第19話実物しりとり中編

 先ず、すべき事は、能力発動、百夜。

 これで、1秒が60秒に値する思考力が手に入りました。

 まさか、超集中したら、時間の流れがゆっくりになるとは思いもよりませんでした。チャーちゃんと一緒に暮らしてると色んな進歩がありますね。


 俺もチャーちゃんも座っていて、抱き合っている状態。チャーちゃんはパジャマの下はシャツだけなので、柔らかい。


 じゃなくって、チャーちゃんが何故、この遊びを始めたのか考えないといけませんね。


 単に番組の真似をしたいだけなら、追加ルールは必要ありませんから。追加ルールをしたって事は、何らかの意図を持って、この遊びを始めた筈です。


 何も無いと想定して、何かあった場合、大怪我してしまいますからね。


 1分間以内に解答しないといけないのですが、チャーちゃんがイライラし始める前に発言しないといけませんから、実際に使える時間は30秒くらいでしょうね。


 抱きしめて、チャーちゃんの背中に回している手を少しずつずらして時間を稼ぎます。


 さて、ルールを確認し直しましょう。

 ルールその1、『ん』で終わったら負け。

 これは普通のしりとりのルールですね。



  ルールその2、同じ言葉を何回使ってもいい事。

 これはチャーちゃんオリジナルですね、これが今回のポイントになりそうですね。イカ→カイ→イカ→カイ、みたいに半永久的にしりとりを繰り返すのが目的でしょうか。


 ルールその3、実物だけじゃなくって、概念でもいい事。

 これはチャーちゃんオリジナルですね。つまり俺が物を用意する必要が無いって、誘導しているですよね。


  ルールその4、制限時間は1分間以内にしりとりを成立させる事。

 これは、まあ、深い意味は無いのかも知れませんね。

 

 なんとなく、見えてきましたね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る