全ての始まり 6
さて。。。ここで新しい生活と言ったが。どこで巣を作ろうかな。それに、クリスの家はどこだ?
俺がそんな悩みを抱えるよそに。どこかで、叫び声が聞こえた。
「お前が他の人々の忠告を無視する結果で、自分の命を落とす嵌めになるのかは知らないのか!?」
あっ、この声。あそこからなんだな?多分今のところ、説教されてる最中だろ。よし、向かうか。
俺はあの声の居る方向に向かった。
「ぼくは、わからくて。。。うそのなにかだとおもうったよ」
「嘘のわけないじゃないか」
「おとうさん、もうそのへんにして」
「えぇ、そうよ貴方。ちょっとやりすぎよ」
「ふむ、次はやらないように。お前の親がどれほど心配してるかは分からないだろう」
ダンは黙って、クリスの家を出た。
ふむ。。。あの男の子は確か、ダンだったよな。あとで、何かを彼に送ろう。
これがクリスの家族か。この世界だけで見られるディテール。さすが、異世界。この異世界に来て良かったぜ。あれがクリスの母親か。。。やっぱり似てる。まぁ、親だしな。よし、クリスのベッドの下に隠れるか。
俺は彼女を、闇から彼女を守ろうと決めた。だから、ベッドの下なのだ。それに、これでクリスの生活が丸わかり。ぐへへ!おっといかん。イエス、プロテクト。ノ、タッチだ。
「クリス、お前はよく時間を稼いでくれた」
「えぇ、わたしたちはまほうであのまものをすこしじゃましただけ」
「それでもだ。魔法を学ぶ回があったな」
「クリス、貴方は魔法を学ぶのは嫌いだと分かったけど。これで、また魔法を学ぶ気になった?」
「わたしはけんのほうがいい。まほうはすこしずつきたえる」
「それは良いことだ。魔法は、また村長のゲッペから学ぼうか」
「えぇ、そうよ。ゲッペさんは子供好きだから、丁寧に教えるでしょう」
ゲッペか。彼はこの村の村長で、子供たちに魔法を教える役割を持ったみたいだ。クリスが魔法を学ぶ時に、俺も一緒に学ぼうか。俺は人間じゃないので、人と話すのも出来ないし。こうやって知識を誰かから盗まないと、俺は何も得られないからな。
「なぁ、クリス。森の居た時、ダン以外、他の人間の気配はしたか?」
「もりのなかに、わたしたちいがいにないよ」
「何があったの貴方?」
「それはな、クリスたちを助けたのは俺じゃないんだよ。突然大きな火の玉が現れて、あのタイガーベアストを飲み込んだ」
「クリス、それは本当?」
「ほんとだよ、おかあさん」
「あれは誰かの魔法だった筈だ。確かに、あの時はどこからか魔力を感じたけど。術者はどこにも見当たらない。ゲッペさんが居たら、多分探す事が出来るのだけど」
「貴方、何か変な所があった?」
「あぁ、思い出した。あれは多分、魔法の暴走だ。空気にいる精霊が嫌がってると感じた」
そうだ、あの時は気づかなかったのだけど。多分、クリスの父親の言ってる事は本当だ。あの時俺は精霊に頼んだんじゃなくて、精霊に命令をしたからな。そのせいで、精霊が嫌がり、魔法が暴走した。だから俺は心配だ、魔法をまた使った時に、精霊が俺に答えてくれるかどうか。
この世界はアルトリア・トリニティの世界だ。この世界の魔法は精霊のお蔭で成り立っている。だけど、精霊以外に魔法を起こせる方法は。。。ある。それはこの世界の神に頼る方法だ。この世界の神を信仰し、信仰心で神の力で魔法を使う。これは奇跡と呼ぶ。
この世界にいる神々を説明する。この世界を管理する神は六柱いる。この世界を創造する神、リア、生命と光を司る神。リアはこの世界を作った後、自分の分身を作った。マリア、魔法を司る神。カリア、戦を司る神。アリア、歌を司る神。ユーフォリア、商を司る神。そして、最後にはいるけど。名前を出すことができない、彼は死と闇を司る神だ。迂闊に名前だすと、呪われるからな。
マリア、魔法神に信仰を捧ぐと。精霊以外に、魔法を彼女の力で使える。それに、まだ裏道がある。とあるモノを彼女に捧げると、魔法のあらゆる属性が使える事になる。
多分、俺は少しの間で魔法が使えないだろう。精霊が俺を嫌がらない時までに、魔法の訓練は始められないな。
「俺は後でゲッペさんに報告する」
「わたし、そとにあそぶね」
「えぇ、事は済んだまたいで。何もなくて良かったね」
クリスは家の外にでた。そして、クリス家の家族会議は解散した。
じゃあ、俺はこの家を探索するかな。この家を探索し終わったら、村を探索する。また、道に悩んだらヤバいからな。
俺はこそこそと、クリスの家を探索した。
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