第2話

とある昼休みに天馬と珠々は生徒会室にて昼食を食べていた。


この日はあらかじめ珠々が昼食を誘われていて天馬はその付き添いで生徒会室にいた。


なぜ天馬が付き添いなのか、それはよく分からないが珠々がお願いしてきたから快諾して天馬は生徒会室の隅っこにてもそもそと昼食中である。


この日の話題は国立魔戦士大学附属高校模擬試合大会、通称八高大会の話だ。


競技内容はシンプルで、模擬戦の個人戦と団体戦があるだけ。


新人戦個人、新人戦団体、個人戦、団体戦この4つの競技で戦績の良い学校の優勝である。


ただ、選手選考はまだ良いのだ。ただ作戦参謀(戦術指導、情報収集等)がいないのだ。


天馬は生徒会の面々が話し合っている間に昼食は食べ終わっており、今は魔器を整備している所だ。


「天馬君は魔器を自分で整備したりするの?」

ふと生徒会書記の日村綾乃に声をかけられた。


「自分で出来る所は自分でやってます。」

天馬は魔器を磨きながら答えた。


「天馬君のそれ何か見覚えがあるデザインなんだけど、っっっってそれ!まさかheaven series?heavenと呼ばれているHHCの会長がデザインから細かい所までこだわって作られている魔器!すごいすごい!いいなぁ。」

綾乃は少々興奮し過ぎたと思ったのか顔を赤くしながら

「すいません。興奮しました。」

と謝る。


「天馬君」

突然生徒会長の白石花音に呼ばれる。


「はい?何でしょう。」


「天馬君は八高大会どうするの?選手として出るの?」


「うーん、まだ迷っています。」


「そう、まだ選手選考会まで時間あるし、考えてみて。」


「分かりました。」


天馬達はその後も話して昼休みは終わった。



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