第6話

「じゃあ、風紀委員の活動内容の詳しい説明は放課後にする、放課後風紀委員会本部室に来てくれ。場所はわかるか?」

「分かります。」

「じゃあ、お昼休みはそろそ終わりだから教室に戻りましょうか。」


「天馬、生徒会長の話って何だったんだ?」

教室に戻った天馬に侯隆が言う

「珠々は生徒会に、俺は風紀委員に入って欲しいってさ、」

「すげーじゃねーか。入ったのか?」

「ああ、入ったよ。詳しいことは放課後に説明するらしいからまた行かないとだな。」


放課後、天馬と珠々はそれぞれ生徒会室、風紀委員会本部室に向かっていた。

「失礼します。」


「おお、天馬君よく来た。 適当に座ってくれ。」

風紀委員会本部室の中は壁に棚が何個も並んでいた。

「委員長、棚が多くないですか?」

「これは過去に当校で起こった問題の資料だ。これは過去五年分の物だな。」

「で、これは魔器ですか?」

部屋の隅にある箱に乱雑らんざつに入っていた物を手に取る。

「一昨年の風紀委員長が魔器を経費で買ったはいいが整備せいびは苦手で置いていったんだ。」

「そうなんですね。魔器はしっかり整備しないとすぐに使えなくなりますからね。」

天馬は苦笑を浮かべながら魔器を手に取る。

「これ全部、高性能の一級品じゃないですか。誰も使わないんですか?」

「そうなのか?自分専用の魔器があるからわざわざ調べてなかったよ。」

加恋はびっくりしながら笑った。

「さて、本題だが仕事内容としては校内での魔法の不正使用者を取り締まったり、喧嘩の仲裁、生徒の派閥の決闘を取り仕切ったりするのが仕事だ。近々各委員会の集会があるからその時に委員会のメンバーを紹介する。」

加恋はそう言って委員会の資料に目を向けた。

天馬も資料を読む事にした。



あとがき

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