03.24|ゴーンガール

 

今日の夜みる。ツイッター上にて交流させていただいている方々とわーっとみるような感じである。俗にいう同時視聴会というやつだが、存在としてはなんというかわりとふわっとしている気がする。会というほどのものではないが、そういう日があるのは確か、みたいな、たぶん、そういう位置付けに思う。


ゴーンガール、観たのはたしか、新宿ピカデリーだった気がする。映画をみたあとの感想としては「ほほー」みたいな感じが強い。おひょーというかおほーというか、なんにしてもそういう感じでわーっとなった映画だった。ふわっとした感想ばかりで申し訳ないが、なにぶん観たのがかなり前なので、そのあたりはご了承いただきたい。


東京に住んでいた時のころをぼんやり思い出してみると、あんな狭い部屋でよく生きていたなと、思ってしまう。寝て起きるぶんには問題ないが、それ以外はまったく余裕がない雰囲気。一応、よかったところを考えてみるが、わたしの棲んでいた場所は、近場で訪問できるおもしろい場所があんまりなかった気がするので(というよりも、みつける気力がなかった)、なんともな心境ばかりになる。


関連して思い出したが、居住地の裏にはばかでけえ、宗教系の建物が一区画としてばーっと建っていた。ので、それをあるとき漠然と建物の様相観賞でわーっとしにいったのは楽しかった。あと、国道を挟んだ向こう側に、たぶんだれも棲んでいないマンション群がばーっと建ったままになっていたのが、すこし「空の境界」ぽくて、すきだった。


あと思い出したものでいうと、夜勤のバイトの帰り道で、深夜の公園のど真ん中にある休憩所っぽい360°おっぴろげの建物の中で、わーっと着衣ままおせっせしているカップルを目撃した(?)ことがある。そのときはあまりにも突然の邂逅だったので、びびって逃げたが、びびって逃げたので、ほんとうにおせっせだったかわからない。プロレスだったのかもしれない。なんとも。


全然関係ない話に脱線したので、どうにか、文言を戻してみる。


わたしの棲んでいた建物からなにかしらのところへ行こうと思ったら、基本的にはわーっとどこかへ移動せにゃならんので、しんどかった(逆に言えばそれが気楽でもあった)。末期の、外へ出るのがとにかく面倒くさかったわたしは、仕事へ行って、帰ってきたら寝る、起きたら飯を食って、また仕事へ行く。ないし下手したら仕事先で飯を食う、みたいな生活をずうっとしていたが、それを考えると、現状大阪へ戻っているのは納得っちゃ納得な気がする。精神的に疲弊する状況しかなかったのだろうと思う。


しんどさばかりを思い返してしまうが、そのアルバイト先で働いたから、わたしは映画好きの眼鏡のにいやんと出逢って、深夜の半夜勤が終わったあとに、おすすめの映画をみる生活を二年ほどすることができたとは思っている。それがいまの同時視聴会に接続していると感じるから、なんらかの体験、経験はこんなものなのかもしれない。


東京はしんどかった思い出と同時に、ありがたかった思い出がたくさんある。もっと考えて行動していたらなにか違ったんじゃないかとか、別の選択があったのではとか、思い返すといろいろだが、とりあえずは現状生きているので、まあ、はい、という気がする。気がするだけで、よいわけではないのだが。

 

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