第4話 作詞してみた。タイトル「八月」



    「 八月 」


夏休み終わりの 別れたあの日に

帰りの坂道  いつものお店で


冷たかったよね 酸っぱかったよね

ふたりで食べたね レモンかき氷


忘れてないよ あのレモン色

ふたりでわけてさ さいごはとけたね


これは私が大好きな俳句、 中村草田男


六月の氷菓一盞の別れかな


への返し歌です。


6月に氷菓が出る頃、別れる前に

食べた冷たさと、後腐れないような

別れ方をしようと、すぐ溶ける

氷菓子を「一盞」即ち一カップ

だけ食べるという、潔いけど

せつない別れ。


これを大人の恋愛から高校生に

シフトしてjpop調に作ってみました。


実はこの歌詞は、話の小説

I am a god の第三部、序章用です。

第二部序章は、「かごめかごめ」

でしたよね。


どう使うのか、その意外性に

ご期待ください。

すぐネタバレ寸前にしたがる

「言いたがり」の著者です。笑


山谷灘尾

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