第12話  れくちゃーその2


さてと、まず手始めにお主がどうしたいか聞こうかのう~?

聞けばお主はぱーてぃから追放され、その者に仕返しをしたいそうじゃが...


「ええそうです!!おもいっきり強くなってあいつらを見返してやりたい!どんなクズで卑怯でゲスい手を使ってでも、復讐してやる!あいつらの人生を滅茶滅茶のくっちゃくっちゃにしてウ○コまみれにしてやるう!」


「ぬうう....お主....本当に真からそんなことを思うておるのか!」


うっさっきまで温厚な爺さんがいきなり、鋭い眼光に変わって俺を睨みつけるように見ている...しまった!不謹慎な奴だと思われた!まずいことを言ってしまったか!!


「よっしゃああ!偉いぞ!そのクソGESUくてKUZUぃ意気込み見事じゃ!さすが儂が見込んだ男のよう~あっぱれ!」


バシッ!

痛っ!

爺さんは俺のオデコにあっぱれ!と書かれたシールを張り付けた…


ええ??なんだか、無印○品みたいにディスられたけど?褒められたのか?あとこのシールは?


「まあ、とりあえずは、どこの銘柄から買うかそれを決める事からスタートじゃの」


「そうですね」


そうだ、先ずはそこから決めないとな…

例えば…ミゲルは健康食品の株を安値で買い、

それがばくあがりして、あの超人的な体力、武力を身に着けた。


「よし!漏れも同じように、健康食品会社で値段があがりそうな奴を買って、あいつと同じようにムッキムキの超兄貴並みにバッコンバッコンになってやる~」


「むっ!!お主は、超アニキ好きなのか! ひょっとして筋骨たくましくて、汗と油にまみれた整備士ツナギが似合うずぃっぱーをジジジジ…」


「ウホッ!それ以上いっちゃー駄目よ駄目よ駄目ダメえ〜」


「お主もなかなか乗りまくるほうじゃのう〜」


「いえ、師匠には負けます」


イヤイヤそうじゃなくて、株だ株!


よし!やるぞー食品のカテゴリーで新興企業で、検索と

うわっなんだこれ…


「びっくりしたじゃろ?」


「こんなに食品会社があるんですね…どの銘柄の株を買ったらいいか全く分からない...」


「ざっと、新興だけで10000社、毎日50社以上上場しておるの〜う」


「こっこの中から、どれが爆上がりする株なのか...いくら数字に強い俺でも、どうしたらいいのか....僕は知りましぇーーーーん!!シェーーーーーーーーーー!!」


「まあ、確かに、儂も長年株取引に身を投じてはおるが、新しい魔法を生み出すより、どの銘柄が上がるのかを予想するほうが、数倍も難しいと思うこともあるの~う」


「そうかあ、これだといくら過去の値上がり値下がりのチャートを分析しても、どれが上がるか予測するのは至難の技だな」


「まあ、空売りみたいな、逆張りみたいな方法もあるがの〜う、まあそれはお主の今回の目的とは合わんじゃろうから意味がないの〜う」


「空売りとはなんですか?」


「下がると思った特定の銘柄をその時の時価で業者から借りてすぐに売ってしまい、その下がった値段になったら、そこで同じ株を買い、借りた先に返すやりかで利益を得る方法じゃ、だが大量に空売りして、他の保有者の不安を煽って最後に、その株を安く買うと言う方法もあるがの〜う」


うん…ひょっとしたらこれは使えるぞ!

爺さんありがとうございます!



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