応援コメント

米莉アルの提案」への応援コメント


  • 完成後時間を置いての拝読で失礼しております。三月に読ませていただいた短編のその後が気になって、改めて通して読みました。

    あちこち手を入れられた部分も含めて、総じてつながりよくまとめていらっしゃると思います。もともと霊感体質だったのが、成り行きで強化されていって、という説明も、すんなり受け止められる設定だと思いました。話を丸めるのがうまいと申しますか 笑、結構あちこち接続が悪いところもある話同士を、きれいに一連の作品集にまとめられた手際は、やはりなかなかのものだと感じました。
    一つ申し上げるなら、「ぐちゃぐちゃ」の2の出だし部分、ここだけは話の切り替え方に唐突感が残りました。前話とのつながりがどうなってるのか、かなり読み進めないとわかりませんので、まあ元の作品群を知っている立場だと読めるのですけれど、新参の読み手は「?」となって止めてしまうかも知れませんね。
    あと、これは好みの問題なのかも知れませんけれど、冒頭の独白、これは死ぬ間際の場面でなくてもいいのでは、と思いました。単純に、だいぶん歳を取ってからの過去を振り返るシーンでもいいし、米莉アルとの関係が佳境に入っている時期に、ちょっとこれまでを振り返ってみた、という場面でも構わないのではないかと。一つには、このままだと私のような深読みする読者が、変に構えてしまうと思うのです。「この場面は前振りで、話の途中か最後の方で回収する形になっているのでは?」というように。でも、ストーリーはこれから米莉アルとの関わりが始まる、というところで終わってますんで、最初のシーンに戻るわけではないし、ちょっと肩透かしっぽく映るのですね。いや、深読みする詠み手だと、ですが w。まあ、意見の一つとして聞いてください。

    あるいはこれから米莉アルとのバディものを、本格的に書いていかれるおつもりでしょうか? 総じてバランスが取れた作風でいらっしゃるので、この先、ホラーでもミステリーでもその他でも、いろいろな方向に挑戦していけると思います。また読ませてください。

    作者からの返信

    お読みいただいたことへの感謝を、そしてとても励みになるコメントをありがとうございます。

    ご指摘いただいた点は、全くもってその通りだと思います。
    元となる作品との関連性について、概要欄に書いてあるから大丈夫だろうと無意識に考えていたのだと思います。確かに新規の方にとってはわかりにくい描写でした。

    冒頭のシーンにつきましては、まず大きな謎めいたシーンを描きそれから徐々に真相に近づいていくというパターンの話を書きたかったのですが、未熟故上手くまとめることが出来ませんでした。

    このシリーズにつきまして、色々と書きたいネタが残っているのでいつか再始動すると思います。未熟なうえに遅筆ですのでいつになるかはわかりませんが、よろしければこれからも宜しくお願い致します。