第7話

「天馬様お呼びでしょうか?」

「四木家は魔法の研究や魔器の研究をしているんだよな?俺の魔器を改造したいんだが協力してくれないか?」

「魔器を改造ですか。どの様な改造を行う予定なのでしょうか?」

「今の魔器よりも小型化したいのだが何か意見があるか?」

「難しいですね。四木家が今まで研究してきた中で魔法陣を小さく出来た事が無いので何とも言えません。天馬様の叡智えいち頼りになると思われます。ただ、魔器本体の小型化は出来ますのでお任せ頂ければと。」

天馬の固有魔法の一つ叡智は解析かいせき、記録の保存を可能にしている。

一目見れば魔法の内容が把握出来るし、内容の詳細な事も分かる。

又、天馬の解析した者も記録を記憶しておく事が可能だ。

「軍で戦闘していて拳銃みたいな魔器が欲しいって思っていたんだ。出来る?」

「何個か制作してみましょう。」


天馬は早速自分の固有魔法を解析し、魔法陣を描いてみる。

小型化する為には魔法陣を小さくするだけで無く最適化する必要がある。

出力が高すぎて魔器本体が破損はそんしたり、逆に出力が小さくて魔法が発動しなくなったり、魔法陣の誤作動ごさどうで爆発したり、魔法陣の改良は色々なリスクがある。

天馬は慎重に解析、改良をしていく。


1ヶ月後、

天馬は彪雅を呼んで魔法陣を見せていた。

「とりあえずここまでは小さく出来たよ。本体の方はどんな感じ?」

「試作品として3つ持って来ました。リボルバー型、ピストル型、単発式型です。拳銃だとこの3つかなと思いまして、リボルバー型はシリンダーに各魔法陣を込めるイメージですね。ピストル型はマガジンによって魔法陣を切り替えていくイメージです。ピストル型は各魔法陣毎に本体を変えていくイメージです。」

「なるほど、それぞれ利点がある様に思える。俺はピストル型を使用したいがそれぞれ欲しがる人は多そうだな。」

「固有魔法や得意な属性魔法によって魔器本体も変わりそうですね。」

天馬は早速報告の為に皐月の所に向かった。



あとがき

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