第56話


 合成の結果、こんな感じに落ち着いた。


 <配下カード>

 ・大魔道士ジーニャ(Lv5) ☆☆☆

 ・暗黒ハンク(Lv5) ☆☆

 ・ハンク(Lv2) ☆

 ・アーク(Lv3) ☆

 ・アーク ☆

 ・ジェイド(Lv3) ☆

 ・ジェイド ☆ ×2

 ・ガラム(Lv2) ☆

 ・シード(Lv2) ☆

 ・キャメル(Lv2) ☆

 ・ヒンク(Lv2) ☆

 ・キーシャ(Lv2) ☆

 ・ロイス(Lv3) ☆

 ・ゼネブ(Lv3) ☆

 ・ゼネブ ☆

 ・エミリー(Lv2) ☆

 ・エミリー ☆ ×3

 ・カリーナ ☆ ×2

 ・デビット(Lv2) ☆



 レベル5になった2人は、スキルレベルも上昇していた。この辺りは、俺達と変わりがない様だ。自身のレベルが5つ刻みでスキルレベルが1つ上がる様だ。


 名前 : 大魔道士ジーニャ ☆☆☆

 レベル : 5/30

 スキル : 全魔法 レベル2


 名前 : 暗黒ハンク ☆☆

 レベル : 5/20

 スキル : 暗黒剣術 レベル2


『ふふふ、妾の時代が来たのじゃ!』『………素晴らしい。』との反応だった。



 ・・・・・・・・



 防壁に関しては、皆んなとの話し合いの結果、概ね当初の計画通りで落ち着いた。


 ・第一防壁(外側)

 外側に掘りを設けている。第二防壁との間は、家畜の飼育や田畑の栽培を行なっている。


 ・第二防壁(内側)

 こちらも外側に掘りを設けて、マンションを囲っている。マンション横に新たに予備備蓄倉庫を設置してあり、籠城した場合、1ヶ月程は耐えられる。


 なお、スキルレベル4になった事により、マイスペースは400m×400mへ拡大した。それと並行して、防壁の設置場所を外側へ移動させて、田畑スペースを広げた。


 城壁は俺のスキルで設置しているが、なるべく自分達で出来る事はしている。例えば、堀は自分達で掘削した。設置コストを浮かすためである。





 また、食料事情も良い方向に変わってきている様だ。


「こんにちは。調子はどう?」


 午前中の鍛錬を終えて、暫し休憩なので金安君が作業している畑へ俺は足を運んだ。


「冬夜さん、こんにちは。こっちは順調です。1週間前に蒔いたほうれん草が収穫出来るまでなりました。ザックリ通常の10倍程のスピードですよ!野菜の種類、時期、スキルの効果・期間等を検証してみないと正確な事は言えませんが、確実に成長速度は早くなってます。」


「10倍って、そりゃ凄い成果だ。」


「まだまだ、試行錯誤中なので、何とも言えないです。あと、『早く育つ』の指示の他に『大きく育つ』『より甘く育つ』など欲張って3つの指示を出した場合、全ては叶わない事が分かりました。こういった指示を出した場合、早く育つ物もあれば、大きくなる物、通常と同じ成長速度の物(これは甘さが違くなる想定)などまちまちでした。推測すると、何か1つしか指示を受付ないようです。こういった事も含めていろいろと検証を続けます!」


「うん。よろしく頼むよ。この拠点の食料確保の一翼を担う事になるからな!」


 金安君の方も順調に検証が進んでいる様で安心したのだった。


 そしてまた午後の訓練に戻るのだった。



 ◇◆◇◆◇◆◇◆

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