第8話 瀬尾まいこが好き 2

 私の普段全く当たらない勘が当たったって話はどうでもよくて。


 夜明けのすべてはPMSで悩む藤沢さんとパニック障害を患っている山添くんの、恋人でも、友人でも、ただの同僚でもない、不思議な関係性のお節介な2人を描いたお話。(だと私は思っている!)


 私はPMSのこともパニック障害のこともあまりよくわかっていない。生理前のイライラみたいなのは少し共感できるけれど、藤沢さんほど苦しんだことはない。だから2人に、なんなら2人の周りの人たちにも感情移入することはできなかった。


 でも、瀬尾さんの作品ってそんなの関係なくて。感情移入しようがしまいが、共感しようがしまいが、最後に待っているのは泣きたくなるくらい優しい世界。まさに、家庭の食卓に並ぶような「おいしいごはんみたい」なのだ。あたたかくてホッと甘くてからだと心に沁み渡る。(大好きな表現だからもう一度!上白石さんありがとう!!)


 瀬尾さんの作品の素晴らしさに今更ながら気づいて、春休みは勉強なんてそっちのけで読みまくった。もちろんバトンももう一回。


 瀬尾さんの作品に出てくる人たちはみんな、私からするとちょっと変わっている人だったりする。でもそれは、別に彼らが変わっているんじゃなくて、私が知らないだけ。読み進めて、知っていけばいくほど変わっているという認識は薄れていく。きっとこんな日常の切れ端が、この世界のどこかにあるのだろうとさえ思える。


 そんな、瀬尾さんの描くちょっと風変わりなような、でも最後にはありふれていると思える日常がだいっすきだ!最後には心がほくほくするような、そんな作品たちがだいっっっすきだ!!!


 ・・・・・・熱くなりすぎて文章めちゃめちゃだし、デスマスじゃなくなってるし、何言ってるかよくわかんないんですけど、でもそんな感じですw

 では、来年2月の映画のために勉強します!(一応受験生なんで)

 

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