マスク「ここが学校スク〜?」(23年5月12日)

2023年5月12日(金)

晴れのち雨


 私、洋服下手子ようふくへたこ、17歳!

 ちょっぴり洋服を着るのが下手な女子高生!


 あるとき私の目の前に不思議なマスクがやってきた!

 いつも私の口を隠して飛沫の拡散を防いでくれる、なんだか憎めない不思議な生き物!

「下手子ちゃん! ボクが一緒に居てあげるスク〜!」

 だけどそんな不思議なマスクに毎日振り回されて…!?

 私の日常、どうなっちゃうの〜〜〜〜!?!?!?


 今日もマスクを付けて学校に行ってきます!

 あれ? でもマスクがいないわ? どこにいっちゃったのかしら。

 うーん、さっき制服を着たときには、手に持っていたと思うんだけど…。

 あ、大変! もうこんな時間!

 マスクってばいつも気まぐれなんだもの、今日は普通のマスクを着けていくわ!


 キーンコーンカーンコーン。

 もうお昼ね。うーん、結局マスクはどこに行ったのかしら…。

「スクスク……」

 おや?

 あ! 袖の中からマスクが!

「ぷはっ! ここが下手子ちゃんの学校スク〜?」

「ちょ、ちょっとマスク!? どうしてこんなとこに…それに外では喋らないでっていったでしょ!?」

「そんなこと言ったって下手子ちゃん、洋服を着るのが下手すぎて、ボクを手に持ったまま制服を着たら、袖に巻き込んじゃってたスク〜!」

「え!?」

「気づかないなんて、下手子ちゃんは本当に洋服が下手スクね!」

「ご、ごめ〜んマスク!」

「マスクを袖に入れてても、花粉は防げないスク〜〜」


 今日もマスクにたしなめられちゃった!

 でもとっても賑やかな毎日!

 明日もマスクで飛沫を防いじゃおっ!


----------


 お世話になっております、タチバナです。


 今朝、手に持っていたマスクが行方不明になったのですが、服を着たときに手放して袖の中に巻き込んで入っていました。

 お昼になって気づいて、ああ、私は服も下手なのかと思った次第です。


 みなさんは服、上手になってくださいね。

 マスクとの約束ですよ。

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