第14話

翌日、天馬は沖縄に向かって軍専用のジェット機に乗っていた。


「特尉は沖縄駐屯地に行くの初めてだよな?」

三浦中佐から聞かれた。


「はい、俺は地方に出動命令が出る事がほぼ無いので初めてです。」

天馬は中学生ということもあり軍の訓練か、近場での戦場しか軍では命令されなかった。


「特尉は王級になった事だし、そろそろ帝級も近いから軍で主力だからな。今回からは第4独立魔導大隊に出動命令が出たらやはり特尉にも出動命令が出る事になる。よろしく頼むぞ。」


天馬がHHCの魔器を使い始めてから大隊の隊員達は訓練で模擬戦をする際に天馬と組む事が無くなった。天馬の固有魔法は模擬戦で使える技がほぼ無いにも関わらず連戦連勝が続いたからだ。天馬は自分専用に魔器をカスタムし、より戦闘力が上がった。王級魔戦士の中でも最上位の力を持っているので帝級に昇格は近いと言われている。


ちなみに帝級は各国に何人もいるが、神級は現代世界に4人しかいない。

又、八家会当主は帝級魔戦士でないと当主になれない決まりがある。


天馬は非正規隊員であり偽名で魔戦士協会に登録している。軍と黒嶋家の契約で日浦大和としてのライセンスと黒嶋天馬としてのライセンス2つを持っており、日浦大和は王級魔戦士のランクを受けている。


第4独立魔導大隊が沖縄駐屯地に到着した時、駐屯地内には師団の隊員が少数しかいなかった。中国と戦闘中だからだ。


「第4独立魔導大隊大隊長三浦中佐です。出動命令により現着致しました。」

三浦中佐が師団の隊員に声をかける。


「援軍感謝致します。第4独立魔導大隊の皆様が到着したら現場の司令本部に来て頂く様に師団長から命令がありました。着いてきて下さい。」

すぐに隊員から返事があり、移動する事になった。 


沖縄駐屯地から移動する事30分少し小高い丘の上に司令本部はあった。


「師団長、第4独立魔導大隊の皆様が到着されました。」

隊員がおそらく師団長であろう人に声をかけた。



あとがき

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