ウロボロスとは?
昨日と同じ今日。
今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように思えた。
だが、人々の知らないところで。
────世界は大きく変貌していた。
ダブルクロスにおけるシンドロームの中で最も異質なもの。ウロボロス。みんなインフィニティーコードを片手に一緒に考察していこう。
まずはウロボロスがどういったシンドロームなのか事実を確認していこう。『進化の果てか、原初の一か』。半年ほど前に存在が確認され研究が進められており、他者のレネゲイドを取り込む性質を持っている。また、能力の模倣のみでなく影の使い手としても知られている。研究者達の中では二つのせつが上がっている。
一つ目はウロボロスこそレネゲイドの進化の行き着く先だという説。
二つ目はシンドロームに分類される前のレネゲイドであるという説だ。
残念だが俺はこの説を両方とも否定させてもらう。
どちらの説も、都築京香の存在で否定することができる。本当にレネゲイドの進化なのだとしたら都築京香の
であれば、ウロボロスはなんなのか。今までの俺の考察を見てきてくれた人ならもう知っていると思うが、宇宙から飛来した異星のシンドロームである。レネゲイドを喰らう性質に注目してもらいたい。地球と密接な関係にある地球由来のレネゲイド。そんなレネゲイドにとっての天敵になる存在が自然に発生するわけがない。
生態系と一緒だ。食物連鎖などの総合的な関係性によって安定した生物構造を構築している。長い年月をかけて構築された生態系は外的要因が発生しない限り崩れることはない。ではここで外来生物を想像してみてほしい。外的要因によって生態系に乱入することで在来種に大きな影響を与えてしまう。
つまり、ウロボロスは外来種である。隕石などに付着していた、もしくはウロボロス自身が自我を持って地球に向かってきた、など地球に飛来した方法はいくらでも考えることができる。
ここでP93の●
そんな不死性を持つ
滅ぼしたのは誰か?都築京香だ。右下の『レネゲイドその者への脅威』と書かれたところを読んでみてほしい。一説によれば、都築京香をはじめとする古のオーヴァードがその危険性から殲滅した。と記載されている。ウロボロスが滅んだのは神々の時代、つまり紀元前だと以前に話したと思う。ギリシア神話であるならティタノマキア。北欧神話ならラグナロクなど、おそらく探せばいくらでも出てくると思う。これらは、都築京香率いる在来種と
ここまで、ウロボロスが宇宙から飛来した存在であること。レネゲイドを喰らう異質な性質について語ってきたが、ウロボロスの持つ影を操る性質はなんなのかについて考えていきたい。
結論から言うと、他の星で奪った力だ。元々、地球のようにウロボロスもそれを主とする惑星で進化を遂げてきた。しかし、レネゲイドを喰らうという性質ゆえウロボロスが栄えるほど惑星のエネルギーは少なくなっていく。資源の枯渇を受けたウロボロス達はレネゲイドに充満している別の惑星を探すことになった。そうしてたどり着いたのが影を操る能力を持つシンドローム(仮呼称:シャドウ)が栄える惑星だった。もちろんシャドウ側も外来種の到来に抵抗しただろうが、結果として惑星のレネゲイドは全て
これに関しては根拠もない妄想なのだが、なかなか的を得ているのでないだろうか?
地球は他の惑星より極端にレネゲイド濃度があり、そこに住まう
コードウェル博士は、そんな危険なシンドロームを何故復活させたのか?それについて次回は語っていこうと思う。
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