03.26|タスク

 

今日は一日雨だった。そんななかわたしはさっき、PC用のしょぼいスピーカーを百均へ買いに歩いていった。百均のあるホームセンターへゆくには自宅から歩いて30分くらいのところにあるから、往復して一時間程度わーしたことになるだろうか。購入したスピーカーはほんとうにもう、とりあえずでほしい感じのちゃっちいスピーカーだったので満足。PCで映画をみるときなどに重宝すると思う。


やることがたまっている。映画の感想を書くことと、ドラマの感想を書くこと。あと、別の事柄でいうと、お知り合いの云々のために書く短編一本と、ようつべで行う朗読配信の構成をどうするかの考慮。そのほかにもいろいろある。なんにしてもいろいろなので、一旦タスクを改めて組みなおす必要があると感じる。


わたしはタスク管理が苦手だ。なぜ苦手かといえば、物事の優先順位をつけることが苦手であるのと、優先順位をつけたとて、自分の中での気がかりや気になりが発生した場合にそちらを意味もなく優先してしまうところが、わたしをわーしてくる。さっきからなんらかの表現をする場合に「わー」ばっかり使っているが、ほんとにもう、そんな感じで、わたしには「わー」となるものが多い。


基本、だからわたしは、ものを終わらせるのが下手くそな人間だ。ものを終わらせる、という行為がどういうものかというと、それは、終わらせたものに対して自分なりにけじめをつける、責任を持つこととその自覚、だと個人的には思っている。


だから終わらせるという行為は、目の前のものに対して、自分なりに向き合い続けるから終わらせられるというもので、それをするためには、たのしかったりうれしかったり、はたまた、しんどかったりたのしくなかったりしても、終わらせる、納得しても納得しなくても終わりを目指す、という事柄をやる必要があると感じる。


それができないのが何故かといえば、たとえばなにか、言い訳として、様々なものが湧いて出てくるせいだと思う。「眠い」だったり、「酒を飲んだ」だったり、しんどさだったり、つまらなさだったり、言葉にならないなにかだったり。


そういうさまざまな事柄が、結局は、自分の中にあるものを終わらせるための責任力みたいなものを、鈍らせたり、ぼんやりとさせて「まあいいか」とさせてくる。もちろんときには、そうした、心理の安全のために、ピンボケを発生させることも大事だとは思うのだが、生きているならどこかでその、ボケさせたものと対峙をする、焦点を合わせなければならない日がやってくるとわたしは勝手に思っている。


それらはなにも、絶対にひとりで対峙しないといけない行為、というわけでもない。ただ相反する事柄として、実際のところはどれだけなにか、仲間だったり、先達だったり、思想として倣うべきものがあったとしても、最終的には自分ひとりの決断をせまられると感じる。実態と、実態から生じた理想ないしは最悪としての像があるとして、その差異を自分で改めて自認したときにどうなるのか、だと思う。思うと言ったがわからない。わたしもできているわけではないから。


うだうだとなにか、よくわからないことばかりをぼんやりと書いていたら、右手を黒猫に嚙まれてしまった。痛かった。痛かったので今日の日記はもう終わりだ。


ただなにかわからないことばかりを書き留めたなにかになってしまった。日記でありながら外へ向けて公開している日記というのは、結局のところなにか、本心でないものを書いているのかもしれない。わーっとなったが、ちゃんと、タスクを書いて物事を終わらせてゆきたい。動きたいので。

 

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