大陸一の怪盗の秘密
シルディア―いや、魔神シルディアは妖艶な笑みを浮かべた。
「ご主人様、次のターゲットは何です?」
「うむ、次のターゲットで盗むのは最後になるだろう。コレを盗めば我々、『悪魔族』は呪縛から逃れられる!わはははは...」
「笑ってないで早く言ってください。」
「でも其方は我が言わなくても察しておるだろう?」
主人は仮面越しでも解るようないかにも愉快そうに笑った。
そんなことはもう知っている。
勿論これしかない―
「『世界の核』ですね。」
「正解だよ、でもねいくら君でもコレは盗めない。だから他の幹部も派遣するよ。だって『世界の核』に触れたら―」
「『悪魔族』は消滅する。」
「そう、だから我々は直接盗めないわけさ。」
「ではどうしろと?」
主人は一層笑みを浮かべてパチンと指を鳴らした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます