第24話 星海社さんを城攻め

 17万1千字に後退しました。ずいぶんと前に書いて弱かったり矛盾したりしていた部分を削ったのです。文章もったいない病が発症する前に消しちゃって、戻せなくしておきます。




 昨今のなろう作品はそもそも王道ストーリーへ対するアンチテーゼが大衆に受けたものであると解釈しています。でもそれはあくまでオタク界隈の話であって、世間一般はいまだに王道作品が好まれているように思います。なろう作品全盛に、現れた鬼滅さんは痛快でした。


 ここで出版社さんも王道回帰に舵を切ってくれたら嬉しかったのですが。いち消費者おれごんの好みとして。ですがまだまだなろうで引っぱるつもりのようですね。残念。


 先日発表された星海社さんの新人賞座談会から、次回応募作には『王道で、人間を描いたもの』『人間讃歌』がほしいという発言がありました。これらはおれごんに対するラブコールであると勝手に受け取りました。

 考えてもみてください、他社では今、スタイリッシュに軽妙に、痛快に気軽に迅速に明快な作品が求められています。この列挙はいずれも、おれごん作品とは距離のある形容動詞。


 そこにきて世間一般とは距離をおいた作品のご所望。ここはおれごんの出番に違いありません。

 ゆえに今から改稿した第2作を提出し、いずれ改稿する第3作を提出し、いつか完成する第4作の提出先は。いずれも星海社さんの新人賞以外にありえません。誤解を恐れずに言いきってしまえば星海社さんくらいでしょう、異世界メガネを通さずに拙作などをまっすぐに読んでくださるのは。


 まず今夏に第2作を、年末にかけて第3作を、来春に第4作を。4つ目のできあがるタイミングで2番と3番を入れ替えるかもしれませんが、とにかく怒涛の3連続投稿にて星海社さんを城攻めしたいと考えています。

 この挑戦の結果が出るのはまさに、来年の今ごろです。その一部始終はここですべて報告できるでしょう。

 ま、いえ。

 全精力を傾けるのですから、言わずに筆を置きます。

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