第9話武装国家グランドール

レイと奏わ海を超え国境を超え寝食を共にし武装国家グランドールに着いた、着いたと言っても1番橋の港町だがこれでも他よりわマシなほうである、他にも空を行ったりする方法もあるのだがその方法わ値が張るということもあり、奏達わ所詮一介の学生であり交換留学と言ってもそこまで高位からの指示ということでもないため、空路を使うことわ出来ない、よって船での移動となった。



レイわグランドールの末端にある港町に着いてすぐに驚いた一応授業でわ知っている為多少文化が違うくらいだろうと思っていたが、蓋を開けて見てみれば文化もそうだが全体的にマジクールとわ異なっているようだった、服わ国や気候が違うので当たり前なのだが、それだけでわ言い表せないような違いがあった、そして言葉も違うわけだがそこわ今隣にいる奏が学園の時と旅の途中で教えてくれたので、多少不便でわあるものの特段困ってもいない。


レイ「わあここがグランドールかやっぱり皆違うんだね」


奏「場所が変わればすべて変わる当然です、ですが交易などで国外との流通もあるため多少わ影響を受けているんですよ?」


圧巻である!まず服が違う!レイの知っているようなよくアニメや漫画にでてくるような西洋系の服や魔導士のローブみたいな服装でわ無く某サムライが来ていたような着物に少し西洋系の機能性を取り入れたなんとも中途半端な感じの服に異国の風景と呼んで差し支えない外観である


レイ「それで僕達わこれからどこに行くんだい?少し町を歩いたりするのかい?」

その問いに対し首を横に振る奏


奏「いいえ、まずわこのまま帰還報告をするために学校へと向かいます、私達わ学生ですからね、町をみたいのなら諸々の事が終わった後でも見れますよ」


ニコっと微笑みながら言う奏


奏「早速行きましょうかこうして待っていても時間の無駄なので、少し歩きますが途中で馬車を拾います」


レイと奏わ歩き始め学校へと向かうその旅の途中、使っていた馬車が山賊に襲われそれを迎撃したり手助けなどをしながら進んだ


一部抜粋、山賊「ひゃっはー!ここを通りてえなら金目のもんおいていきな!」


奏「はー仕方ない人たちですね」奏が馬車を降りて相手をしようとするがそれをレイが手で制す


レイ「ねえ!おじさん達!姿を見る感じ山賊でしょ?だったら僕達わ見てわかる通りそんなお金になるようなものわ持ってなくてさ、襲うんじゃなくて雇われるのわどうかな、次の町まで行く間僕らを警護してくれないかな、もちろんただじゃないお金わ払うよ」


山賊「ほう、坊主、おめえもってないのに俺たちを雇う気か?馬鹿言ってんじゃねえぞ!」


レイ「そんなことないさ、僕わ異国の出身でね其の国の通貨を持ってる、それを換金すれば、元でくらいわとれんじゃないかな?」


山賊「その話、本当か?、それなら良いだろう雇われてやる」


レイ「ありがとう」


奏「私わ反対です、危険すぎます、第一ほんとにレイ君わそんなに持っているのですか?あちらで見ていてもほとんどないように見えましたが」


レイ「一応生活資金くらいわ持ってるよ、それにここで彼らと戦って無駄に命を散らすよりもこの方が良い」


奏「わかりました、であればそうしましょう」


レイ「ありがとうね」


そうして町で買い物などを楽しんだり、馬車を乗り継いで学校に着いたレイと奏


奏「つきましたよ、ここが私が通っている学校です、早速中に入りましょう、紹介したい人がたくさんいるんです。」若干浮足だった感じでルンルンとした音がでそうな感じに進みだす奏


レイも後を追って中に入る、すると何人かの生徒達がこちらに気づき近寄ってくる

レイわ急に迫ってくる人たちに若干後退るがそれも杞憂となった、なぜならその人達の約半分わ奏に行き、奏が帰ってきたことを喜んでいるからだ、レイにも人わ来たが少しもみくちゃになった程度だった。

しばらくして再開を喜んでいた奏だったが、校長に帰還報告をしなければいけないため一旦離れ、レイを連れて職員室に向かった、職員室の扉を開けた奏にすぐに気づいた先生達わ話を聞こうとしたものの報告が先だと思い奏を校長の元へと案内する。


校長室を開けたときに出迎えたのわ 初老の男性で 和服を少しスチームパンク風にアレンジした服を着ていた、が、レイあわどこか違和感を感じていた、ほんとにこの人が校長なのだろうか、なんだか後ろにもう一人いる気がする、そう思ったのもつかの間、奏がため息をつきながら校長を注意した


奏「はあ校長なんですかその格好わ遊ぶのもいいですがちゃんと仕事してください」


校長「ふふ、いいじゃない、たまにわ私も遊びたいのよ、それにその子が来るって情報が少し前に来ていたものでね反応を見て楽しみたかったのよ」


初老の男性が横に逸れたそこにわ椅子に座った機能性を向上させた割りと動きやすめの着物を着ている女性がいた


奏「はあ、片桐さんも一緒になって止める役目でしょうに」奏わやれやれといった様子で首を横に振りながら呆れていた


片桐「ほ、ほ、ほ、私もたまにわ遊びたいのですよ、それにその子の実力も気になりましてね、なーにほんの戯れですよ、さ、校長自己紹介を」


牧村「もう、言われなくても分かってるわよ、私わ牧村 優美まきむら ゆみよ宜しくね?そしてそっちに居るのわ私の執事兼ここの副校長的存在よ、私が居ない時などに代わりを任せているわ」


片桐「片桐 かたぎり りつと申します、以後良しなに」


レイ「レイと言います、よろしくお願いします、あの、急ですみませんが僕わどこで過ごせばいいのでしょうか?まだつかいたばかりでどこを使えばいいのかわかりません」


牧村「あら、奏ちゃん、案内してないの?まあいいわ見た所荷物もすくなそうだし、簡単ここの簡単な説明をまずするわね」


奏「帰国してからすぐ来たので時間がなかっただけですよ、もう」


レイ「ありがとうございます、助かります」


牧村「まず、ここにわ教室などのある校舎の他に修練場や仕置部屋、宿舎、食堂それに部活連等が使う研究棟があるわ、それなりの規模の大施設です、宿舎にわ生徒や教師等家が遠い人達が宿舎にいるわ、外から来た講師の寝床も宿舎になるわ」


軽く地図を見せながら喋る牧場校長


牧村「まあそのあたりわ後々奏に案内してもらえばいいわ、とりあえずレイ君にわここに転入という形で入ってもらうけどまだ能力測定という物をやってもらうわ、まあ今日わ来てすぐだし、この後自分の部屋を奏ちゃんに案内してもらいなさい、さあ行った行った」


牧村校長わ手をパンパンと叩き奏にレイを連れていくよう指示する、奏わそれに従いレイの手を引き宿舎へと案内した


奏「レイ、今日からここが貴方の家です中わリビングが一つと部屋が二つ、トイレとお風呂わ個室で別れてます、そしてここが貴方の部屋です、とりあえず軽く荷解きが済んだらリビングに来てください」


レイ「うん、ありがとう、所で式守さんどうしてこの家にわ家具や雑貨があるんだい?まるで誰かが住んでいるようだけど」


奏「ああ、それわそうですよ、だって私が住んでいる家ですから」


レイ「え!」


レイわ凄く驚いた顔をしている、それもそのはず如何にこの旅で仲良くなったとわいえいきなりクラスメートの家に住むことになるなど思ってもいなかったのだから、だがこれわ仕方ないことである、部屋に案内すると言ってもレイわほぼ飛び込みに近い形となっている、一応奏が報告わしていたが学校側も急なことなのでそこまで対処できずにいた、そして今回の事に繋がっているのである、一応仮拠点という形でわあるため近い内にちゃんと決まることだろう



レイ達が片付けをしている頃校長室でわ


牧村校長「片桐、あの子、レイ君の事どう思う?」


片桐「どう?とわ分かりかねますがおおよそご主人様が思っている事と概ね同じかと」


牧村校長「そう、片桐、これから事わどんどん動くわよ?準備わいい?」


片桐「いつでも、命令さえ頂ければいかようにも動きましょう、それが私めのやることでございます。」


牧村校長「そう、にしてもレイ君がね~、ほんとにそうかどうかこれからゆっくり確かめていきましょうか」





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