終焉
全てが終わる音が聴こえる
白い羽が舞い散るように
木の葉が舞い散るように
優しく静かに
音を立てて崩れ去ってゆく
ほんの小さなほつれが大きな歪となって
均衡が壊されてしまった
もう元には戻せない
理の中で抗うこともできず
いつか来る終わりを
僕達はまるで他人事のように
遠巻きに見ている
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