第7話 瀬尾まいこが好き

 なんかよくわからないんですけど、今年の春から妙に瀬尾まいこ熱が高いです。


 時間の関係上、まだ全ての作品を読破できているわけじゃないんですけど、でもたった数冊で虜になっています。


 私の瀬尾さんとの出会いは2年前。ちょうど「そして、バトンは渡された」が映画化される頃です。妹から、もう読んだからあげるよともらったのがこの本。ちなみに我が家ではよくこういうことがあります。


 確かに、初めて読んだ時もなんか「すごい!」って思いはしたんですけど、他の作品も読んでみよう、というふうには思わなかったんですね。今思えば、なんと愚かなことをしたんだと軽蔑の目を向けたいくらいなんですけど。


 そして2年が経った頃。本屋の単行本のコーナーを物色していた時にふと視界に入ったのが青いカバーの、どこかで見たような感じのイラストとタイトル。「夜明けのすべて」でした。


 何冊か平積みされていたその本には映画化決定の帯がついていて、まだ誰が主演かは公表前でした。カバーに書かれていた登場人物紹介と、中身をちょろっと、そして帯を見て私はふと、「そして、バトンは渡された」の後書きを思い出したんです。私が読んだのは文庫本の方で、上白石萌音さんのあとがきが載っていました。


 そこで、瀬尾さん愛を爆発させながら作品について語っていたことを思い出しました。

 余談ですが、私は上白石さんの「瀬尾さんの言葉は、おいしいごはんみたいだ。あたたかくて、ホッと甘くて、からだと心に沁み渡る。」という一節にめちゃくちゃ共感して、この部分だけはずっと、初めて読んだ時から忘れられませんでした。


 とにかく、あんなに瀬尾さんが大好きな上白石さんがこれに出演しないはずがない。ひとっつも根拠はないのに自信満々でそう思いました。藤沢さんは上白石さんだ、と。では、山添くんは?


 そこで次に思い出したのはwikipediaの松村北斗さんのページ。SixTONESが好きになった時にメンバー全員分のwikiを読んでまして、そこで松村さんが読書好きというのは見ていたんです。そこで見た気がするなあ、なんて本屋さんの隅っこで調べてみたらドンピシャ。愛読書として書かれていました。(雑誌のインタビューで答えていたみたいです)


 いやじゃあもうこれ決定じゃん!っていうかやってほしい!そんなふうに1人で興奮した私はその本を持って即レジへ。


 その数日後でした。上白石萌音さん、松村北斗さん主演と公に発表されたのは。


 ・・・・・・文字数多くなったので一旦切ります。

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