第14話

終わっていなかった。

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どれほど地球を傷つけるんだ。

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僕たちはまだ安心して寝ることは許されないみたいだ。

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衝撃の発表があった日から半年経ったのだが

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最後の1つは一向に落ちてこなかった。

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もう落ちてこないのではないか。

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世界中がそう期待し始めた頃

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テレビにニュース速報が入り、見慣れてきた顔ぶれの人達が何度目かの緊急会見を始めた。

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最後の隕石について発表するようだ。

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落下時期は

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2ヶ月後とのこと。

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そして、つづいて発表される落下の場所を聞いて

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恐らく世界中が耳を疑った。

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落下予測地点は

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またしても

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日本だった。

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中心地点は

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石川県

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さらに今回は隕石の大きさが破格だった。

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直径約50m

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これまでの2倍以上の大きさがある。

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50mの隕石が落下すれば、被害もこれまでとは比べ物にならない。

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石川県とその周辺だけでなく、本州の半分以上が被害を受けると予測された。

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何で

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何でまた日本なんだ

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日本がいったい何をした

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日本には戦争もなく

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一生懸命平和を保っている。

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そして僕はハッとした。

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中心地点である石川県は

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侑斗の実家だ。

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慌てて侑斗の部屋へ行った。

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「侑斗!!」

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僕の声を聞いて振り返った侑斗は、青ざめた様子で携帯を握りしめていた。

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携帯、、

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繋がらないんだ、、

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僕の時と同じだ。

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「今回は、落下までに2ヶ月ある。必ず避難できる、大丈夫。連絡ももう少ししたら繋がるようになる。」

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侑斗を安心させるようにゆっくりと言葉をかける。

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そして、、

今回の隕石は関東にも被害を及ぼす。

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ということは、、

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「逃げるぞ!!侑斗!!」

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