第3話 正義
登場人物 若き頃のおじいちゃん(三島)
時代は1945年2月、第二次世界大戦末期。
三島軍曹は上島中尉率いる部隊に所属していた。
硫黄島の防衛任務を任されていた栗林忠道司令官率いる日本軍隊はアメリカの猛攻撃に耐えるべく防衛策を組んでいた。
島の地中に基地を作り奇襲作戦で迎え撃つ作戦だ。
島のあらゆるところに地下でアクセスでき補給も絶えず行えるシステムを構築した。
島は念のため洞窟に漁船や小型船などが配備されており万が一を備えた作りになっている。
三島軍曹は武器の補給と食料配布や衛生兵として任務を任された。
また、通信を行うためのモールス信号も習得していた。
仲間たちは不安そうな顔を浮かべていたがとにかく働き動いた。
時は刻一刻とすぎついにアメリカ軍が島に上陸。
戦闘態勢に入り、それぞれの持ち場に散らばった。
地上では銃撃戦が始まり日本軍は指示通りモグラ作戦で敵を圧倒した。
その頃の三島軍曹は上島中尉率いる部隊の衛生兵を任された。
ドドドドドドドガガガッ!ドーーーン!パン!パン!
ぅぎゃぁあぁあああっ!
地上ではアメリカ軍の断末魔が響く。
その時、ドシュッ! 「うがぁっ!」
仲間の一人が肩を撃たれた。
急いで三島軍曹は手当てに当たった。
仲間の服を剥いで撃たれた方に焦点をあてた。
モルヒネを撃ち、急いで止血と破片の除去を始めた。
仲間「いてえええよっ」 三島「我慢しろ、もう少しだ」
弾を取り除き消毒をして包帯を巻いた。
三島「これでよし」 仲間「さすがだ、ありがとう」
上島中尉は大きな声で「ここは危険だ!すこし下げるぞ!!」
仲間たちは急いで地下を駆けた。
三島軍曹は怪我をした兵士の肩を持ち支えながら走った。
他の部隊の仲間たちとも合流し指定のポイントに配置された。
前線を少し押されたがアメリカ軍が引き返すのが見えた。
三島「ひとまずは助かった...」
そしてすぐさま仲間の状況と弾の補給並びに食料の配布を行った。
夜になり倒したアメリカ軍の装備をかき集めた。
その日の夜は長く感じた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます