第55話



 今の配下のラインナップはこうだ・・・・。


 <配下カード>

 ・大魔道士ジーニャ ☆☆☆

 ・暗黒ハンク ☆☆

 ・ハンク ☆ ×4

 ・アーク ☆ ×6

 ・ジェイド ☆ ×6

 ・ガラム ☆ ×5

 ・シード ☆ ×7

 ・キャメル ☆ ×4

 ・ヒンク ☆ ×4

 ・キーシャ ☆ ×6

 ・ロイス ☆ ×5

 ・ゼネブ ☆ ×5

 ・エミリー ☆ ×4

 ・カリーナ ☆ ×2

 ・デビット ☆ ×4


 気付けは、14種類、64枚もの配下カードが手元にある。


 こんな世界になってから、既に2ヶ月近くが経過していることになる……。長いようであっという間だった気がする。


 俺がちょっと思い返していると……。


「冬夜さん?どうかしましたか?」


「いや、こんな世界になって2ヶ月が経過したんだなぁ〜と思ってたんだ。色々あってあっという間にでした。」


「……本当ですね。あれからもう2ヶ月ですか。橘君達の事もあるし、色々ありましたね。でも、私は冬夜さんと一緒にいられて良かった。」


「ありがとう。って、俺たちだけ話してて脱線しちゃったね。まずは、ハンク達のレベル上げをやりますか!」


 気を取り直して、ハンク達の強化に戻る。




 訓練所にいると『合成』という項目が新たに発生した。

『合成』の項目を選択し、強化対象を選択。次に消費対象を1枚選択する。


 ◯強化対象 : ハンク☆☆

    レベル : 1/20

    スキル : 暗黒剣術 レベル1


 △消費対象 : ハンク☆

    レベル : 1/20

    スキル : 剣術 レベル1


 ⇒ 合成結果 : ハンク☆☆

    レベル : 2/20

    スキル : 暗黒剣術 レベル1



 また、『決定』するまで、合成が実施されないので、色々と検証できた。

 その結果、消費対象は最大10枚まで選択でき、選択する枚数によって合成後の結果(レベルアップ)に違いが出た。


 それによって、次の法則が分かった。


 ・消費1枚 : レベル1⇒2

 ・消費3枚 : レベル1⇒3

 ・消費6枚 : レベル1⇒4

 ・消費10枚 : レベル1⇒5


 レベルが上がる毎に消費枚数が1枚づつ増えている。

 これを考えると…。


 ・消費15枚 : レベル1⇒6

 ・消費21枚 : レベル1⇒7

 ・消費28枚 : レベル1⇒8

 ・消費36枚 : レベル1⇒9

 ・消費45枚 : レベル1⇒10


 1人をレベル10へ上げるのに、配下カードを45枚消費することになる……。

 レベル20へ上げるには190枚必要で、レベル30へは435枚……途方も無い。


 検証結果を皆へ伝えると、俺とは違う反応だった。



『1ヶ月半でレベル上限へ達する事が出来るのですね!流石、冬夜様です。』


『妾など1年半しないで、30レベルの超人になることが可能なのか……。流石我が主じゃ。』


『………まずは、…………日本人に対抗する力が必要。』


 配下達の反応は、そんな短期間でレベルがアップ出来るのが有り得ないとの反応だ。


 まあ、冷静に考えてみると引き籠もって居るだけで、ノーリスクで配下を最強へ育てられるのは……凄いな。



 ◇◆◇◆◇◆◇◆

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