あまのじゃく
晴れた空の虹を黒く塗りつぶして
私は雨を降らせました
ちくちく、と痛む胸がうっとうしくて
相応しいように雨を降らせました
しとしと、と傷にしみるけれど
そぐわない光で照らされるよりも
誰かが私に傘を差し出してくれるのを待つほうが
よっぽどいいわ
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