2023/04/12 SHOCKER公式アプリ
BE HAPPY!
SHOCKER公式アプリをインストールした。
言うまでもなく、あのショッカーである。
「BE HAPPY.」は、アプリ内で聴ける『SHOCKER RADIO』という、声優の鈴村健一と神谷浩史がパーソナリティをつとめるラジオのサブタイでもあり、アプリ内で更新されているショッカー通信やブログの締めの言葉でもある。
面白いから映画でも使えば良かったのに。
所謂メディアミックスの一つとして展開される『シン・仮面ライダー』のコンテンツだが、Twitterなどではあまり言及している人を見ない。同じメディアミックスでもSHOCKERの視点(映画本編登場人物であるイチローの幼い頃の視点)から描く漫画『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』の言及はよく見るのだけど、まああくまでも作品の販促と裏話的なラジオなので。
同じ特撮リブート作品である『グリッドマンユニバース』では、メディアミックスであるボイスドラマの話はよく聞くけれど、やはりラジオである『とりユニ』の話はあんまり聞かないし、コミックの話も同上なのでその辺りの温度感。それでもグリッドマンの方が話題になっている気はするので、『シン・仮面ライダー』は視聴メイン層があまり若くない人が少なくないからメディアミックスまで確認できねえ、という話なのかもしれない。
どこかのインタビューで、庵野監督が「今回漫画やラジオなどのメディアミックス展開を視野に入れたのは、若い人は一作品に対しての情報量が多い方が喜ぶみたいだから」みたいな旨の話をしていたと思うのだけれど、若い世代には気づけてもらっているのだろうか。
自分は若い方なのかどうなのかわかんねえ。シン・仮面ライダーのターゲット層(初代をリアルタイムで楽しみ、その再現をこそ喜んでくれる層)よりは滅茶苦茶若いので、多分庵野監督的には若い人の部類に入る。最近情報アンテナの感度が下がっている自分が気付けているくらいの広報だから、ちょうど良いのかもしれない。
因みにSHOCKERラジオで神谷さんと鈴村さんはSHOCKERの下級構成員(広報担当)という立ち位置で喋っていた。下級構成員はあのバッタにボコボコにされる運命、みたいに嘆いていたよ。
後は色々な人に「あなたにとっての幸せはなんでしょうか」「SHOCKERの理念に賛同されますか?」のような質問をして答えてもらうコーナーとかがある。
マフィア梶田さんが「組織に属するのは性に合わないのでフリーランスの怪人として契約できないか交渉させてください」と映画公開よりだいぶ前のタイミングで答えていたのだけれど、SHOCKERは映画を観る限り組織も糞もねえ体裁なので今なら交渉はポジティブに行くかもしれない、などと思った。本当か?
映画『シン・仮面ライダー』でのSHOCKERは「Sustainable Happiness Organization with Computational Knowledge Embedded Remodeling(計算機知識を組み込んだ再造形による持続可能な幸福組織)」の略称ということになっており、曰く「人類を持続可能な幸福へ導く愛の秘密結社」である。
嘘はついてない。本当はその裏で世界征服を目論んでいる、とかはない。ただただ純粋に「人類の幸福の為には何ができるか」を採算度外視で考えている組織だ。昔は採算もちゃんと考えないとダメだろ、的な保守派な人間もいたらしいが、映画の時点では完全に排除されてるよね。
メディアミックスの面白さというのは──という話をここから始めようかと思ったのだが、SHOCKER公式アプリの話をしていたらそれだけで長くなったのでそれはまたの機会にする。
それでは皆様が幸福へと導かれることを祈りまして。
BE HAPPY.
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