第58話 ※ステータス表示あり
月日は流れ、夏達が仲間になってから1ヶ月程が経過した。
俺は、ハンク達数人を相手に毎日戦闘訓練を実施している。その甲斐もあり、少しは臨機応変に戦える様になってきた。
なお、夏達にも俺のスキルの事は伝えている。
揚石達と戦ったときに夏達も可怪しいと感じていたそうだ。というのは、ハンク達が殺られたはずなのに、死体が残らずに消滅していた。そして、次の日にハンク達が生き返っていたので、夏達はハンク達が主と慕っている俺に秘密があると考えていた。
そして、その原因として俺のスキルがただの建築スキルじゃないと推察していたそうだ。ただ、俺が何も言わなかったので、打ち明けてくれるまで待つことにしたそうだ。
俺にとっては当たり前のことだったので失念していたが、そう言われると可笑しな点が多々あった気がする。まだまだ、詰めが甘かった。
ここ1ヶ月で大きく成長したのは、夏だと思う。
夏は益子君と共に外回りの探索(家畜確保)や防衛戦にも積極的に参加し、10レベルに達した。そして、彼女は日本でも屈指のシューティングゲームの腕前を発揮できる能力を得ることが出来たのだ。
名前 : 南島 夏(みなみしま なつ)
レベル : 10/50
スキル : 狙撃 レベル3
レベル1 : 基本狙撃術、スコープ(小)
レベル2 : 狙撃補正(小)
レベル3 : 銃生成、追尾ショット
銃生成は、ライフルを生み出せてる技だった。なお、ライフルの弾丸を充填出来るが、連続で弾丸を充填し過ぎると疲れて立てなくなってしまう。そういった、体力の管理も夏なら直ぐにものにするだろう。
益子君も着々と実力を付けており、11レベルに至った。10レベルから11レベルに上げるには、かなり時間が掛かったとのこと。若松さんが教えてくれた情報は正しかったということだ。
ハンク達とも模擬戦を行い、まずまず戦えている。俺とも数回戦ったが、悪くない動きだと思う。オーガとソロで戦ったとしたら、僅差でどうにか勝てると言ったところだ。
夏がオーガと戦ったら……分からない。夏とオーガでは、力の方向性が違うので評価のしようが無い。夏は狙撃がメインなので、接近するまでにオーガを打ち取れるかどうかとなるが、それだと強さの比較が出来ない。
近藤君は、発展途上とだけ言っておこう。まだ、際立った成果が出ていないが、何も役に立たないスキルなんて無いと思っている。清掃スキルは、今後に期待である。
そして、この日次のステージに進むための新たなカードが手に入った。
オプションカードの『遠征(20) ☆☆☆☆』である。
配下を20人までマイスペース外へ遠征させることが出来る。
継続遠征期間は30日間であり、それを経過すると強制的にカードへ戻る。そして、ペナルティーとして、30日間は再遠征出来ない。
名前 : 海堂 冬夜
レベル : 16/50
スキル : マイスペース【ユニーク】 レベル4
レベル1 : マイスペースに配下を召喚可能(26/40) ▽
レベル2 : オプションカード枠+1枚 (マイスペース増加 ☆☆☆☆)
レベル3 : マイスペースに施設を設置可能(18/20)△
・マンション (10)
・太陽光システム (1)
・備蓄倉庫 (1)
・予備備蓄倉庫(1)
・田畑 (1)
・防壁 (3)
・訓練所 (1)
レベル4 : オプションカード枠+1枚 (遠征(20) ☆☆☆☆)
レベル5 : マイスペース内で配下の能力を継承可能 ▽
◇◆◇◆◇◆◇◆
拠点の施設配置図イメージ(58話頃)を「近況ノート」に載せました。
興味あれば、確認下さい。
https://kakuyomu.jp/users/gannta342/news/16817330657599397897
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます