第9話
なお、隕石の大きさはこれまで落下してきた隕石よりも大きいと予測できます!!
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そして、たった今、、落下中心地が判明したとの情報が入ってきました!!
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アナウンサーが必死にカンペを探している。
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落下中心地は
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福岡です!
落下地点は福岡県です!
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落下時刻は
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、、5時間後です、、!!
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福岡県とその周辺にいらっしゃる方は今すぐ避難をしてください!!!」
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福岡?!
待ってくれ、福岡には両親がいるんだぞ!?
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僕はパニックを起こし、すぐさま両親に電話をしたが、どちらも繋がらない。
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政府は、急遽全国の航空機の離陸をストップし、九州北部から離陸する飛行機を受け入れる体制を整えた。
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新幹線のダイヤも全て停止し、九州からとにかく多くの車両を本州に向けて走らせた。
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へリコプターも出動させ上空からの避難経路も確保した。
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とにかく全員が避難できるよう、日本中の交通網を連携させて避難経路を整えた。
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お願いだから電話繋がってくれ!!
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僕は携帯を握りしめながら、何度も何度も両親に電話をしているが一向に繋がらない。
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メールも何度送信しようとしても、サーバーダウンで送信できない。
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そんな時、僕の部屋を誰かが勢いよくノックした。
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侑斗が来た。
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「お前の両親、福岡にいるんだよな、、?!
連絡とれたか?!」
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「電話もメールも繋がらないんだよ!!
取り残されたりしてないかな?!
それにしても何で、、
落下はもっと早くに分かるようになったんじゃないのか、、
何でよりによって福岡に!!」
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僕はパニックを起こし、震える声で何で何でと侑斗に叫んでいた。
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侑斗はひたすら僕の背中をさすり、大丈夫だとなだめてくれた。
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両親に連絡がつかないまま、墜落まであと3時間と時間が迫った時
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メールが届いた。
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母親からだった。
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慌ててメールを開く。
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「もう会えないかもしれないので、私達が死んだ時にあなたが受け取る生命保険の内容を送っておきます。それからあなたの結婚式とか、将来の為に貯金していた銀行口座の番号なども送っておくね。」
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