第2話

「つきましたよ」


女性、エマ・エリザベスが言った。


「ここが?」


見たとき、驚きを隠れなかった。


やべー屋敷だからだ。


何がやべーってそれは、まず大きさ、東京ドーム3個分はあるだろう!


こういうとき、大きさの例えにされる東京ドームかわいそう


なんで、東京ドームで例えるんだ?


東京ドームに意志があったら、たぶん日本は、滅ぼされている。


そして、驚くべきことは、もう一つ、何故かところどころ、赤く染まっている


えっ、こわ!


なに、なんか殺した?


え、僕も殺られる


「なんか、こ、殺しました?」


「え?」


え?じゃねーよ!


バカタレが!


「あ、この赤いのですか?」


「はい…」


「………」


「………」


どっちも黙るなっ!


気まずいでしょうが!


「はいっ♪︎殺しましたよっ♪︎」


こえぇよ


怖すぎだろ


殺人鬼やん!


ジャックザリッパーやん!


なに、殺したん


「なにを殺したの…?」


「それは…」


それは?


「侵入した…」


侵入した…


「……」


なに!?


侵入したなに!


動物、猪、鹿


なんでもいい、人じゃなければなんでもいい


頼む!!


「女です♪︎」


ぎゃゃゃゃゃゃゃ


女殺したの?


殺しといて、なんで笑顔なん!


上目遣いしないで…


あざとくしても意味ないよ…


だって、殺しちゃってんだから!


「だって、男なら、捕虜にしますよ、もちろん。だけど、女はいりません!」


怖!


元気よく言うな!


「確かに!」


僕は、話をあわせにいった。


だって、怖かったから…


まあ、確かに地球のエロゲも女の侵入者捕まえて、捕虜にして、犯さすのもありそうだし


うん!


そう、この世界では、貞操逆転している


うん!そう


だから、捕虜にせず、殺す!


うん!自然の成り行きだ!


僕は、無理やり自分を納得させた。


そして、こうも思った。


どこかの女貴族の屋敷に侵入したら、襲ってもらえるのでは!


と‥



◇◇◇


「えっと…あなたの名前は…」


「すみません、まだ名乗っていませんでしたね」


「僕の名前は、酒……」


いや、待て、ここで酒遊龍なんて名乗ったら…


『へぇー酒遊…変わったお名前ですね

陽キャっぽい名前ですね』

『龍、厨二病ですか?(笑)』


なんて言われるに違いない


「?」


エマさんもちょっと困ってるから、早く言わないと


だが、僕がかっこいいと思っていた


漆黒の絶望と言う名の邪念を封印されし者

その名も、酒遊龍だ!


なんて言ったら…


『漆黒…ださ(笑笑)』


なんて言われる


「あの~大丈夫ですか?」


くっ


「申し訳ない」


「僕の名は…メイソン・サミュエルだ!」


*メイソン…フリーメイソンからとった

 サミュエル…神は聞いた、神の名前

という意味


…かっこいい!



*作者目線…ださい、くそださい名前



「メイソン…ふふ、かっこいい名前ですね♪︎」


ですよね!



*作者目線…まじかよ‥



「では、メイソンさん、ここに住むのですか、さすがに何もしないのでは、だらだらになってしまうので、ここで使用人として働いてはもらえませんか?」


「使用人…わかりました!」


ここから、僕のパラダイスが始まる

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