3章 其々の成長 ※2033年4月頃〜
第53話 ※ステータス表示あり
揚石・仙道達との戦いから数日が経過した。
俺の傷は全回復している。
夏も酷い怪我を負っている訳ではない。
夏と仙道の実力が離れ過ぎていたため、夏は仙道の一撃で気を失わされて連れ去られたのだ。打ち身で青痣が残ったが大した怪我はなかった。
なお、俺と夏の怪我は秋実さんのヒール(小)で回復している。
今回の人為的災害(奇襲、戦闘)を経て短期的な目標を設定した。
また、中長期的な目標も改めて設定した。
この方針は、秋実さん、夏などの仲間をはじめ配下達の意見も聞いてまとめている。細かな事は多々あり書ききれないので、主要な項目を抜き出した。
<短期的目標>
①戦力の強化
・俺自身の戦闘技術強化
・配下の強化(レベル上げ)
②食料問題の改善
・野菜類
・家畜類(繁殖)
<中長期的目標>
①戦力の強化
②食料問題の改善
・稲作
・野菜類
・果物類
・家畜類(繁殖)
・魚(養殖)
③拠点の発展
・水路
④信頼出来る仲間の増加(数は力)
⑤嗜好品(酒、ジュース、コーヒー)の製造
⑥調味料の製造
・味噌、醤油、塩、胡椒 など
⑦日用品の入手
仙道との戦いは、良い経験だった。あの戦いは、レベル差があったためにゴリ押しでどうにか勝利出来た。戦闘技術の差は明らかに俺が劣っていた。そのため、レベルが僅差な差であったら俺は殺られていただろう……。今思うと逆上していて無謀な事をしたと反省している。
今後は、今まで以上に剣術の鍛錬を続ける必要があると思っている。
実際、探索に時間を割いて、ハンクとの剣術の鍛錬を疎かにしていた。また、ハンク達配下が居れば、正直どうにかなると考えていたが、甘かった。
どんな危機にも立ち向かえるくらいの戦力を得るまで頑張らなくては…。それが確立された時、俺は引き籠もり生活を送れるのだ。
戦力は、俺単独の力だけではなく、配下たちが強くなっても勿論良いと考えている。
武術の技術は、一朝一夕では身に付かない。それこそ、数ヶ月〜数年を掛けて徐々に技を体に染み込ませて、日々改善を行っていくと思っている。
そのため、俺が剣術の基礎を身につけるまでは、殆どの時間を訓練に当てようと思っている。
********
あと、配下の強化だ。
これまで、触れてこなかったが、配下が全然レベルが上がらなかった。
それには理由が有った。条件は2つ。1つは、スキルレベル4になった際に設置出来るようになった『訓練所』が必要であった事だ。
その訓練所を只今、設置したところだ。
新たに建物を設置した訳ではなく、マンションの1階を増築する形で横へ伸ばし、40畳ほどの道場の様な訓練所を設置した。
名前 : 海堂 冬夜
レベル : 15/50
スキル : マイスペース【ユニーク】 レベル4
レベル1 : マイスペースに配下を召喚可能(11/40) ▽
レベル2 : オプションカード枠+1枚 (マイスペース増加 ☆☆☆☆)
レベル3 : マイスペースに施設を設置可能(16/20)△
・マンション (10)
・太陽光システム (1)
・備蓄倉庫 (1)
・田畑 (1)
・防壁 (2)
・訓練所 (1)
レベル4 : オプションカード枠+1枚 (****)
レベル5 : マイスペース内で配下の能力を継承可能 ▽
今は、秋実さんとハンク達配下の数名と訓練所を訪れている。
「秋実さんも忙しいのに呼び出してごめんね。」
「うんん、気にしないで。所で大事な話って何?」
「実は、ハンク達は今までレベルが上って無かったんだ。ただ、今日からハンク達もレベルを上げる事が出来るようになったので、その情報共有をしたくて呼んだんだ。」
「っえ、そうだったの!?まあ、ハンクさん達は冬夜さんのスキルの力だもんね。やられてもカードに戻るからハンクさん達のレベルがポンポン上ってたら……不死の無敵の集団を作れちゃうよ。何か制約が掛かっていたのね?」
「まあ、そうゆうこと。これが結構厄介な制約なんだよね……。実は―――――。」
◇◆◇◆◇◆◇◆
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます