第22話 決勝戦にて故障、それで病室にて

 新作は17万字を越えました。まだ病室から出られません。

 激闘でしたから故障したんです。スポーツ選手に故障はつきもの、そこでしゃべっています。病室でずっと、今後について。リハビリとか、新しいギアにまつわる話についてしゃべっています。

 過去の回想も入るんでした。地味なのになっが〜い話になりそうで心配。




 閑話休題。

 電子書籍の70万字は4巻に分けました。タイムスリップものだったじゃないですか処女作。そこで巻数には、ニキシー管の意匠を取り込んでみました。

 それはsteins gateのコミックスでも見られる趣向でして。劇中でその世界線変動を示すダイバージェンスを表示する機械ダイバージェンスメーターの、その表示装置として使われていたのがニキシー管なのです。

 ま、拙作ではそんなガジェットは登場しませんけどもね!


 それで本家にあやかりニキシー管のフォントを使うことにしたのですが、おれごんがもつものは同人誌の付録として頒布されていたもの、これを商業に用いるのは御法度と気づきやめました。危ない危ない、もう少しで法を犯すところでした。


 しかしいいですよねえ、タイムスリップにニキシー管。

 そこでオリジナルで作ってみることにしました。ココナラとかメルカリには自作のニキシー管フォントが売っています。だったらおれごんも自分で作ったらいいのです。


 出来上がって投入しましたら。

 いやあ、さすがはプロのデザイナーさんです、見やすいったらないです。その点おれごん製は最悪です、ごっちゃごちゃごちゃ。

 破棄しました。ここまでの作業はぜんぶ無駄。


 泣く泣く普通のフォントに戻しました。白抜きにして目立つようにしただけ。限界です、おれごんの限界。

 と言いますか、いつもオリジナルオリジナルとうるさい人間が今回だけなぜか寛容で。フォントが使えなくてよかったと思いました。

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