11月21日 サングリアテイスト アイスバー
なんだかひどくぼんやりしている。
寒さのせいか。こたつのせいか。
実際、日記に書くほどのことは何もしていない。
夕飯にはミールキットで、「揚げ鶏と根菜のゆずあんかけ」を作った。なかなか手間だったが、ゆず風味の餡が香り良く、この季節らしい美味しさである。
島根の大きな椎茸が残っていたので、また味噌チーズ焼きにした。おそらく以前にも書いた気がするのだが、どの日だったか記憶が無い。軸を取った椎茸のかさの中に、味噌・砂糖・酒を混ぜたタレを塗り、チーズを乗せてオーブントースターで焼くだけである。すこぶる単純なのに、この上なくジューシーで、旨味が濃いのが良い。
風呂上がりには、こたつでアイスを。
私は『シャトレーゼ』のアイスが好きである。季節ごとに様々な商品が発売され、そのどれもが期待通りの美味しさなのである。定番の「チョコバッキー」は外せない。似たような商品は他社にもあるが、あのチョコレートのランダムな入り方と、バニラアイスとのバランスは、「チョコバッキー」にしか無いものである。
アイスキャンデーの類が、個人的にはあまり好きではない方だった。だが、『シャトレーゼ』のアイスキャンデーはそんな価値観を揺らがせた。決してジャリジャリしないなめらかな食感と、溢れる果汁感。贅沢な味わいなのにお手頃価格。
そんなアイスキャンデーの中で、気に入っていたのだがしばらく店頭に無く、最近やっと再会できたのが「カクテル日和 サングリアテイスト」である。
アイスキャンデーでカクテルの味わいを表現した「カクテル日和」シリーズ、あくまでイメージなのでノンアルコールである。しかしその味はなんとも本格的。それもそのはず、自社ワインにも使用されているカベルネ・ソーヴィニヨン種の赤ぶどう果汁と 4 種のフルーツ(ストロベリー、ラズベリー、ブルーベリー、オレンジ)を使用し、その果汁・果肉率はなんと36%である。
袋から取り出せばなんとも美しい赤ワインの色合い。形は崩れないが、顎の力はほとんどいらない柔らかさである。ねっとりと濃厚な果物の風味が重層的に合わさって、口の中は確かにサングリア。この美味しさがたまらない。
こたつでぬくぬくと体を温めながら食べるアイス、この時期のささやかな幸福である。
明日は映画を観に行きたいが、どうなるやら。
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