第2話 ペットショップ
(カップル二人が会話をしている。)
ミサオ「ねえノリコちゃん。ノリコちゃんって生き物に興味ある?」
ノリコ「うん、興味あるよ。生き物大好き!」
ミサオ「じゃあ、こんどさ、一緒にペットショップ行こうよ!ノリコちゃんにぴったりなペットを一緒に探しに行こう!」
ノリコ「いいね!行こう行こう!」
(後日、とあるペットショップにて)
ミサオ「すみませーん。お邪魔しまーす。」
ペットショップのおじさん「いらっしゃい。今日はどんな生物をお探しですか?」
ミサオ「ノリコちゃん、どうする?どんな生き物がいい?」
ノリコ「ノリコはねえ、ドラゴンがいいな。」
ミサオ「急・転・直・下!!ノリコちゃん、ドラゴンはね、こういうペットショップでは売ってないんだよ。」
ノリコ「そんなことないよ、こういうペットショップで取り扱っているって聞いたよ。」
ペットショップのおじさん「ほう。お嬢さん・・・(眼鏡をくいッとあげる)まさか、例の協会の関係者
かな。」
ミサオ「例の協会の関係者って何?」
ノリコ「そりゃもう、ストップウォッチ愛好会の関係者です。」
ミサオ「ストップウォッチ愛好会って何!?」
ペットショップのおじさん「ストップウォッチ愛好会ですか。それはそれは・・・いいでしょう。」
ミサオ「そんな謎の権限がある団体なんだ!?」
ノリコ「じゃあ、ドラゴンを見せてくれる?」
ペットショップのおじさん「いいでしょう!見せましょう!ご覧ください!これがドラゴンだ!」
(案内した先にチワワのぬいぐるみが置いてある)
ノリコ「やったードラゴンだ!」
ミサオ「チワワじゃん!ノリコちゃん、これはドラゴンじゃなくて、チワワだよ!」
ペットショップのおじさん「ペットショップのオジサン的にはドラゴンぽいなあと常日頃から思っておりましたので、今日からドラゴンになります。」
ミサオ「そんな理由でチワワがドラゴンになるのはおかしいでしょ!?」
ノリコ「誰でもドラゴンは作り出せるのよ。」
ミサオ「ドラゴンって量産型だったの!?」
ノリコ「おじさん、ドラゴンも良いけど、実はタイガーもいるって聞きました。」
ペットショップおじさん「ほう・・・それも知っているということは・・・まさか例の関係者かな?」
ミサオ「例の団体の関係者系がまた出てきちゃったよ。」
ノリコ「そう!クッション同好会の関係の者です。順風満帆な経営状況です!」
ペットショップのおじさん「それはそれは・・・良いことを聞きました。」
ミサオ「同好会なのに経営状況関係あるの!?」
ペットショップのおじさん「それでは見せましょう!これが!タイガーだ!」
(ヒト型の虎の着ぐるみを着たおじさんが現れる)
ミサオ「いや!タイガーっていうより!人間ですよ!?すでに動物じゃないよ!いや、人間は動物の
1つだけれどもね!?」
ノリコ「やったー!タイガーだあ!会いたかったあ!!」
ペットショップのおじさん「そうです。これは、一部の人にお見せするうちのマスコットキャラクター
をやってもらっているトミーくんです。」
トミー「コンニチハ。トミーは交換留学生です。マスコットキャラクターとして働く傍ら、ペットショップ
の店員として普通にバイトしてます。」
ペットショップのおじさん「非常に熱心に勉強しているようでよかったです。タイガーはつまりトミー
のことなんだよね。」
ノリコ「なるほどー。」
ミサオ「え、今のどこになるほどって言える点があったの!?」
ペットショップのおじさん「そういうわけで、今のところ、同好会関係で紹介できるものはこれくらいで
しょうか。」
ミサオ「同好会関係!?同好会関係ってそんなに力がある感じなの!?」
ノリコ「そうかあ、まあ、ドラゴンとタイガーに会えたなら良かったあ!今日、来たかいがありました!」
ペットショップのおじさん「喜んで貰えたなら良かったです!」
トミー「トミーも、来てもらえて良かったと思っています。」
ノリコ「よかったね、トミー。」
ペットショップのおじさん「実はまだ例の団体に関係がある人に紹介できる生き物もあったんですけど・・・。」
ノリコ「まだいたんですね!?」
ペットショップのおじさん「いたんですけど、あいにく今日は非番でして。」
ドアが開く兎のカチューシャを付けた人物???「すみませーん、ちょっとシフトの状況だけ確認しに来ましたー!あ、お客さん来てた。シークレット従業員の山田でーす。」
ノリコ「え!?山田さんだー!」
ミサオ「山田って誰!!??」
おわり
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