2章 新たな地 ※2033年3月頃〜

第27話 ※ステータス表示あり

 新天地は元の拠点より10km以上離れた山中だ。

 既にある程度生活出来るレベルまでは整っているが、まだまだ生活水準は低い。


 この洞窟が本拠地だ。

 ここを中心に50m×50mほどのマイスペースを展開してある。


 ベッドは、段ボールと発泡スチロールの上に毛布などを敷いた簡易な物だ。地べたに直だと、硬すぎて疲れが抜けない。

 マットレスを持ち込めれば良いが、かなり手間が掛かるので保留中だ。


 キッチンは、洞窟の外に石を積んで作った。洞窟内に設置すると、換気面の問題があり一酸化炭素や不完全燃焼の二酸化炭素中毒が原因で死亡するリスクがあるので取り止めた。

 冬場なら暖房対策を考慮しないと行けないが、春なので我慢できる範囲だ。


 水は、川か湧水の場所まで汲みに行っている。大き目のポリタンクをいくつか用意したので、それを活用している。

 一輪車を用意してあるが、杞憂だった山道なので活躍の場が無かった。

 その為、20Lのポリタンク2つを持って水を調達している。大丈夫か?と思うかも知れないが、意外と余裕で持てるので、レベルアップの恩恵は凄いと思う。

 秋美さんも20Lポリタンク1つなら普通に運べている。


 灯りは、高輝度LEDランタンを配備してある。予備もある程度確保してあり、オイルも十分ある。

 後は手元を照らすヘッドライトも多目に準備してあるので、人数が増えても大丈夫だと思う。


 電気は、小型発電機を調達してある。ポリタンクにある程度燃料は保管してあるが、非常用しか発電機は使わない予定だ。

 騒音の問題もあるし燃料も有限だからだ。


 食料はある程度持ち込んでいるが、長期的に野菜の栽培と野生動物を狩る事を考えている。野生動物をアークが可能な範囲で仕留めてくれている。

 仕留めると連絡が入り、俺が獲物を回収するのだ。限られた範囲しかアーク達は行動出来ないので、もどかしいが仕方ない……。


 防衛面は、ハンク達を3人召喚してあり十分である。

 ただ、洞窟に関して出入口が1箇所だと緊急の際に不安との指摘を受けた。だからと言って穴を掘って出入口を増やすには時間が掛かり過ぎるので保留中だ。


 しかしその心配もそろそろ別手段で目処が立つと思っている。


 というのは、この前秋美さんが5レベルへアップした際に同時にスキルレベルも上昇した。

 もしかして、自身のレベルとスキルレベルにある法則があるのではと考えている。


 その法則が正しければ、俺が10レベルになれば、スキルレベルも上昇すると思われる。


 ネット上の情報でも、多数が秋美さんと同様な状況だったので、まず間違いないと思われる。


 名前 : 海堂 冬夜

 レベル : 9/50

 スキル : マイスペース【ユニーク】 レベル2

  レベル1 : マイスペースに配下を召喚可能(4/20) △

   召喚チケット : 17枚

   ・暗黒ハンク ☆☆

   ・アーク ☆

   ・ジェイド ☆

  レベル2 : オプションカード枠+1枚 (****)

  レベル3 : マイスペースに施設を設置可能(0/10)▽

  レベル4 : **********



 ◇◆◇◆◇◆◇◆


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