生存者0人〜本当に闘うべきもの〜

第8話

もしもこれが日本だったら、、

日本人はどんな行動をするのだろう。

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他人事ではないこの映像をみて、もし日本が同じ状況になったらどうなるのか考えていた。

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落下予定日の2週間後。

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落下地点とされるチュニジアの映像が映し出されている。人々は非難を完了させていて、静まり返っている。

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予定時刻より10分が経過した頃。

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凄まじく何かが光ったと同時に、これまで聞いたことのない爆音が響き、さらに爆風により一瞬で建物が吹き飛ばされ粉々になりながら宙を舞った。

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予定通り隕石が落下した。

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今回は落下までに時間があり、国民の避難が完了できた為、死者は出なかった。

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死者が出ず安心したのも束の間。

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この2週間後、

立て続けに次の落下が発表された。

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落下場所は、ウルグアイ。

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落下予定時刻までは、チュニジアと同様に2週間週間あった。

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2週間後、

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今回も予測通りに隕石は落下した。

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これで、地球に落下する隕石はあと１つとなった。

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落下するまでに避難する時間さえあれば、私たちは逃げることができる。

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研究チームが2度、隕石を早期に検出できたことで、僕たちは少し安心していた。

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あと１つの隕石が残っていたが、世界は少しずつ以前の生活を取り戻してきた。

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それと同時に、隕石落下に備えて一時冷戦となっていた戦争も各地で再開されていった。

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人類は平和の尊さを学べず、また人間同士で争う道を選んだ。

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その天罰が下った。

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隕石が落下しています！

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隕石落下中！

命を守る行動を！！

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明け方5時

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携帯のサイレンが響き渡った。

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その音で飛び起き、急いでテレビをつけるとどの番組もいっせいに隕石落下を知らせる内容へ切り替わった。

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MSRサイレン発動！！

国民に緊急事態を呼びかけます！！

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落下予測地点は

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日本です！

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日本に向かって隕石が落下中です！