第4話 学園生活の始まり

色んな人が並んでいる入学式、先生の言葉、祝辞などがあり、生徒会長の言葉があった


生徒会長「今年入ってくる新入生の皆さん、私わこの学園の生徒会長ランドルフ・ランゼです、この学園でわ、不公平を平等に、貴族も平民も関係なくみなが平等に同じ人として過ごし、共に学び、共に励めることを強く望みます、貴族だからと胡坐をかいて止まっていたら下から追い越されることもあるからです。皆さん、共に頑張りましょう!」


それから一礼した生徒会長のランドルフ、それと入れ替わるように学園長が登壇し


学園長「儂が学園長のルモーラじゃ、これからこの学園でわ生徒会長がいったのもそうじゃが、みな、貴族平民、できるものできないもの、当然これわ根強く残る者じゃ、じゃがここでわそれをなるべく公平に見てゆき、みなで仲良くできることを望む、まあ、儂からすればみな小童じゃ、励めよ?皆の衆」そう言って学園長わ

降りて行った



式が終わり新入生が次々と自分たちのクラスへと入って行く、レイやリーナもその一人であり、クラスで皆がお互い自己紹介などをしてお喋りしている中レイわ近くにいた人数人に話しかけられその中にわビルチもいた


リーナ「あ、いたいた、皆、紹介するわ、この子がレイ、私と同じ村出身の幼馴染よ、レイ、こっちわダンとガンよ地元でわ弾丸兄弟とか言われてるそうよ」リーナが手早く両方の名前を挙げて軽く自己紹介をする


レイ「や、やあ、僕わレイ、まあ仲良くしてもらえたらうれしいよ、よろしく」


ダンとガンも似たような言葉を交わし挨拶を済ませると同時に先生が入ってくる


先生「ようしお前ら席に着けよ〜最初のHRを始める、とりあえずまあ、自己紹介からだとりあえず左前のやつから順番にな〜」


席順に紹介が進みレイの番になる


レイ「やあ、みんな、僕わレイ、魔法よりも武術や気術が得意でなんでここにいるのって思う人もいるかもしれないけど仲良くしてもらえると嬉しいです」


紹介を終えたレイ やはりというかなんというか 少しひそひそ話が始まった、だがレイわ慌てない、なぜならなぜそんな風に話しているかがわかっているからだ、だがそれも当然のようなものであるこの魔法国家にある魔法学園でわ普通魔法士になりたいなど魔法を使える事が前提であり一般的であるが、レイわ魔法下手で魔法えお使うよりも別の国にある武術や気術のほうが得意と言った、魔法学園であるにも関わらずだ、それを言われたら周りからの阻害感も仕方のないことである


リーナの紹介


リーナ「私わリーナ、得意なことをわ攻撃魔法よ、さっき紹介してたレイの幼馴染で同じ村出身よ、さっきレイわあんなこといってたけど戦ったら誰も彼に勝てないんだから」


リーナがそう言った途端レイわ皆から睨まれた、ここにいる者達わ基本魔法士になるためにいる、そんな若者が魔法よりも気術が得意なやつに負けるといわれたのだ当然の反応である


ザッカー「おいおい、流石にそれわ言い過ぎだろう嬢ちゃん、俺たちだって努力してここにいるんだ、そんな俺達が魔法よりも武術が強いやつに負ける?冗談もほどほどにしてくれ」


リーナ「ならやってみればいいじゃない!どちらが強いかハッキリさせましょう!」


先生「こらこらお前ら、今わ授業中だぞ、喧嘩わ外でやれ後で時間取ってやるから」


そうして皆の紹介が終わり、グラウンドにて件の話に入る


先生「よーしいいかお前ら、今回わ親睦を深めるためにやることだ決して突っ走るんじゃないぞー、それでわ、今回わ3対1の使える魔法わ致命傷にならない物、レイ君わ魔法、武術、気術、何を使っても構わん」


ザッカー「いいぜ覚悟しとけよ」


レイ「あはは、僕わこんなこと望んでないんだけどなまあ、やるしかないならやるよ」


リーナ「レイ!負けんじゃないわよ、今までの成果を見してやりなさい!」


レイ「あはは、あんまり期待しないでよ、僕弱いほうだからさ、できれば皆さんにわ手加減してもらえるとありがたいかな」


こうして急遽ザッカー率いるモブ二人VSレイ一人のカスタムマッチが始まった、ザッカーのほうわレイがどれほど強くとも所詮わ一人であり魔法が苦手という事を聞いている為三人でレイをボコれる所を想像し、にやついている、たいしてレイわ最初わ魔法を使いその後わカンフーかな~と考えて軽く瞑想していた


先生が手を振り上げ試合の開始を宣言する


先生「それでわ両者、ハジメ!」


開始の合図と同時に動きだす、先に攻撃を仕掛けてたのわザッカー三人組だ


ザッカーとモブ二人わ水や炎、風などの得意な魔法をレイに向けて放つ


ザッカー「火よ!飛んでいけ!」魔法を唱えた瞬間ザッカーが持っている、某魔法映画に出てくる子供の魔法使いが持っているような杖の先からボールサイズの大きさの火の玉がレイに向かって飛んでいく、モブ二人も風と水で似たような魔法を使う


対してレイわわかっていたとでも言うかのように横に移動し向かってくる魔法を避け、時に弾いている


ザッカー(な、なんで当たらないんだ、魔法ができないんじゃなかったのか)


レイ「ザッカー君!僕わ魔法ができないんじゃない、さっきちゃんと魔法が苦手なだけといったよ人の話わちゃんと聞こうね!」


リーナ「いいわー!レイ!そのまま攻めちゃいなさい!」


レイ(うるさいよリーナ、しかしそろそろ攻めないとならないのも事実、よし)


レイわ少しづつザッカー達との距離を詰めていき手に魔力を纏わせる、そしてザッカーの前まで近づき上から下に切るようにザッカーの胴体へと手を振り下ろす、しかしザッカーも気づき腕をクロスして防御しレイの攻撃が当たる前に防いだ、レイわそのままの流れで右手のアッパーを試みるが、当たる前にザッカーが後ろへ下がり回避する


先生(ふーむ、意外とやるなあ)


続いてザッカー達がまた魔法を使おうとするが今回わ先にレイが動き右手を前にまっすぐ向け指で鉄砲の形を作り人差し指の指先に火を灯す、そのまま火を少し大きくしザッカーに向かって真っすぐ飛んでいくイメージをし打ち出す、レイわこの動作を無詠唱かつ感覚でやっているため詠唱を必要とするザッカー達より早く魔法が使える


レイの撃った魔法わザッカー達が魔法を使うより早く出せたがぎりぎりの所で防がれてしまった、ザッカーの取り巻きである二人がレイの魔法を途中で消したのだ、一人わ水で目の前まで迫っていた火を弱めもう一人わ風を使い炎の玉をかき消した


レイ(流石ですね、流石わ努力して入っただけわある)レイわ魔法が効かないとわかり武術【カンフー】の構えをする



ザッカー(あのやろー、一体何をするきだ?)先生(あいつ、今火の魔法を使うとき詠唱が無かった、つまり無詠唱で魔法を撃った、あの年で一体あいつわ何者なんだ?)


レイ「さあ、準備わいいですか?行きますよ?」カンフーでわ飛ばす系の技が道具使わねば極端に少ないため小走りでザッカー達の目の前までジグザグに魔法を避けながら距離を詰めていく


ザッカー「火よ!火よ!火よ!くそ!なんで当たらねーんだ!おいお前ら!早く当てろよ!」取り巻き「俺たちも撃ってるけどあいつが早くて当たらないんだよ!」


ザッカー達が当てられずレイがザッカーの目の前の来て右へと抜けその際ザッカーの腹ど真ん中を少し屈みながら左手で思いっきり殴る、そこから上へと伸ばす足の力を利用してモブ1の顎を右手の掌で打ち上げる掌底をかまし腹を殴りつける、モブ2わ急いでレイの方へと杖を向けるが、一手遅く、レイがモブ2の胸に向かって腰の捻りを加えた右ストレートをお見舞いする。モブ2わ軽く吹っ飛び残るわザッカーだけであった。ザッカーわ急いで距離を体制を立て直そうとするがそれよりも早くレイが近づきザッカーに蹴りを入れる、ザッカーわ勢いの付いた蹴りを胴体でくらい尻もちを着く、レイわ先生の方を見て


レイ「先生、まだやったほうがいいですか?」


先生わレイの動きに関心しながらもいい顔をしない。先生「ザッカー達も倒れちまったしレイの勝ちだな」


レイ「いえ、先生、今回わ僕の負けでいいですよ」


先生「は?、なにを言ってるザッカーを倒したんだから君の勝ちだろ」


レイ「いえ、確かに試合でわ勝ちましたが魔法でわ僕わ負けました、なので僕の負けです」


先生「全く、謙虚だな、なら今回わザッカー達の勝ちだ、お前らもそれでいいな」


話が纏まってきていたがビルチが割り込んでくる


リーナ「何でよ!レイの勝ちでいいじゃない!実際試合にわ勝ったんだから」


レイ「そういうわけにもいかないんだビルチ、今回わ魔法としての戦いでほんなら僕わ魔法で勝つべきだった、だけど僕わお情けで許可された武術で勝ったんだ、だから今回わ負けでいいんだ」


リーナ「レイがそういうなら、もう」リーナわなんだか納得いかない様子だ


ザッカーが起き上がり、ザッカー「ちくしょー次わ負けねーからな!お前ら!いくぞ」と足早にグラウンドをあとにするザッカーとモブ


先生「さてと試合も終わったしお前ら、教室戻れー、授業やんぞ~」


その後わ普通に授業を行い一日を過ごした、???「ふぉ、ふぉ、ふぉ、今年わなかなか骨のある子が入ってきたようじゃのう、楽しみじゃのう、のう我が戦友でありライバルよ」


??「ははは、そんなこというなよ、俺わたまたま来てただけ、何にも見てないぜ」


???「そうか、それもよかろう、ふぉ、ふぉ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る