第13話

天馬が魔器を開発してから色々あった。


魔器の種類が増え、各中校生の実力向上に貢献したとして日本魔戦士協会から正式に表彰されたり、八家会各当主や国軍に大量注文が来たりなど天馬は忙しく過ごしていた。


そんなある日、天馬は国軍の訓練所にて軍の訓練をしていた。

天馬の使用する魔器はピストル型と刀型。

天馬の固有魔法と相性が良く、そしてかなり強力な力になる。

HHCを設立してから少し軍役を休んでいた天馬は実戦感覚を失わない様に確かめながら訓練をしていた。


「日浦大和特尉、第4独立魔導大隊の司令室に来てください。

訓練中に天馬は呼び出された。


コンコン

「日浦大和特尉です。お呼びと聞きました。入ってもよろしいでしょうか?」


「どうぞ。」

執務室の中から返事がある。


ガチャッ

室内に入り大隊長である三浦中佐に敬礼する。


「特尉、よく来た。まだ全員揃ってないから適当に座って待ってろ。」


「はっ」

天馬は近くのソファーに座って隊員が揃うのを待つ。


「特尉、最近訓練に来てなかったが何か用事でもあったのか?」

三浦中佐から聞かれた。


「家の用事でちょっとだけ忙しかったので訓練に出る事が出来ませんでした。」


「そうか。特尉は中学生だし軍との契約も家の用事優先だもんな。・・・・そろそろ集まったかな?」

三浦中佐と話をしている内に隊員達が集まった様だ。


「よしっ全員揃ったな。」

三浦中佐が隊員を見渡しながら声をかける。


「今回招集したのは沖縄に中国が攻め込んで来たからだ。沖縄駐屯地の陸軍魔導師団が戦闘中だか第4独立魔導大隊にも出動命令が下された。出発は明日6時だ。詳細は各端末に送ってある。確認しておけ、質問は?・・・・ないな?・・・・では解散。」

三浦中佐から簡単に説明を受け、天馬は帰宅した。


端末で詳細を確認後、明日の準備をしてその日は寝室で寝る。



あとがき

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