今回読者諸兄姉に御紹介する作品は、気楽に呑めて(読めて)苦い思いが出来るインディア・ペールエール(IPA)の様な作品である。
概要をサクッと説明すると、クトゥルフ神話を体験できるVRゲームが舞台だ。
このゲーム内ではクトゥルフ神話を表現すべく無茶な機能が実装されている。
それらを使いこなして狂気に満ち溢れたアトラクションを楽しもう! という趣旨だ。
御馴染みの精神ダメージはTRPG風に処理されるので、既視感バリバリの方もいるだろう。
件のアトラクションは当然クトゥルフ神話に由来するので、神話ファンは想像を掻き立てられ捲くること請け合い!
ストーリー構成は参加プレイヤーによる一人称で、エピソードごとに切り替わる形を取っている。
非常に解り易くエピソードごとの切れがいいので、長編が苦手な方も楽しめるのではないだろうか。
本作は設定上クトゥルフ神話ファン向けにはなるが、是非ともこの宇宙的な苦味と名状し難い風味を味わって欲しい。
最近あたたかくなって来たし、またミントオイルを使ったカクテルでも作るか。
今回はインディア・ペールエールにミントオイルを振りかけてと……。
早速ですが頂きま~す。
『グビッ……グビッ……』
うん、インディア・ペールエール由来のホップ香が強烈無比なミント香によって殺されているね。
そんでインディア・ペールエール独特の爽やかな苦味は、ミントのお蔭で殺意を覚える程倍増している。
で、結局何が言いたいのかというと……。
苦~~~い、いつもより余計に、苦~~~~~~~~~~~~~~~~~~い‼
インディア・ペールエール好きの皆さん、オシャレに見えるかも知れませんがミントオイルを振りかける事はオススメしません。
公儀御毒見役のモブ モブ夫がお送りしました。