第3話
「天馬、落ち着いて聞いてね。北海道から軍を通して連絡があったの。」
天馬はこの日家に帰ったら皐月から呼び出しを受けていた。
「お当主様が北海道で戦死されました。アメリカ軍の攻勢を受けて部隊が壊滅した時に少し無理をされたみたいで、アメリカ軍は引いて行ったけどお当主様もそこで亡くなってしまったみたいね。」
天馬は声が出なかった。
「天馬、黒嶋家の今後について話し合いがあるから天馬も会議に出なさいね。」
皐月が天馬に言葉を掛けても天馬は何も返さなかった。
「お当主様が亡くなられたので黒嶋家の次期当主を決める会議を始めます。まず先代当主秋人様の葬儀の準備等は黒嶋本家、分家の四宮、四木、四方院が協力して行います。葬儀の通達等は黒嶋本家に、葬儀の会場や段取りは分家にお任せください。」
四方院家当主である
「分かりました。協力して行いましょう。次期当主ですが秋人の長女である私、皐月が黒嶋家の当主になります。よろしくお願いします。」
皐月が次期当主として言葉を返す。
秋人、皐月、天馬の順番で当主を継ぐ事は本家だけで無く、分家にも噂で知られていたので誰も
「そして天馬ですが、この会議にて次期当主に任命します。私皐月と天馬を支えて下さい。よろしくお願いします。」
部屋に戻った天馬はしばらくベッドの上で寝転んでいた。
「コンコンッ 天馬様、大丈夫でしょうか?」
「うん、大丈夫だ。」
「天馬様、それでは失礼します。」
途中珠々が声を掛けてくれたり、使用人達から声を掛けられたりした事で心は落ち着く事が出来ていた。
秋人の葬儀は無事終わった。
八家会の各当主や軍の関係者等多くの人が葬儀には来てくれた。
そこで皐月が黒嶋家の当主になる事が発表された。
あとがき
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