第23話 兄弟
無重力の中を私の意識が漂うように泳いでいる。
何も見えない。
何も感じない。
『――――』
『――――』
そんな中、意識を揺り動かす声がした。
――う。
途切れ途切れになってきた意識がパズルのピースのようにはめ込まれていきその度に意識が回帰したと分かる。
『――だから、悪かって言ってるだろ! 何度も何度も!』
『――そう何度目だ? 軽率な行動をするのは』
『あ~、もう、説教が始まって何時間経過したんだよ! そろそろいいだろ!』
『時間が解決する問題だと思うな』
――私の近くで男の人が言い争っている。
――とはいっても一方的に言いくるめられている感じがするけど。
『お前はもっと考えて行動すべきだ。お守を一人でもつけた方がいいか。それとも俺が手取り足取り動いてやったほうがいいか』
『どっちもやめてくれ、いろんな意味で手に負えないから』
一つの声には聞き覚えがあった。出会いこそ突然だったけど今では頼れる人。
大罪人ギルバード・ボアのそれだ。
でも、もう一つの声には聞き覚えがない、様な気がする。
――いや違う、聞いたことがある。
この声は寒気がしたときに聞いた。
※
「う、……う……」
基本的にリファの寝起きはいい方だ。
「ここは……」
だから、この場でも大きな混乱を招くことなく状況を把握しようとした。
リファがいたのは見慣れない廃墟の中だった。その中は廃墟と思えないほどにきれいに掃除されている。そして、目をキョロキョロさせていると知った顔があった。
「ギル……」
――と、横にいるのは誰だろう。
「お、リファ目が覚めたか。悪いなデューク説教はここまでだ」
「――まあ、いいだろう」
リファの声が聞こえたのかギルが気付いてくれた。
隣にいた男性はため息一つは吐くと視線を逸らす。
「ギル、ここは……それよりも私何があったの」
今気づいたがギルはロングコートを羽織っていない。どこにあるのかと思えばくたびれたソファーの上に寝かされている自分の枕と化している。
「まずここはデュークの塒。さっきリファに起こったことはデュークの能力に当てられたんだ」
「あっ、デュークさんに会えたんだ」
「ああ、騒ぎ過ぎて向こうから来たから、さらに怒られる種を増やしてね。リファが起きるまでの数時間ずっと怒られていたよ」
ギルに言われてはっとした。言われてみれば空が暗くなりつつあった。
「そんなに寝てたんだ」
横になっているソファーから身を起こす。
まだ完全に意識が覚醒していないのか頭の奥がぼーとしている。
「まだ寝ていた方がいい。私の力に当てられている。人体に影響がないように手加減していたとはいえ、君の体はまだ幼い。どんな弊害が出るのか分からないからな」
突如背後から聞こえる第三者の声。
「あ……」
そこには長身に短めの黒髪をおでこを出す様にセッティングして切れ長の目に眼鏡をつけていて何より目を引くのはスーツの端から覗かせる浅黒い褐色の肌である。
そして、その手にはコップに入れられた水が入っている。さらに、着ているスーツはびしっと整えられていて汚れを発見する方が難しく、ここがスラムであることを忘れてしまう程に見た目からは上品なオーラしか感じられない。
「初めまして、リファ。君のことはギルから聞いた。ひとまずこれを、安心していい。ただの水だ。この腐った街でも私の出すものは衛生的にも大丈夫だと保障しよう」
「あ、ありがとうございます。じゃあ、……あなたがデューク、さん?」
差し出された水を受け取り一口、口に運んだ後に聞いた。
「申し訳ない自己紹介が遅れた。如何にも私はデューク。世間ではデューク・マウスと呼ばれている。そこにいる愚弟が世話になった」
「あ、いえ、そんな助けてもらったのはこっちですし……」
軽く頭を下げてからもう一度リファの顔を拝む。その顔はほのかに微笑んでいてクールな大人の余裕が見えた。
「ふふ、そう言ってもらえるとありがたいな。これもなにかの運命かもしれない。以後よろしく頼むよ」
「……こちらこそ、お願いします」
ふと、リファの頭に疑問が浮かぶ。
ギルとデュークは兄弟だというが、それにしては髪の色、肌の色がまるで違う。けど、ファーガルニも多民族国家だったことを考えれば珍しくないのかもしれない。
この旅で自分の視野がどれだけ狭いか思い知ったのでなんでも否定から入るのはよくない。
「――リファ」
はっ! とした。つい考え事をしていたせいか遠い目をしていたらしい。
「ごめんなさい、何でもないです。あの! 私リファです。ギルに助けてもらいました。今も無理を言って連れてきてもらってて……わわっ! ごめんなさい」
ぼーとしていてつい話しかけてくれたデュークを無視してしまう形になり、幼いながらも赤面してしまった。
※
「状況把握した。つまりギルが無責任なことをしたということだな」
「なにも、わかってねえよ。別に無謀じゃないだろ」
「それは早計と言うものだ、僅かな隙が命取りになる可能性だってある」
「知ってるよ」
「珍しくギルが私に会いに来たかと思えば面倒ごとを投げ込んでくる。この前だってそうだ。少しは静かにできないのか」
「仕方ないだろ。なんか流れでそうなったんだから」
「まったく」
ギルとデュークの言い争いは続いた。
椅子に座って落ち着いた様子で古書を読みながら答えるデュークの姿は思わず惚れ惚れしてしまう程だ。対してギルはデュークの掌で弄ばれている感が払拭できず歯がゆい時間を送っている。
本気で言い争いをしているかと思えば、それはギルだけでデュークはギルと目を合わすことなく手元で開いている本を注視している。しかし、ギルの言葉には的確に返答しているためギルの鬱憤は溜まる一方だ。
リファは当事者であるにもかかわらず二人の言い争うに介入できなくて片隅で小さくなっていた。
「で、色々と言っているけど、どうなんだ! 協力してくれるのか、してくれないのか」
「……ふう」
一息吐き出すとパタンと本を閉じる。
「結論から言うと乗り気ではないな」
「理由は?」
優雅な姿勢を保ちながら言うデュークにギルは目を細める。座っているボロボロのソファーすら気にならない物腰はさすがで長い脚を組んでいる様はどっかの貴族よりも様になっていた。
「お前にもわかるだろう。私たちは英雄ではない。あの日交わした誓いを忘れたとは言わせない」
「――それは、……わかってるよ。あれだけは一回も忘れたことは無い」
静かに目を閉じて言うデュークにギルは細めていた目を大きく見開いて反応した。
「そう、わかってる。でも、でも!」
「それにだ、ようやく私たちは歴史から消えようとしている。お前を始めとした馬鹿四人組は争いの中に生きることも一興だろうがそうじゃない奴、特にソフィアがそれに当たるのか、あいつはもう目立たないように暮らしたいんじゃないのか? なのにそれを荒立たせることはしない方がいいと判断しただけだ」
「――――」
デュークの言うことは至極まっとうなことだ。ギル達が大暴れした日から数年の月日が経過している。その間に主にギルによって小さないざこざは発生してきたものの国家級の争いを起こしたことはなかった。
現在兄弟は行方の分からないものもいるが各々の性格上闘いとは無縁の場所にいる可能性が高いものもいる。そんな人からすれば今回ギルの行動は迷惑極まりない。ようやく周知の事実が崩壊を始め、徐々に忘れられていく最中、国と喧嘩をすれば安寧とは縁遠いものと化してしまう。
無論、ギルにもその程度の発想は存在した。故に嫌がる心を静めてデュークの会いに来たのだ。ギルと他の誰かの協力を経て行動しても反発が来るのは想定される。しかし、そこに長男であるデュークが加わっていれば話は変わってくるのだ。
デュークはその能力においてすべての行動が『是』になる。
誤った行動とはすれすなわちデュークの理念から外れているということであり、デュークが行うことはすべて正しい行動と受け取ることが出来る。
つまり、デュークが一緒にいるのか、いないのか、それは周りの兄弟に多大な影響を与えるということだ。
当然デュークもその事実については認知している。だからこそ慎重になる。
渋るデュークは口を堅く結んだまま話そうとしない。ギルもまた同様に。
そんな二人がいる空間は何倍も空気が重く感じた。そんな中を少女が生きていられるわけがない。
それでも少女は決意を決めて声を出す。
「あ、あの! 私がギルに言ったからなんです。でも、無理を承知でやってくれるといったギルに対して嬉しくなっちゃってここまで来てしまったのです。ごめんなさい、私があんなこと言わなければ……」
「リファ!」
沈黙をやったリファは部屋の片隅から飛び出してデュークの前に行って頭を下げた。それを見たギルは慌てた様子でリファに言い寄る。
下げている頭に優しく手を置いたギルはリファとデュークに向けて言う。
「前にも言ったはずだリファ。別に俺はリファのためにやるわけじゃない」
そこでギルはデュークの目を見る。
「なあ、デューク、親父は言ったよな。約束は必ず守れ、と、確かに俺が後先考えない軽率な行動をしたことは認めるけど、一度してしまった約束は守らないといけない」
つまり、と
「俺は誰かも為なんかじゃない俺自身のために、俺が結んだ約束を果たそうとしている。それが偉大な親父との約束だ」
目を細めていながらも口元は僅かな微笑みが垣間見えるその姿、その言葉を言う時の姿はこれまで見た中で一番に凛々しかった。
「まったく……」
嘆息したデュークはつけていた眼鏡を外すと目頭を押さえて少し考え事をするように目を閉じる。その後に再び眼鏡を付けた。
「ここで父上を引き合いに出すとは、少しは成長したようだな」
「年齢的に考えると、肉体的な成長はないはずだけど……それでどうなんだ」
「約束を守るため、強いては自己利益の追求か……。ははは、わかった、いいだろう。そうだ、いつまでたっても私たちは大罪人でいい。――あの日の約束通りな」
どこか遠い目をして過去を振り返るようなそぶりを見せる。
――運命の歯車が狂い始めた日を。
――ただの兄弟だった彼らが大罪を犯す決意をしたあの日を。
今となってもあの時のクーデターを起こす以外の解決方法があったとは思えない。
結果こうしてまた過去を笑いながら話すことが出来ているのならば上出来ではないのだろうか。
平穏な時間を生きていけると確信したと同時に運命は牙をむく。
過去にも何度かギルがデュークの元へと助けを求めに来たことはあった。その度に手助けをしてきたが、今回、これまで以上に面倒な案件になる。
「――まったく」
小さな声で呟くデューク。
もちろんほかの二人に耳には届かない。デュークの日々の過ごし方は基本的に古書を読んで過ごすのが大半だ。
何やかんや言ってギルが運んでくる面倒ごとは案外嫌いではない。ギルはいつもデュークの考えの斜め上の行動をとる。それを見るのはひそかな楽しみだ。
――本心を言うとギルがこれまで以上に頼ってくることが予想できるから決して言うことはないが。
「ま、愚弟の尻を拭ってやるのも良き兄の務めだからな」
「けっ!」
今度は聞こえる声で言った。当然ギルはいい顔をしないがまだ見ぬ景色を見せてくれるギルはいつになっても面白い存在だ。
「だが、ギル。私が手を貸すと言っても全員が納得するわけじゃない。この意味が分かるな」
「ああ、ことが終わったら久しぶりに全員に会いに行くよ」
「それが終わったら、また私の元へ来て報告しろ」
「へいへい」
変わらない不機嫌な声だったが協力を取り付けたことによる安堵したような安心感が節々にばらまかれている。
「あの~、ギル。これからどうするんですか?」
ギルとデュークが刺々しくも兄弟らしい会話をしているとリファが心配そうに軽く手を挙げて聞いてきた。
「ん、そういえばそうだな。ギル、他にはどうするんだ」
リファの言葉で気づいたデューク顎に手を当ててギルに聞く。
「俺とデュークだけでも不可能じゃないんだろうけど、名目上の革命だからな。人数はいた方がいいだろ」
「つまり、出来る限り人数は集めると……って言っても、あんまりのんびりしていれば世界政府が大々的に私たちを手配してしまう可能性が高い」
「だよな、だから」
デュークは椅子に深く腰掛けて足を組み替えて考え始める。
「――私とお前以外で居場所が特定できているのは残り四人か……。これ全員連れていくのか?」
「ルクス、メイ、アレンは確定だな、ていうか嫌がっても協力させる。でも……あいつはな……。」
「……でも、……だな」
「――?」
二人の歯切れの悪い会話に違和感を覚え、同時にギルは兄妹のことを語る時は懐かしむような仕草を無意識にやっていたのに今は本気で引きつった顔をしている。
デュークも同じようでギルがこの案件を持ってきた時以上の深いため息をつく。
「どうしたの、……あと一人は誰?」
押し黙った二人を見ると聞いてはいけない気もしたが、ぎゅっと唇を湿らせて聞いてみた。
「サーシャだ」
ギルが明らかにテンションを下げて答えてくれた。そのままギルは立ちすくんでいたがだんだんに姿勢を低くしてついには足を組んで座り込んでしまう。
「サーシャ、さん。どんな人なの? あっ! もしかしてとんでもなく怖い人だったりして……。どうなの?」
「違うよ、サーシャが怒ることは滅多にない。いつでも満面の笑み保ち続けている」
いつになく暗い顔をしだしたギルにわかってデュークが答えてくれる。
「クーデターの時だって一人単独行動をして、何をしているかと思ったらロンドリア騎士を使って人体実験をしていたからな。あれは驚いた。それも、辺り一面騎士の悲鳴と飛び散る血の渦中にいて、そこはまるで阿鼻叫喚の地獄絵図が広がっていたにもかかわらず表情一つ変えることなくだ」
笑顔でいることが一番の恐怖、と言いたいのだ。
「――な、なんか、すごそうな人ですね、でも、それが今のギルのテンションの低さをどんな関係があるんですか?」
「サーシャは常に好奇心と興味で動いている。そんなサーシャにとってギルは昔から格好の実験材料だったんだ。嫌がるギルに嬉々としてちょっかいを出すサーシャはものすごく生き生きとしていたな。それこそ今でもトラウマに色濃く残るくらいね」
「あはは、……そうだったんですね」
かける言葉も見つからないといった顔をするリファはどうしようもなかったので苦笑いだけしておいた。
「じゃあ、残りの三人だけに協力をしてもらえばいいじゃないですか? 私が偉そうに言えたことではないのですけど」
「そうもいかない。あいつは性格こそ最悪だが、それに似合う実力を持ち合わせている」
「ぁぁぁぁぁあああ! もういい! 行ってやる! デューク、リファ! サーシャの所に行くぞ!」
突然廃墟に響いた悲鳴のような声。
頭を抱えて露骨にテンションを下げていたギルが吹っ切れたのか、がむしゃらに行こうと思ったのか急に元気になった。
「考えてみればファーガルニを出るときにサーシャの所に最初に行くか、デュークの所にするかで悩んだ末、サーシャ対策としてデュークの所に来たんだった。だから色々と頼むよ、デューク!」
「なんで人に頼むときにこうも高圧的なんだろうね」
呆れたように目をつぶる。しかし、よくよく見ればその頬は少し吊り上がっている。
国家級の戦力を保持している関係上バラバラに過ごしているためデュークの元には基本、なにかをやらかしたギルしか来ない。
仕方がないとはいえ兄弟と共に過ごす時間を至福であると捉えているため少しでも一緒にいられればうれしいのは当然のことだ。
「――――ん、んん」
吊り上がった頬に気付いたのか二回ほど咳払いをして気持ちを落ち着かせる。
「んじゃ、デュークが協力してくれるし、早いとこサーシャの所に行こう!」
「お――!」
「ちょっと待て」
空元気にふるまうギルが片手を天に突き出して気合いいっぱいに宣誓すると、ノリのいいステラの同調してくれるがデュークはそこまで甘くなかった。
冷静な声でギルの首根っこを掴んだ。
「時間を考えろ。もう夕暮れだ。何をするにしても明日以降になる。今はとりあえず
体を休めるんだな」
「――ああ、せっかくの俺のやる気が」
「下手な芝居はやめろ」
わざとらしく落ち込んで見せる。
「はいよ」
しかし、そんなものデュークには効かない。
「リファ申し訳ないね。君のように可愛らしいお嬢さんをこんな汚い場所に寝かせることになって」
「いえ、ギルとここまで来るときの方がもっと波乱万丈に過ごしてきたのでこの程度大丈夫です」
どうやらステラはこの上ないサバイバル能力に目覚めたらしい。
結局太陽も沈みきってしまい周りも暗闇が包み込んだこともあってギルとリファはデュークが根城にしている廃墟の一角に泊まることになった。
「ああ、手足が拘束されていなくて、なおかつ屋根があるって素晴らしいね、ギル!」
「それは今日まで奴隷車に紛れ込んで夜を越したり野宿をしたりして過ごした俺への当てつけかな」
「ふっふー! どうだろうね」
「なんだ、ギル。お前またそんなことをしていたのか」
「なるべく手間を省きたくてね」
「周り回って逆に面倒ごとに巻き込まれたんだろ。いつものように……」
「すごい、デュークさん、当たってる」
「――くっ、言い返せない」
三人の会話が交互に飛び交っている。
リファはさっきまで寝ていたくたびれたソファーにまた横になる。ギルとデュークはそれぞれ離れた場所で壁に背中をくっ付けて座り込んでいた。きっと、今リファがいる場所がいつもデュークが使っている場所だろう。
そう考えると申し訳ない気持ちになるが例えくたびれているソファーでもソファーはソファーであることに変わりはない。年齢に合わないサバイバル生活によってリファは心身ともに疲れ切っていた。なので、デュークの誠意に甘えてしまうことにした。
「それじゃ、明日から行動を開始する。それでいいか?」
「ああ」「はい」
思えば遠くに来た。
ここ数日激動の時間だった。
そんな感慨に耽っていると薄暗くなったことに気付いた。
既に周りの建物の位置や他二人の姿を捉えることも出来ない。
一見不便のように感じるが案外そうでもなかった。目はそのうち慣れてきて輪郭程度ならぼんやりと見分けることが出来るし、なによりも窓すら存在していない窓枠から夜空の模試を眺めるのが旅を始めてリファが好きになったことの一つだ。
夜空は広大で一度見つけた星は二度と見つけられないような気さえする。
母を失い、家を失い途方もなかったはずなのにドキドキ興奮している自分がいる。
――お義母さん、私楽しいよ。
途中大変な目にあったけど乗り越えることができた。
ひとまず、ファーガルニ王国を出られよかったとリファは思っている。
リファが生まれると同時に国政が大きな分岐点を迎えたファーガルニ王国。
本当の幸せまでもう少し。
その期待が胸をいっぱいにする。
暗闇に慣れた目でじ――と二人を見てみる。綺麗な寝息を立てていることから多分寝ていると思う。
また明日もきっと予想できない楽しいことが待っていると確信している。
その楽しみを抑えてリファは眠りについた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます