第45話 あとがき

 お読みくださりましてありがとうございました。

 これは、昔聞いていたネットラジオに「右脳でも左脳でもなくち⚪︎こ脳(ラジオにはそういう概念がありました。)で考えよう」という「ち⚪︎こ脳だもの」というポエムを投げつけるコーナーがありました。

 今回の作品は、そのコーナーの趣旨のまま、思いついた言葉を書いたものになります。タイトルが「ちやほやされなかった頃」となってますが、ラジオが「わーきゃーいわれたい」なので、そこになぞらえてます。




 さて、みなさん。

 ここまで辿り着いたみなさん、いきなりあとがきをみたみなさんも。



 意味の分からない詩はいかがでしたか?

 文脈も意味も言葉遊びも、やまもいみもおちもありません。

 むかつきましたか? それとも虚無感に駆られましたか? 何か言葉遊びを考えましたか? それとも読んだ言葉から全然違うものを連想しましたか?


 それがこの詩です。

 でも、それで良いんです。



 このポエムもコーナーで読まれたポエムも「意味が分かっても、意味が分からなくても良いんです。」なんとなく楽しければ良いんです。

 私が楽しさを決めるのではなく、読み手のあなたが好きに楽しんでくれたら幸いです。



 私どもは、最近分かりやすい表現と相手から間違いを指摘されないような言葉運びを選ばされがちです。また、すべての物事に意味付けをするような、ある意味での効率化を求められている気もします。

 そんななんとなく生きづらさがある世の中が、特にネットでは見られます。

 ただ、それだけにとどまらない、無意味なものの集まりを「豊かさ」と呼んで、それをなんとなく意味なく抱えたいと思います。

 このポエムは、読んで無駄だったかと思います。でも、その無駄らしさが、私の意図するところです。

 長々と語りました。



 それでは最後に今後の抱負を。

 少しだけ蛇口を閉めるように、詩を書くのを一旦休みます。その間にやる気と余裕があれば、もう少し分かりやすくて、読みやすくて、エンタメ性があって、意味があって、体系だった、そんな物語を書きたいです。

 面白くて分かりやすくて、みんなに読んでもらえて金になる小説を書きたいと思っています。

 ポエムだけ書いて気持ちと生活が楽になれるわけではないので。

 ただ、こういうポエムは、今後も私からどうしても出てくるので、またそのうち溜まってきたら書きます。

 

 お読みいただきましてありがとうございました。これから読む方は、またこの無意味な海の探索をお楽しみください。

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詩・ちやほやされなかった頃 水乃 素直 @shinkulock

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