第4話 旅立...てない
翌朝、グンターにまた冒険に旅立つことを言うと、
強い腕力で思いっきり、引き留められた。
「駄目だああ!!あんなおっかねえ洞窟なんぞ!!お前は馬鹿かあ~!なんでそんな死にに行くような事するんだああ!!俺だったら死んでもそんなところなんぞいがねえぞ!ああ~怖い怖い!」
グンターが鬼気迫る表情で睨みつける。怖い!!お前のほうが年季の入った戦士にみえる...
「グンターでも...俺は決めたんだ...もう一度洞窟のモンスターをすべて一通り倒して俺を追放したパーティの奴らを見返してやるんだ!行かせてくれ!」
グンターの肩を避けて出口に向かう
「駄目だあ!!兄弟同然のおまえにゃ死んでほしくねえだ!」
「決めたんだ!行かせてくれよ!」
「行けるもんなら行ってみるべさ!」
「なんだと!」
1分後
「ぐギギギ~痛い痛い痛い!グンター痛いよ~え~ん」
「なんだあ?? お前えこの位で、もうまいっちまったのがあ?俺は全然力いれてねえぞお~そんなあ弱っちいんじゃ、やっぱり冒険なんぞおまえにゃ、無理だあ」
「痛い痛い痛い!!お前のほうが冒険者に向いてるまである...グフ!!」
俺は農夫のグンターに組みふされてしまい、家から出ることが出なかった。
自分が改めてひじゃくなんだと自覚の海に沈んでしまった....
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