最強ハムスター、乙女ゲームの世界に舞い降りた。

全ての始まり 15

「お前たち！子供を守れ！」

「ははははは！お前ら！早速ここにいるひとを殺して、金をとれ！子供は奴隷にする！」

「あいよ、お頭！」

　何が起こったのか？外には何の騒ぎがある？

「クリス、起きろ」

「むう、なに？」

「この村は襲われているみたいだ」

「貴方、なにをするつもり？」

「俺は外に出て村の奴らを助ける」

「私も支援する」

「お前はクリスを守れ」

「村にいる人を守るのは貴方、私、ゲッペさんしかいないの」

　この村は襲われているなのか、まさかここまでするとは。それにあったかこんなエベント？たしか、本作ではクリスは盗賊を嫌っているけど、そういう原因だったのか。

　グレンは鉄検を取り、クリスにあげた。

「クリス、その剣は自分を守っている為だ。けして、外に出るなよ」

「クリス、貴方は外で出ませんように」

「。。。」

「じゃ、行くか」

「えぇ」

　グレンとカンナは家の外に出た。

「わたしは。。。」

　クリスは手にある剣を見つめた。

　クリス、多分彼女はただ黙って村を襲われるの見ていられないだろう。

　彼女の性格は知っている。彼女は勇敢で、強く正義の心を持っている。

「ぼくをはなして！」

「黙ってろガキ！」

「！！！」

「ダン！それにほかのともだちも！」

　彼女の取ってくる行動は。。。

「まって！」

　くりすは家を出た。

「はぁぁぁ。。。仕方ないな。俺なら大丈夫だろう」

　俺は体力強化魔法を使う。

「よし、クリスを助ける！」

　俺はクリスを追って家を出た。

「おまえたち、なぜこんなこと！」

「へへへへ！お前らは奴隷としてブラックマーケットに売るんだぜ」

「ぱぱ！まま！」

「お前らの親は気づかないだろう。俺たちの仲間がお前らの親の気そらしたからな！はは！」

　クリスはこそこそと子供たちを攫った盗賊の様子を伺う。

「じゃ、お前らを俺達の隠れに連れ出す」

「いやだあああああ」

「黙れ！」

　盗賊は子供たちの口を塞ぐ。

「む！！！」

「はは！これで喋れないだろう」

「いくぞ！」

　クリスは黙って彼らの姿を追う。

「ふむ、危なかしな。隠れにいる盗賊は何人いるのかな？」

「危ない時に、俺は影から助けよう」

　俺は遠くでクリスの後ろから追う。