第22話 ※ステータス表示あり




 召喚チケットだが、ジェイドを引いて以降ずっと貯めたままだ。


 理由は、日に日に人が増えてもおかしいという面と戦力的に十分との2つがある。


 配下が多いと戦力アップに繋がるが、食事面も負担になる。総合的に考えての判断だ。


 あと試してみたい事もあった。

 スマホゲームなどである、10連ガチャ系の事だ。


 10枚のチケットだと11回引けるなどの特典が無いかなど確認したいのだ。明日で10枚貯まるので、挑戦するか迷う所だ。


 名前 : 海堂 冬夜

 レベル : 8/50

 スキル : マイスペース【ユニーク】 レベル2

  レベル1 : マイスペースに配下を召喚可能(4/20) △

   召喚チケット : 9枚

   ・暗黒ハンク ☆☆

   ・アーク ☆

   ・ジェイド ☆

  レベル2 : オプションカード枠+1枚 (****)

  レベル3 : マイスペースに施設を設置可能(0/10)▽

  レベル4 : **********





 ここからは、各地の情報だ。


 <政府>

 ・全国民に避難所への避難する様に緊急事態宣言が発令。但し、避難所がキャバオーバーの為、避難が不可の場合、各地域にて集団での防衛を推奨。

 ・政府は発電所、通信網、水道など設備の防衛に成功。ただ、電力網の防衛までは手が回らず。(停電地区もあり)

 ・国民全体への食料支援までは手が回らず。各地方自治主導で避難所を設置してあり、配給を実施中。

 ・モンスターの出現法則を特定。各地に点在する魔法陣からモンスターが出現事を発見。魔法陣は無数にあり、全てを監視する事は困難との見解。

 ・魔法陣を調査中。


 <テレビ局>

 ・民間人に対し討伐隊員を募集(継続中)。

 ・モンスターの専門家が出現し、特徴などの説明・解説を開始(継続中)。

 ・モンスターの出現法則は政府と同等の報道。


 <各地域>

 ・自衛団・チーム・団体(ギルド)の募集及び設立(継続中)。

 ・モンスター丸裸サイト(戦闘情報共有サイト)が設置(継続中)。※ホブゴブリンの情報追加。

 ・モンスターが出現する魔法陣の先に異世界がある事がネット上で拡散。人間意外の種族が発見。

 ・異世界の動画が日々更新中。




 拠点の部屋で2人して最近の状況を整理している。


「政府も頑張ってくれている様ですね。」


「そうですね。このまま、ライフラインの防衛と食料問題の解決。異世界へ繋がる魔法陣の解決。などまだまだやるべき事は山積みだと思います。」


「日本全体の事は政府に任せましょう。俺たちは、俺たちでまずはこの世界を生き抜く事を考えましょう!」


「はい。」


「ところで、秋美さんって異世界物の小説とか読んでましたか?」


「何でですか?」


「何と無くですが…こんな世界になっても余り取り乱して無かったようですし、理解も早いと思って。俺は結構好きで読んでました。」


「正解です。仕事柄って事もあり、様々なジャンルの書物を読んでました。異世界物のラノベもその中の1つです。」


「やっぱりそうですか!また1つ秋美さんの事を知る事が出来ました。じゃあ、この先どうなると思いますか?」


「どうなるか?とは、かなりアバウトな質問ですね。」


「やっぱりアバウト過ぎますか!だったら、少し範囲を絞ってモンスターはどうなると思いますか?」


「あ〜、強力な個体が出てくると思います。モンスターがゴブリンとホブゴブリンだけって事は無いと思います。」


「やっぱりそうですよね…。俺も同じ意見です。雑魚キャラのゴブリンだけな訳無いですよね。」


「そうです。実は既に異世界へ行った人が狼や猿のモンスターと遭遇してます!」


「っえ、そうなんですか!」


「そうなんです。冬夜さん勉強不足ですね。」


「すいません……。」


「じゃあ、今度は私から〜〜」



 ◇◆◇◆◇◆◇◆

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