代わりに頭を抱えた。

 全身の至るところにガーゼやら包帯やら巻かれているが必要以上に動きを邪魔しない。器用だなぁ。

「あたしは情報屋だぜ。対価も無しに、教えるわけには行かないなぁ」

「企業秘密、って奴かよ。悲しいなぁ。同じ会社の仲間じゃないか」

「抜かせ契約社員。開示情報のレベルが違ぇのよ」

「えー、狂華は教えてくれたのに」

「えっ」

「あっ、馬鹿」

 考えるのが億劫でだらだらと思いつくままにアオを煽る中、出てくると思わなかった名前にガバリと身体を起こす。そのまま激痛と眩暈で崩れ落ちた。すかさず伸びてきた腕が受け止め、優しくベッドに下ろされた。

「えっ、おま、狂華、会っ、え!?」

「まぁ1ヶ月もあれば2回ぐらいはなぁ」

「いや多、待って1ヶ月!?」

「2回は多く無くないか?」

 大声を上げるあたしを宥めるように、掛け布団が直される。起こそうとした体をやんわりと抑えられた。

 眼前にあたしの携帯が差し出される。電源ボタンが押され、ロック画面が表示された。前回の記憶から29日過ぎている。呻きながら再度ベッドに沈んだ。ぽん。と肩に乗せられた腕を振り払う。いやマジかぁ……。

「おいおい。急に肩動かすと痛いだろ。俺4日前にあんたの右腕、結構ガッツリぶっ壊したぞ」

「何してくれてんだお前……」

「や、だって飢えた野良犬みたいに襲いかかってきたりするし」

「人聞きが悪い!」

「事実だからなぁ……。狂華が身体能力のリミッターを外せる代わりに、閃架に人格が戻った後発狂するんだって?まぁ狂華の時点での暴れっぷりも狂ったようだったけど」

「はっ!?何それ知らんが!?」

「らしいなぁ。お前条件さえ合えば狂華が閃架のその体使えることだって知らないんだって?」

「知らん知らん知らん怖っ!!」

「今回が初めてじゃないらしいぞ」

「は、何、待っ」

 急に出てきたイマジナリーフレンドの名前に掛け布団を引き寄せ、ベッドの隅の方に身を寄せる。

 感情に任せて叫ぶあたしとは対照的に、アオはへらりと流している。暖簾じゃないんだから。

 アオが「狂華、秘密にしてたらしいからなぁ」と鷹揚に膝の上に頬杖を付いた。あたしの足元に視線を落とし、少しだけ目を細める。

 その動きに合わせてよれたTシャツの襟がずり落ちた。真っ白な刻印が目を引く。

 だるだるな、力任せに引っ張られた様に伸びきった服は所々に紅黒い染みがある。部屋着にもならない、今すぐ捨てた方が良いようなTシャツ。まるでどんなに破れたり汚れたりしても直ぐに捨てられるように。

 そして何より、1ヶ月も経っているにも関わらず、未だアオの身体中至る所に巻かれた包帯やガーゼ。近づけば血と消毒液の臭いがする。

 どうやら随分迷惑を掛けたらしい。

 なのにアオはおくびにも出さない。けろっ、とした顔であたしのイマジナリーフレンド幻覚について話している。

「お2人さん、仲が良いんじゃないの」

「悪くはないと思うけど……2年くらい会ってないし……」

「お。じゃあここ最近の狂華に関しては俺の方詳しいんだ」

「詳しいつったって2回だろうよぉ……」

 足を蹴り出せば掛け布団がぼすんと音を立てた。こてん、と枕に頭を落とす。

「え~……。――あたしも話せるかな……」

「話したいんだ?」

「うん。良いな……。会いたい……。もう消えたと思ってた……」

「あー……りゃりゃ。大好きじゃん」

「大好きだよ。愛してる」

「おっと」

 鏡の中で勝手に動いて話す狂華を思い浮かべる。

 イマジナリーフレンドは基本的に児童期にみられる空想上の仲間のことだ。10歳以下なら発達過程における正常な現象だが、16歳になってイマジナリーフレンドなんて、精神障害だ。消えるのが、自然で、正しい事だと、会ってはダメだと思っていた。

 項垂れながら左目を抑える。2年間ずっとつけていた眼帯は外されていた。

 思い出したくなくて隠していた。削がれた半身を自覚して寂しくなってしまうから。それでも、我慢しきれず時折鏡の虚像に話しかけていた。後で後悔すると、わかっていたのに。

 アオが髪を梳く様に撫でてくる。伝わる人の気配に縮こまらせていた四肢を僅かに伸ばす。アオがとんとん、とあたしが寝転ぶマットレスを指で叩いた。伝わる僅かな振動も体に響いてぺちりと払う。

「大丈夫だよ。多分直ぐに会えるって。ダメだったら俺が狂華に言っとくから」

「うぅ……」

 涙目で唸るあたしを身を乗り出したアオが覗き込んでくる。

「今までにはなかったのか、こういうことって」

「こういう、って……」

「狂華が自分の体を使ってたこと――って、言っても自覚はないんだよな。長時間記憶がふっとんでたこと?」

 アオが机の上に手を伸ばした。ピッ、という甲高い機械音。室内のエアコンから吐き出された温風が前髪を揺らす。くすぐったくて目を細めた。

 別に寒かったわけではないけれど。ぬるい空気のせいか眠くなる。リモコンを机の上に放った音。アオがあたしの腹の上を一定のリズムで、優しく叩く。どうやっているのか知らないが、全然傷に響かない。ああマジで全て把握されているんだな、と溶ける思考で実感した。

 漣の様な衝動が落ち着いてくる。途端にずっしりと体と意識が重くなった。欠伸をした拍子に潤んだ目から涙が一滴。眼球の奥に溜まっていた熱が流れ出た。

「待って寝そう……」

「声に力入ってねぇもんなぁ。疲れてんだろ。寝ても良いけど……そのまま思い出してくれると俺が助かる」

「あった、あったよ」

「どんなだった?」

 興味があるのかないのかわからない。ゆるりとしたテンポの声に促されるまま記憶の中に沈んでいく。

 紅。左眼の業熱。クリスタル。微睡から覚める感覚。違う。これは別の記憶だ。狂華と初めて会った時の記憶。

 今思い出すのはそっちじゃなくて……。

「……2年前に。その時は3ヶ月くらいだったかな。完全にないわけじゃなくて飛び飛びで……なんというか夢みたいな、薄膜の向こうから見ているような感じで、実感はないんだけど。今思えば、多分あの時も狂華が体を使ってたんだと思う。……だから、その時も自分がどんな風になっていたかはわかってない」

「今回も同じ感じ?その時も今回みたいに暴れ散らしてたのか。大丈夫、とは思えないな……。どうしてたんだ?」

「その時は――」

 もごりと口の中で言い淀む。重い瞼を押し上げればあたしを見下ろすアオと目が合った。気まずくて慌てて逸らして目を瞑る。

 急かしても責めてもいないけれど、同時に逃がしても貰えなさそう。重い身体をえっちらおっちらうつ伏せにひっくり返す。「あ、おーい」と呼びかけてくるアオの声を無視し、頭を振って眠気を飛ばす。

 背後で電子音。エアコンの電源が落とされて僅かに聞こえていた、唸るような音が止まった。

「アオが寒いのかと思った」

「いやぁ、別に。まぁ部屋も暖かくなってきたし。閃架寝ぼけてくんないかな~と思ってただけだし……」

「ゴメ、なんか言った?今頭痛くてボソボソ喋られるとわかんない……」

「いいや、特には」

 ぺかっ、と笑って両手を広げたアオに首を傾げる。直ぐにまた眼球を抉られる感覚にどうでもよくなった。

 確かに、起きた時と比べて心地いい。最近出血でもして体温が低くなっていたのだろうか。……これ暖房付けたのあたしの為か?

 ふわふわした気分になって、枕に頬を付けた。取れない眠気が頭を重くする。言わない方が良いいとわかっているのに、言っても良いんじゃないかという気分になる。

「……アオって催眠術とかできる?」

「そんな大層なことはできないなぁ」

 渇いた唇を縺れる舌で湿らした。ちらりとアオを振り返る。2年前、は。

「独りで直るまで待ってた、んだけど……」

 言いながら、いやこれ引かれるな、と冷静になった。

 アオの視線から逃げる様に、徐々に頭をマットレスに押しつける。「鼻低くなっちゃうぞ」とアオに肩を叩かれ、起き上がる様に促された。

「ん~~~」

 唸り声で返し、イヤイヤと首を振る。あぁ、また迷惑を掛けている。

 怪我自体は重傷だけど、きちんと手当てされている上に清潔にされている。

 2年前、自分の血と泥にまみれ、怪我に怪我を重ねた死に体で目覚めた今までとはあまりに違う。

 世話をされている。

 アオだって、狂ったあたしと一緒に居ても碌な目に遭って無いだろうに。

「……何で、まだここに居る?」

 ゆっくりと瞼を閉じ、開ける。カシャンと眼球に嵌めていた、情報をカットするレンズを抜き取るイメージ。刻印に力が流れ込み、ネオンが点く様に碧く輝く。

 情報量が一気に増えた視界でアオを視た。

 “存在を視る存在イグジスト”で呼吸の空気量から内臓の動きまで視られているにも関わらず、アオは気負うことなくペットボトルを渡してくる。はぐらかされているのかと睨み付けた。目が合えば人好きしそうな笑みでにっこりと笑いかけられる。

「……今真面目な話してんだけど」

「いいから一回飲んどけよ。久々に話して喉乾いただろ。や、叫んだり泣いたり咆哮上げたりはよくしてたけどな」

「うるせぇわ」

 ククッとアオが喉奥を震わせる、いたずらっ子というには青年の表情はやたらと楽し気だ。呆れや軽蔑は感じない。

 何してたんだあたし。

 2年前、事後の惨状から推測するしかできなかったものを他人からの証言として聞かされて頭を抱える。

 狂っている間を知りたいような知りたくないような……。本気で記憶を探れば断片だけでも思い出せそうだが躊躇っちゃうな。

 顔を顰めるあたしに「いいからいいから」とアオが催促してくる。蓋の開けられたペットボトルを持ってゴロゴロしても、零しそうだ。確かに喉はカラカラに渇いている。迷いながらペットボトルに口を付けた。

「そういや俺前の職場――“Fictional”クビになったんだけどさぁ」

「あ?そうなの?見る目無いなぁ」

「まぁ色々やらかしたしな~。単独行動とか……内ゲバとか……」

「ああ、うん……」

 あたしのせいかな。

 ちびちびと温い液体に喉を潤す。盗み見た表情に悲壮感は感じない。無職でヤベェ街に放り出されたくせに酷く暢気だ。

 元々裏通りに落ちていた寄る辺の無さそうな奴だったので、勢いで拾っちゃったが、どうやらそのせいで本当に帰る場所を無くしたらしい。

 強いだけではなく、器用で気も利くのに。

「逃した魚は大きいねぇ」

「逃したからこそ、実際よりも大きい姿で夢想してるんじゃないの?俺はこんなにデカいもんを手に入れかけたんだぞー、って。実在しない魚のサイズなんて後からいくらでも盛れるだろ」

「手に入ってないのに?空しくない?」

「デッカイもんが手に入れかけられる程の能力が自分にはあるって思えることが大事なんだろ。まぁ俺は逃す気がないけどなぁ」

「ンッ。ふ~ん、さっすがぁ」

 謙遜かと思ったら自慢だった。

 笑いながらピースするアオは軽薄で真面目には見えないが、実力は折り紙付きだ。実績だって十分。使い熟せるようになった“存在異義レゾンデートル”だって戦闘でも日常でも利便性が高い。荒事に限らず、新しい職場だって直ぐに見つかるだろう。

 案外箱外よりも、指定異在特区で自由に存在異義レゾンデートルが使えるこの街の方が、気ままに生きられそうだ。それだけの実力はある。

 話す合間にさりげなく促されるスポーツドリンクは温くて飲みやすい。たいして美味くもない筈の清涼飲料水がやけにおいしく感じた。……っていうか、渡す前にキャップを開けられてたのって握力の入らないあたしの為か。

 喉元を晒して勢いよくスポーツドリンクを呷る。力を籠めれば手の中でぺこっと間抜けな音がした。あたしの腕も痛んだ。

 ……本当にどうして、こんな奴が1ヶ月もの間こんなところに居るのだろう。

 居場所がないからこの家に居るのかと思ったが、1ヶ月もあれば再就職先くらいみつけられるだろう。ただの気まぐれにしては釣り合わないほど酷い目にも遭っているのに。なんで。

 ぐるぐると考え事をする間、無意識に口内に溜めていた水を飲み込もうとし「ところで俺はお前に惚れているんだが」

「ブッ」

 大変恥ずかしいことではあるのだが、まるで漫画のように口に含んでいた水を思いっきり吹き出した。

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